News

2012年9月20日(木)

なぜ彼女たちはヒロインになれなかった!? 『流行り神』の女性陣に開発スタッフがちょっぴりダメ出し【電撃日本一】

文:電撃オンライン

 日本一ソフトウェアの設立20周年を記念する特設ページ“電撃日本一ソフトウェア”の連載コーナーとなる、開発スタッフのコメントつきで名キャラクターを紹介していく“キャラクター辞典”。

 今回は、前回に引き続いて『流行り神』シリーズのキャラクターをチェック。『流行り神3』のディレクターであり、20周年記念タイトルの1つ『特殊報道部』でプロデューサーを務める簗瀬涼司氏のコメントともに、個性的な登場人物たちを紹介していく。


『流行り神』

『流行り神 警視庁怪異事件ファイル』
・発売日:2004年8月5日
・対応機種:PS2
・ジャンル:AVG
・希望小売価格:6,090円(税込)
[備考]
・スキップ機能など、改良を加えた廉価版がPS2で発売
・グラフィックの追加やシステムに改良が加えられた廉価版がPSPで発売
・シナリオが追加されたDS版が発売
・日本一GAMES、app storeSから携帯端末版『現代異聞 流行り神』が配信中
・シリーズタイトルが『3』まで展開


【犬童蘭子】

『流行り神』

―仕事をさぼりギャンブルにいそしむ、警察史編纂室の主―

 怪しげな大阪弁を話す警察史編纂室の女性警部。風海たちの上司にあたるが、事件には興味がない素振りを見せて、日々公営ギャンブル(競馬やパチンコ)にいそしんでいる。まれに捜査に行き詰まった風海にアドバイスをすることがあり、オカルトの知識を持っている節もうかがえるなど、謎の多い人物。その正体は、『流行り神』の隠しシナリオで知ることができる。

『流行り神』 『流行り神』
▲風海たちの上司である犬童蘭子は、気の抜けた関西弁をしゃべり、いつもぐうたらしている昼行燈のようなキャラクターだ。▲部下である風海たちの前では寝ながらテレビを見るか公営ギャンブルをするかという姿がほとんどで、仕事はまったくやる気がない様子。

●開発スタッフからのコメント:犬童蘭子編

 ひょうひょうとして、サボってばかりで働かず、しかし裏では退魔師として命をはった戦いをしていて、風海純也たちのサポートをしていたりと、肝っ玉母さんって感じでしょうか。

 口では何でもない振りをしたり、皮肉めいたことを言ったりと、ふと姿を消して誰も知らないところで傷を負いながらも働いていたりと、かっこよすぎてたまりません。退魔編だけでなく、彼女の活躍はもっとあるべきでしょう。(簗瀬)


【霧崎水明】

『流行り神』

―オカルトの知識が豊富な民俗学の講師―

 三流大学・須未乃大学で講師を務める民俗学者。オカルトに深い造詣を持ち、風海たちがかかわる怪異事件の解決の糸口とも言える情報を多々提供してくれる。

 霧崎は中学生の時に両親を失い、風海の家族に引き取られた。それ以来、2人は兄弟同然に育てられ、風海は霧崎を“兄さん”と慕っている。

 なお、『流行り神』では霧崎が中学時代に体験した、電話ボックスで未来を教えてくれる“さとるくん”に関するストーリーをプレイできる。

『流行り神』 『流行り神』
▲幼いころから一緒に暮らしてきた風海にとって霧崎は兄弟のような存在。風海は霧崎のことを実の兄のように頼りにしている。▲オカルト肯定派と否定派という対局に位置してはいるが、霧崎と式部人見は大学時代からの友人。意見が衝突することもあるが、お互い認めあっている。

●開発スタッフからのコメント:霧崎水明編

 彼は、もっと奇人変人ぶりをやらせるべきだった。弟である純也のために、真面目に働きすぎですね。

 もっと都市伝説を追いかけて、それ以外のことなど切り捨てるくらいのキャラクターのはずなのに、純也がいるから、という理由で水明兄ちゃんはよい人ぶった行動をしてしまうのです。あと人見さんもですね。

 純也と人見がいなければ、水明さんはもっとトンデモな人物になれるはずなんですよ。(簗瀬)


→2人の女性キャラと謎多き怪人物・道明寺を紹介!(2ページ目へ)

(C)2004-2009 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
(C)2007-2009 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
(C)2009 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.

1 2

データ

関連サイト