2013年2月28日(木)
さまざまな魅力を持った本作で、特に大きな醍醐味となるのは、やはりバトルシステムです。今回搭載されたのは、壮絶なる空中戦が可能になったARC-LMBS(エアリアル・チェイス-リニアモーションバトルシステム)。高速空中戦が特徴だったオリジナル版をさらに進化させたもので、バトルフィールドは完全3D化され、フリーランで自由な移動が可能になりました。
さらに、新システムのチェイスリンクにより、空中を縦横無尽に動き回るスピーディなバトルを体験することができます。通常攻撃や術技など、操作の基本はこれまでのシリーズ同様ですが、お手軽かつ簡単操作で派手な空中戦ができるようになり、爽快感はさらに増しています。ここでは、その中でも特にポイントとなる2つのシステムについて紹介しましょう。
![]() |
---|
![]() |
![]() |
|
---|---|---|
▲術技はTP以外にTC(テクニカルカウンタ)を消費。1回の攻撃につき1消費し、これが残っている限り連続で術技を繰り出せる。TCは何もしないでいると回復するので、うまく緩急をつけて攻撃していくことがポイントになる。 |
攻撃の要となるシステムが、チェイスリンクと呼ばれるものです。バトル中、敵を攻撃を続けると、その敵に紋章のようなマークがついてチェイスリンク状態にすることができます。この状態になったら、敵を吹き飛ばすブレイク攻撃と、その敵に一瞬で追いつくチェイスムーブという、2つの特殊な攻撃が可能となります。
まずブレイク攻撃とは、通常攻撃の最後に出る吹き飛ばし攻撃で、これを食らった敵は、はるか空中高くに吹き飛ばされてしまいます。そこへすかさずチェイスムーブを出すことで、まるでワープするかのように一瞬でその敵に追いつき、そして追撃できるのです。皆さんもアニメやコミックで見たことがあると思いますが、“自分が吹っ飛ばした相手に追いついて、また攻撃する”というアレを、そのままゲームで体験できるのです。しかも、ブレイク攻撃(◎ボタン)からチェイスムーブ(□ボタン)まで、わずか2ボタンで完了する簡単操作。アクションが苦手な人でも、迫力のある戦いを楽しむことができます。
さらに、これに付随して、チェイスフィニッシュとクロスチェイスという2つのシステムが存在します。チェイスフィニッシュとは、ブレイク攻撃の際に○ボタンを長押しすることで、通常よりも威力の高い攻撃を出せるというもの。しかし、チェイスリンク状態は、そこで終わってしまいます。
一方、クロスチェイスは、絆の深まった仲間の顔アイコンをタップすると発動する技で、これを使うとチェイスリンクの時間が延長されます。大ダメージを与えてチェイスリンクを終わらせるか、引き伸ばしてさらに追撃するか、これを戦況に応じて使い分けることができれば、さらに高度な駆け引きが可能となってきます!
![]() |
![]() |
---|
![]() |
---|
▲吹き飛ばした敵に追いつき、さらに連続攻撃と、めまぐるしくバトルフィールドを動き回ることになる。 |
スピルドライブは、画面左側にあるスピルゲージをためて、Lボタン+方向キーを押すことで発動する特殊モード。スピルドライブ中は、一定期間ステータス上昇などの効果を得ることができます。また、スピルゲージの量と入力するキーで発動レベルが変化し、それに応じて効果も追加されていくのです。もちろんレベルが高いほうが効果が高いのですが、最大(レベル4)までためるのは時間がかかります。どこまでためて発動するか、その使いどころがポイントとなります。
また、シリーズではおなじみとなった秘奥義や合体秘奥義も、このスピルドライブが必要になってきます。具体的には、秘奥義はレベル3、合体秘奥義はレベル4の状態でないと使えません(他にも条件はあります)。対ボス戦などでは、このスピルドライブの使い方が非常に重要になります。
![]() |
![]() |
|
---|---|---|
▲ゲージは次の戦闘に継承できるので、ボス戦に備えて温存したいところ。ちなみにレベルいくつまでためられるかは、プレイの進行状況に応じて増えていきます。レベル4ともなると、合体秘奥義使用可能+全ダメージ無効化+物理や術の攻撃力が50%上昇+チェイスリンクになりやすくなるなど、凄まじい効果に! |
→初回特典の『テイルズ オブ インフィニットエボルブ』をレビュー(4ページ目へ)
(C)いのまたむつみ
(C)2013 NAMCO BANDAI Games Inc.
(C)2013 Sony Computer Entertainment Inc.
データ