2013年2月4日（月）
この緊張感はまぎれもなく“本物”!! 『The Last of Us』メディアセッション＆世界最速試遊レポート
台湾・台北市で開催された『台湾国際ゲームショウ2013』。この会期中にアジアメディア向けに行われたSCEのソフト戦略発表会“The PlayStation Asia Media Session at Taipei Gameshow”にて、全世界で初となる『The Last of Us（ザ・ラスト・オブ・アス）』のハンズオンがメディアの前に登場した。
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ハンズオンの試遊に先駆けてNaughty Dogのエリック氏によるゲーム概要の解説が行われた。まずはその様子をお伝えする。
■ゲームをしながら映画を見ている感覚と映画に介入する感覚を与えたい
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| ▲開発を担当しているNaughty Dog InteractiveのEric Monacelliさん。 |
ハンズオンイベントをアジアで行うのは今回が初めての機会。アジアのメデイアとこうして交流ができ、すごくうれしい。今後も交流を深めていきたいと思っています。
本日みなさんに体験してもらいたい部分は、最新ビルドのOutskirt（郊外）の部分です。今はゲームの最初の段階しかまだ完成されていませんが、このデモのバージョンだけでも、このゲームがどういったゲームなのか、みなさんに理解していただけると思います。
『アンチャーテッド2（日本名：アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団）』の開発終了後、Neil（Neil Druckmann クリエイティブディレクター）とBruce（Bruce Straley ゲームディレクター）は、新しい世界観で新しいNaughty Dogのゲームを開発したいと、社内で『The Last of Us』の開発チームを作りました。
このゲームのポイントはいくつかあります。プレイできる（ステージの）環境はバラエティに富んでいるし、精緻な美術設計、他の会社よりも優れた技術を採用して開発されています。ただ、『The Last of Us』はあくまでもキャラクター主導で物語が展開する作品。ゲームをしながら映画を見ている感覚と、自分が操作することでその映画に介入できるという感覚を与えたいのです。
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『The Last of Us』は『No Country for Old men』という映画からアイディアが生まれました。その他にも『Chirdren of Men』、コミック『The Walking Dead』や 小説『City of Thieves』、ノンフィクション の本『The World without Us』、『The Last Town on Earth』（1940’s and 1950’sドキュメンタリー）からもインスパイアされています。これらの作品に共通している点は、充実した物語と強烈なキャラクターを中心に進んでいく物語ということです。
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ゲーム内では、荒廃後の世界で長い時間がたち、自然の世界に戻るところをみなさんにお見せしたい。人間が完全に見捨てられた世界ですが、周囲の自然はあいかわらず美しい。廃墟と自然の美しさのコントラスト、暗闇、激しさ、緊張感と愛、忠誠、贖罪の強いコントラストを感じてください。
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『The Last of Us』ではサバイバルアクションの新たな形を表現したいと思っています。心と魂でつながるキャラクター主導の物語、実際の根拠に基づいたリアリティある舞台、そして激しく生々しい、奮い立つような殴り合いや銃撃戦です。
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この世界は資源が限られており、1発のパンチ、1発の弾丸にも相応の重みがあります。生き残ることが一番の目的となったとき、プレイヤーとほかのキャラクターが出会うとどんなことが起こるか、その緊張感を感じてほしいのです。
ゲームはパンデミック（伝染病流行）が始まってから20年後が舞台。開発の過程で、20年間政府がない国をどうセッティングするかを考えました。見捨てられた世界で、水も食物もない中で人類はどんな行動をとるか（野蛮になるか、平和に生きるか）、どんな変化が起きるのか？ 感染者はどんな行動をとるか？ 感染者と（資源を奪い争う）感染されてない人間のどちらのほうが悪なのか？ ぜひ想像してみてください。
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(C)Sony Computer Entertainment America LLC. Created and developed by Naughty Dog, Inc.
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