2012年9月22日(土)
──今回のシングルプレイ体験版は、ヘリ攻撃の場面で終了しますが、ここで改めてシングルプレイのストーリーについて聞かせてください。
今回のゲームでは、国際的なテロ・ネットワークを追跡し、“PETN”と呼ばれる危険な爆発物を用いた爆破テロの脅威を防ぐことが目的となります。ちなみに“PETN”とは実在する爆発物で、“シュー・ボマー”と呼ばれる犯人が靴の中に隠して航空機内に持ち込もうとしたことで知られるものです。本作では、こうした現実の事件や作戦から、さまざまな形でインスピレーションを得ています。
──前作の『メダル オブ オナー』ではアフガニスタンだけが舞台となっていましたが、今回はフィリピンのバシラン島やアフリカのソマリアといった具合に、世界各地へと舞台が拡大した理由は?
最初から舞台の拡大を狙っていたわけではなく、“テロ・ネットワークの追跡”という今回のストーリーを作り上げていくあいだに、自然とスケールが大きくなっていきました。でもそのおかげで、世界各地のバラエティに富んだ戦場を描くことができましたし、アメリカだけでなく同盟各国の“ウォーファイター(精鋭部隊)”を登場させることができました。
──今回はシングルプレイの様子を見せてもらいましたが、ゲームにはマルチプレイも収録されていますよね?
もちろんです! 現在では、マルチプレイの存在しないFPSなど考えられませんから。本作のマルチプレイでは“グローバル・ウォーファイター”というコンセプトを導入しています。プレイヤーは10カ国を代表する、12種類のエリート特殊部隊を使用して対戦することができます。
マルチプレイにはもうひとつ、“ファイアチーム”という特別なコンセプトを導入しています。マルチプレイでは常に2人でチームを組んで戦うことになるのですが、これは現実世界での特殊部隊の戦闘スタイルを、忠実に再現したものとなります。2人でチームを組むことによって、リスポーンや敵の発見、弾薬の補充など、さまざまなメリットを受けることができます。
また同じ2人チームでも、それぞれが互いに異なるクラスを選択することで、数千通りもの組み合わせで戦うことができます。しかもマルチプレイには、最初から35種類ものマップが用意されているので、プレイヤーは長期間にわたって本作の対戦を楽しむことができるはずです。
──では最後に、日本のゲームファンに向けて、他のミリタリー系FPSにはない、本作ならではの特徴をアピールしてください。
現実らしさを伝える“リアリティ”こそが、『メダル オブ オナー ウォーファイター』の最大の特徴です。実際に戦闘を体験してきた特殊部隊メンバーと綿密に話し合いを重ねて、現実の戦闘ではいったいどのように行動するかという内容を、ゲームの中へ忠実に反映しています。その点こそが、この作品が他のFPSとは一線を画している点だと断言できます。
──ありがとうございました。
記事の冒頭にも紹介したように、今回解説してくれたシングルプレイの体験版は、東京ゲームショウ2012会場のセガブースで、実際に試遊することが可能だ。本作の持つ“戦場のリアリティ”を、ぜひ自分自身で体感してほしい!
■東京ゲームショウ2012 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2012年9月20日~21日 各日10:00~17:00
一般公開日……2012年9月22日~23日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料
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