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2012年11月6日(火)

これはもはや“歴史大河ドラマ”──プレイしたからこそ断言できる『アサシン クリードIII』は史上最大級のオープンワールドACTだと!

文:イトヤン

“フリーラン”の気持ちよさはそのままに
さらに奥深くなった“戦闘”の攻防!

 “歴史大河ドラマ”としての物語のスケール感はさておき、「ゲームとしての遊び応えはどうなんだ?」と気になるのは当然のところです。この点でも『アサシン クリードIII』は、従来のシリーズと比べてもはるかに上回るほどボリューム満点なのだからオドロキです!

 『アサシン クリード』のゲームプレイと言えば、建物の壁や屋根まで縦横無尽に移動できるフリーランと、さまざまな武器を使いこなして繰り出せる多彩な暗殺アクションが最大の魅力です。その点は今作でも変わりませんが、『アサシン クリードIII』では市街地に加えて未開拓の大自然である“フロンティア”が舞台になったことで、木の枝を伝って移動できる“ツリーラン”が可能になりました。

『アサシン クリードIII』
▲“フロンティア”の森の中で木の枝を伝って移動すれば、敵兵士に気付かれないように接近し、頭上から襲撃を仕掛けるといったことも可能になる。

 また暗殺アクションでは、トマホークやロープダートといった新たな武器も加わっています。ちなみに戦闘の攻防では、単純にカウンターを狙っていくだけでは通用しなくなっており、攻撃を受け止めた後に、どう反撃して相手の体勢を崩すのかをしっかり考えて戦う必要があります。戦闘の難易度はやや高くなった反面、攻防のおもしろさをより味わうことができるようになったと言えるでしょう。

『アサシン クリードIII』
▲これまでのシリーズでは、カウンターが発動すれば自動的に敵を切り伏せることができたが、今作では相手の攻撃を受けた後、カウンター攻撃をどのように繰り出すかを自分で入力する必要がある。

■多彩な“サイドクエスト”の充実度は
従来のシリーズ作をはるかに超える!

 これまでのシリーズ、特に『アサシン クリードII』以降の作品では、メインストーリーとなる暗殺ミッション以外にもオープンワールドACTならではのサイドクエストが非常に充実していました。『アサシン クリードIII』のスゴいところは、従来までのこうしたサイドクエスト要素を受け継いだうえに、さらに本作独自の新たなゲームプレイが大量に用意されているという点にあります。

 例えば、これまでのシリーズでは一般市民をスカウトしてアサシンの弟子として育成し、戦闘時に呼び出したり、周辺地域を制圧するために派遣したりすることができましたが、『アサシン クリードIII』でも多少システムは異なるものの、弟子の育成が可能になっています。また、拠点の整備や資金稼ぎといった要素は、本作ならではの世界観にマッチした新たなシステムとして取り入れられています。

 コナーはボストン郊外の“ホームステッド”に住むアサシンの老人、アキレスのもとで修行し、彼の屋敷を拠点として活動しています。コナーが“ホームステッドミッション”をクリアすることで、屋敷の周辺に大工や猟師といったさまざまな技術を持つ入植者が定住するようになり、彼らの技術を用いて拠点を発展させたり、アイテムを生産して取引することが可能になるのです。

『アサシン クリードIII』
▲ホームステッドが発展していくにつれて、自然のままの森だった場所に家が建ち、定住者が増えていく。こうした部分でも、アメリカ開拓の歴史が再現されている。
『アサシン クリードIII』
▲木材や動物の毛皮といった原材料は、入植者の職人を雇って加工することでアイテムにすることができる。弓矢など消耗品の補充に使える他、アイテムを取引して資金に換えることも可能。

 ここまででも十分に遊び応えのあるサイドクエストがそろっていますが、『アサシン クリードIII』に用意されているゲームプレイは、まだまだこんなものではありません。次のページでは、さらに極めつけの要素をご紹介しましょう!

→山も、海も、僕らの遊び場!(3ページ目)

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