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2012年6月28日(木)

『DEAD OR ALIVE 5』はおっぱいの“もにゅっ”とした質感を実現!? 『バーチャファイター5FS』への公式回答も (インタビューその2)

文:電撃オンライン

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 ここからは6月6日にPSN/Xbox LIVE アーケードにて配信された『VF5FS』についてのインタビューをお届けする。PS3で遊べる『VF』としては、初めてオンライン対戦に対応した今作。また、他の人の対戦を観戦できるようになったのも大きなトピックだといえる。これらについて、開発陣に質問・疑問をぶつけてみた。

■通信環境を対戦に集中させるためにルームマッチの30秒待ちが必要だった

▲6月6日に配信されたPSN/Xbox LIVE アーケード用ソフト『VF5FS』。

――今作では複数人でロビーに集まってからのオンライン対戦もできるようになりました。このオンライン対戦について、ユーザーさんからの反応はいかがでしょうか?

羽田:概ね好評だと聞いています。

片桐:私もオンライン対戦を楽しんでいます。もちろん、ラグがないわけではないので、極限までこだわって対戦する人にはちょっと物足りないかもしれませんが、“カウンターヒット確認をして、それから何か行動をする”というレベルでは動けるので、ある程度までの腕の人なら十分に満足して対戦できるのではないでしょうか。最初はびっくりしましたよ。「しゃがパン(しゃがみパンチ)がヒットしてから反応できるじゃん!」って(笑)。

羽田:あとは通信状況によるところが大きいですね。もちろん遊ぶ時間帯だったり、相手の通信状況だったりといったものに引っ張られますが。

――とってもお聞きしたいことがありまして、あえてお聞きさせていただきます。部屋を作成して集まって対戦する“ルームマッチ”機能では、試合と試合の間に30秒の空き時間が必ず存在します。この仕様はなぜなのでしょうか?

▲ルームマッチでは、試合と試合の合間に必ず30秒の待ち時間がある。画面右上のタイマーがそれだ。

片桐:『VF5FS』のディレクターである村山に、この仕様について聞いてきました。これまでお伝えできる場がなかったので、これが公式回答と思ってもらって構いません。

 『VF』シリーズは対戦することだけに集中して作られたゲームですので、対戦するうえで最もよい環境を作ることに注力しています。そのため、試合に対して通信のトラフィックを全部使いたいんですよ。通信に影響してしまう余計なものを入れず、ラグなどを極力排除しようとしているのが、『VF5FS』のオンライン対戦の仕様なんです。

 試合中に他のプレイヤーが部屋に入れないのも、通信に影響する余計な要素を入れたくないからなんです。でも試合と試合の間にある程度時間がないと、他の人が入れませんよね。そこで設けたのがあの30秒なのです。

――なるほど、そうなんですね。ところで、もうすでに目標を突破したというお話を聞きましたが、こちらについてはいかがでしょうか?

▲目標突破の発表は、セガAM移植チームのTwitterにて行われた。

羽田:今回はゲーム本体と一緒に、10キャラクターのアイテムがセットになったものと、9キャラクターのアイテムセットになったものを、それぞれ販売しています。どちらも同価格(PS3版1,500円、Xbox 360版1200マイクロソフトポイント)でして、このアイテムがセットになったもののダウンロード数の伸びがかなりいい印象ですね。

 今回、ゲーム本編とアイテムを別売りという形にさせていただいたのですが、対戦だけがしたい人、アイテムも使って自分好みにカスタマイズしたい人など、それぞれがうまくかみ合ったのかなと思っています。あとは『VF』を久しぶりにやりたいと思ってくれた人が思った以上に多かった印象もあります。

片桐:ユーザー層が、現役でバリバリやっている方と昔やっていた方、他の格闘ゲームをメインで遊んでいる方、新規の方と多種多様な方々に支持されていて、発売してよかったという気持ちでいっぱいですね。

――ちなみに今後、アイテムを追加していくような展開は考えられているのでしょうか?

羽田:未定ですね。家庭用の『VF5FS』では、ごく一部を除いてアーケード版のアイテムがすべて入っているので、まずはそちらで遊んでいただければ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

――それでは最後に『DOA5』を心待ちにしているファンに向けて、メッセージをお願いします。

片桐:今回はユーザー目線で見させてもらっていることが多くてメッセージになるかわかりませんが、『DOA5』のアキラは、これまでのアキラでもありながら、実は新しいアキラでもあります。ですので、新しいアキラやサラが『DOA』で遊べます! ぜひプレイしてみてください! このコラボをきっかけに、『VF』プレイヤーが『DOA』に触れてみようかなと思っていただければうれしいですね。

羽田:『VF』としてもコラボをガッツリとやっていただく機会がこれまでなかったので、『DOA』の画面に『VF』キャラが出ているだけで、スゴイことが起きてるなと感じました。これを機に、格闘ゲーム業界が盛り上がっていくといいですよね。

新堀:『DOA』ファンの方にはもちろんですが、『VF』ファンの方にもぜひプレイしてほしいです。『DOA』において『VF』プレイヤーは強いのかとか、ディレクター的にはすごく興味があります。

早矢仕:「『VF』のキャラクターが『DOA』に出てくれたらいいよね」という、なんの作戦もないままにセガさんに話を持ちかけたのが、このコラボの始まりでした。まさか本当に実現するとは思いませんでしたし、相乗効果ですごくいい形になっています。Team NINJA内の『VF』好きが集まって、みんながそれぞれの思いをぶつける形でいい方向に仕上がっているのではないでしょうか。

 ここで1つエピソードがありまして、途中から開発に合流したあるスタッフが、『VF』とのコラボのことを知らなかったんです。そこで開発中の画面を見て、まだアキラのシルエットしかなかったんですが、やはり動きとか見る人が見るとアキラだとわかる状態になっていて、そのスタッフが「見てはいけないものを見てしまった」と別の開発スタッフに相談したらしいです。そのぐらい、今回のコラボは大きな事件になっています(笑)。

 とにもかくにも、『DOA5』を触ってみてほしいです。見た目だけではないということは今回のインタビューでお伝えした通りですので、ぜひ『VF』プレイヤーの方にも触っていただければと。よろしくお願いいたします!

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Akira, Sarah characters (C)SEGA.
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