IFルートへの条件やDLCの一端が判明!? 『真・三國無双7』開発者トークイベントでさまざまな新情報が明らかに

文：電撃オンライン

　コーエーテクモゲームスから、2月28日に発売されるPS3用ソフト『真・三國無双7』のトークイベントが、東京にあるヤマダ電機 LABI1 池袋 モバイルドリーム館にて開催された。

　本作は、シンプルな操作で多数の敵を撃破する“一騎当千の爽快感”を味わえる『真・三國無双』シリーズの最新作。多数の新キャラクターの参戦や、これまで以上にドラマティックなストーリー展開により、誰もが楽しめる作品になるという。新アクションシステムや、やりこみ要素なども用意される。

　イベントには、鈴木亮浩プロデューサーと宮内淳ディレクターが登場。発売を約2週間後に控えた本作のシステムや開発時のエピソードなどを集まったファンに話した。

▲宮内ディレクター（左）と鈴木プロデューサー（右）。

　まず鈴木プロデューサーは、11月から駆け足で情報を出してきたことを説明。最近では勢力別の映像を出しているが、まだ新情報は終わりではないようで、「来週にも新情報があるので、楽しみにしてほしい」と、発売を待つユーザーを盛り上げるような発言をした。

　今作のストーリーモードは勢力ごとに用意されている。シナリオは書き下ろしで、新武将の追加でより深みが増しているとのことだ。さらにIF要素もあり、プレイによって歴史を変える展開も多数あるという。「長くたくさん楽しんでいただけると思います」と、鈴木プロデューサーは力強く宣言した。

▲ボリュームがあるというストーリーモード。新たな武将が加わった物語が展開する。

　新キャラは全部で10人用意されている。今作ではシリーズを通してファンから要望の高かった武将が参戦。晋はキャラ数がもともと少ないため、今回3人を追加したことが鈴木プロデューサーの口から補足された。

▲楽進		▲李典		▲魯粛		▲韓当

▲張苞		▲関興		▲関銀屏

▲張春華		▲賈充		▲文鴦

　アクションについては、宮内ディレクターが説明。前作『6』で追加された武器を交換するヴァリアブル攻撃に、より深みを与えているのが、本作の新アクションだという。武将戦には、“ストームラッシュ”と“ヴァリアブルカウンター”という2つの新要素が盛り込まれている。これを使うために、武器に3すくみの設定があるのだが、これは難しい要素ではなく直感的にやれることをアピール。「新しい要素は新たな無双乱舞だ、くらいにとらえてプレイしてほしい」と付け加えた。

▲今作でも、2つの武器を戦場に持ちこめる。状況に応じて自由に切り替えることができ、切り替え時に特殊な効果を持つ強力なヴァリアブル攻撃が発動する。

　新武将のなかで、思い入れのある武将を聞かれた2人。鈴木プロデューサーは、呉の軍師・魯粛をチョイスした。その理由は見た目がダンディなうえに、今までにないタイプの軍師として描いているからだという。魯粛の追加によって、呉の4都督がそろい、物語に深みが増していることも理由の1つのようだ。

　一方の宮内ディレクターは、晋の文鴦を挙げる。趙雲のように強いという正統ヒーローなこと。さらに背負うものが多い司馬一族に対して、文鴦はストレートにカッコよさを描けたために気にいっているようだ。

▲開発スタッフ2人が選んだ、お気に入りの新武将。プレイする際にはチェックしてみては？

　ストーリーモード以外には、フリーモードが追加。今回のストーリーモードのステージは、複数の武将からプレイするキャラを選択する。選んだ武将に応じて進軍ルートが異なるため、フリーモードで気軽にさまざまなキャラを遊んでほしいという意図があるようだ。

　将星モードは、自分の基地を発展させていくやりこみモード。本作では武器の収集にかなりやりごたえがあるという。入手した武器は3すくみの属性に加えて、追加ダメージや速度上昇などの性能が付与されている。将星モードでは、武器を鍛錬して強くしていくことが可能。宮内ディレクターによると、開発スタッフの中でも「止めどきがわからない！」と没頭してしまう人が続出したという。

▲連戦を続けていくと難易度が上がるが、報酬が増していく将星モード。わかりやすくやり込めるモードだと、宮内ディレクターは語っていた。

　開発中のエピソードを聞かれた鈴木プロデューサーが話したのは、“新武将の選定”について。要望が多くあるため、取捨選択するのには頭を悩ませたという。もう1つは、多彩な武器系統。前作『6』では36系統を用意していたが、武将の数が多いために、同じ武器を得意とする武将が存在した。本作では武将数と同じ数だけ武器系統があるという。そのため、同じようなアクションにならないように、気を配ったことが明かされた。

　宮内ディレクターは“ディファードライティング”という新技術に苦労したという。忙しいアクションゲームで複雑な光源を実装するのに必要な技術で、海外ではメジャーに使われている。本シリーズをてがけるω-Forceとしては、チャレンジするきっかけがなかったが、今作を機にチャレンジ。しかし、なかなかうまくいかなかったようで「鈴木プロデューサーをやきもきさせたかと思います」と語った。鈴木プロデューサーも笑いながらうなずいていたが、チャレンジは成功し、これまでにないリアルな描写を実現している。

次のページで実際にプレイしながらシステムを解説！

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• 『真・三國無双7』公式サイト