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2012年7月6日(金)

【週刊AW】ハルユキや黒雪姫たちの“等身大の青春”を! 『アクセル・ワールド』制作陣座談会の後半をお届け

文:電撃オンライン

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――アスキー・メディアワークス創立20周年記念タイトルに、自らが執筆している2作品が選ばれた時のお気持ちを聞かせていただけますか?

川原うれしいという気持ちと荷が重いという気持ちでいっぱいでした。この2作で、今年のアスキー・メディアワークスの“メディアミックス力”を相当食ってしまったと思っていて、とても責任重大と感じました。それだけ注力してもらったのですから、僕もきちんと責任を果たしたいなと。

――二見さんも、この20周年記念タイトルのゲーム化ということは意識されているのでしょうか。

二見めちゃくちゃ意識しているに決まってるじゃないですか!(笑) 最近は小説からアニメになって、そこにゲームをという流れが多いですよね。今回は『アクセル・ワールド』と『ソードアート・オンライン』の2作をきちんと作って、ファンの皆さんに届けたいと考えています。

――二見さんの作品というと、AVGという印象が強かったのですが、今回の2作ともジャンルが異なりますよね。これは二見さん的には挑戦も含まれているのでしょうか。

二見挑戦というか、「どのジャンルがそれぞれの作品にマッチしているのだろう」と考えた結果になります。例えば『ソードアート・オンライン』がただのAVGだったらプレイしてみたいと思います? やっぱりMMORPGの雰囲気を楽しみたいじゃないですか。それに今回の2作とも開発会社が異なりますので、それぞれの味のようなものも表現できるんじゃないかと思います。

――今回の2作のテーマというのは?

二見『アクセル・ワールド』は“青春”です。等身大のハルユキや黒雪姫たちの物語を描いていきたかったんです。『ソードアート・オンライン』は“俺TUEEE、俺の嫁TUEEE”です(笑)。ぜひアスナや他のキャラとコンビを組んで、俺TUEEE感を体験してもらえればなと思います。

川原最近はラノベ分野でも「俺TUEEE」という言葉を聞きますけど、これは元々MMORPGから生まれた言葉なんですよ。ですから、これこそ原点回帰みたいな感じで(笑)。

――最後の質問に行く前に1つだけ。少し話は変わりますが、現在川原先生が気になっているコンシューマゲームはなんでしょうか?

川原『重鉄騎』です(※インタビュー収録時には未発売)。Kinect対応作品とのことなので、どんな操作方法になるのかすごく興味があります。それにPVを押井守監督が制作なさっているじゃないですか。押井監督は映画『アヴァロン』などでバーチャルワールドを描いたパイオニアだと思っていて、監督の作品から影響を受けた部分が自分にはかなりあるんですよ。

――ありがとうございます。それでは最後に両作品のゲームを楽しみにしているユーザーにメッセージをお願いします。

二見川原先生の2作品のゲーム化を担当させていただくということで、精一杯両作品が持つ魅力をゲームにも落とし込んでいきたいと思います。新しい情報もどんどん出していきますので、期待してお待ちください。

三木そもそも『アクセル・ワールド』『ソードアート・オンライン』ともに小説が媒体とは言いつつも、ゲームが好きな川原さんが思いを込めて作った作品です。ですので、そこから派生したゲームやアニメにも、川原さんの純粋なゲーム愛が詰まっています。原作やアニメファンの方もぜひゲームをプレイしてもらえればと思います。

川原『アクセル・ワールド』のアニメが折り返しを迎え、『ソードアート・オンライン』のアニメは放映開始となります。原作も7月10日に『ソードアート・オンライン』の10巻が登場します。そして『アクセル・ワールド』の最新12巻も8月10日に出ます! ゲーム化も相まって僕の作品の世界がさらに広がってくれると信じています。作者にできるのは原作を書くことだけなのですが、極力アニメにもゲームにも協力していこうと頑張っていますので、3つのメディアそれぞれを楽しんでください!


『アクセル・ワールド ―銀翼の覚醒―』

【次回予告】2回にわたって制作陣のコメントをお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか? 

 さて、次回からはいよいよゲームの情報をいろいろとお届けしていく予定です! 現在、アンケートで要望の多かった声優陣へのインタビューも検討中です。こちらもお待ちくださいませ~。また本日、『アクセル・ワールド -銀翼の覚醒-』公式サイトが更新されております。ぜひぜひご覧くださいね。

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(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/AW Project (C)2012 NBGI
※画面は監修中及び開発中のものです。

データ

▼『アクセル・ワールド -銀翼の覚醒-』ダウンロード版
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PSP
■ジャンル:SLG
■発売日:2012年9月13日
■希望小売価格:6,280円(税込)

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