2012年6月21日(木)
日本ファルコムは、9月27日にPS Vita用ソフト『イース セルセタの樹海』を発売する。価格は通常版が7,140円(税込)、イース生誕25周年記念パックが8,925円(税込)。
『イース』シリーズは、1987年にPC-8801にて第1作目『イース』が発売されて以来、数多くの作品が制作され、これまでに全世界累計で約400万本を販売している同社の代表作。アクションRPGの金字塔として、“イースアクション”と呼ばれるスピーディなアクションとドラマチックな物語が特徴のシリーズだ。
最新作『イース セルセタの樹海』は、『イース』が誕生してから25周年となる記念作で、『イース』シリーズの魅力をそのままにハイスピードな戦略的パーティアクションと手に汗握るバトル、PS Vitaならではのタッチ操作によるフォーメーション指示などの要素が盛り込まれた、まったく新しい『イース』になっているという。
ゴールドラッシュにわくロムン辺境の街キャスナン──
赤毛の青年が、鉱員や人足が行き交う中をさまよっていた。
その肩が荒くれ者の鉱員にぶつかり、因縁をつけられて、したたかに殴りつけられる。
「ここは一体どこなんだ? ……僕は……誰だ?」
青年がつぶやいた、その直後のことだった。
「おい、アドル、アドルじゃないか!」
不意に声をかけてきたのは銀髪で偉丈夫と言ってもいい体躯(く)の持ち主だった。
もちろん青年には見覚えがない。
風貌(ぼう)のわりに馴れ馴れしく、妙に軽薄な男は情報屋のデュレンと名乗った。
デュレンによると、どうやら自分の名前はアドル・クリスティンというらしい。
数週間前にこの街でデュレンと出会ったアドルは
地元の人間も滅多に踏み込むことのない“セルセタの樹海”へと旅立ち、
その後消息不明になっていたというのだ。
魔の領域と呼ばれる“セルセタの樹海”で一体自分に何が起こったのか?
なぜ自分は一切の記憶を失くしてしまったのか?
真相を確かめるため、アドルはデュレンとともに
禁断の地“セルセタの樹海”に再び挑む決意をするのだった――。
後の世に百余冊におよぶ冒険日誌を遺した稀代の冒険家。“セルセタの樹海”奥地を目指して旅立ったが、記憶を失ってしまう。自分の身に何が起きたかを知るため、デュレンとともに再び樹海に足を踏み入れる。
樹上集落コモドで暮らす、明けっぴろげで快活な少女だが、樹海で生き抜くための厳しさ、容しゃのなさもあわせ持つ。女性ながら狩りや戦士としての腕前は一流で、集落では一目置かれている。反面、長女らしく世話好きで細やかな気遣いを見せることも。
キャスナンの情報屋だが、なりゆきでアドルと行動をともにする青年。記憶を失う前のアドルとは、キャスナンの宿酒場で知り合ったらしい。面倒くさがりで奔放な性格だが、困っている人を放っておけないタイプ。
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