2012年12月8日(土)
小説『ソードアート・オンライン』や『アクセル・ワールド』を執筆する川原礫先生の著作の累計部数が、12月10日に発売される『ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング』の発行をもって1,000万部を突破する。
川原先生は第15回 電撃大賞小説部門で<大賞>を受賞し、2009年2月に大賞受賞作『アクセル・ワールド』で電撃文庫よりデビュー。その後、自身のウェブサイトに掲載していた『ソードアート・オンライン』を電撃文庫より刊行している。それぞれの部数は『ソードアート・オンライン』が累計700万部を突破、『アクセル・ワールド』が累計310万部を突破とのこと。そんな川原先生のコメントは以下の通り。
▲『アクセル・ワールド』の表紙。 | ▲『ソードアート・オンライン』の表紙。 |
■川原礫先生コメント■
小説を書き始めて11年が経ちます。
そのうち7年間は、アマチュアの書き手として、いわゆるネット小説を個人サイトで発表していました。限られた数の読者さまのために連載を続け、掲示板に書き込んでいただける感想だけが心の支えでした。
8年目となる2008年に、やはりネットに掲載した作品で第15回電撃小説大賞<大賞>をいただき、翌09年2月にプロデビューすることができました。それからの4年間はあっという間に過ぎ、特に今年は2作品のTVアニメ化もあって実に目まぐるしい日々で、このたびの累計1,000万部到達の報にはうれしさと同時に呆然たる気分を味わっています。
こうしてコメントを書いていてもなかなかに実感の難しい数字ですが、1冊の本を通して1人の読者さまとつながっているのだということ、それはネット小説時代となんら変わらないのだということは常に意識していたいです。今後も、読んでくださる方が楽しめる本を、とそれだけを考えて書き続けようと思います。今まで私を支えてくれた家族、応援してくださった読者さま、チームを組んで共に戦ってくれたイラストレーター氏と担当編集者氏に深く感謝します。
ありがとうございました。
どちらの作品もTVアニメやゲーム化されるなど人気の作品となっている。まだ読んだことがないという人は、ぜひこの機会に川原先生の作品に触れてみてもらいたい。
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