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2013年3月9日(土)

夜の『ロード オブ ヴァーミリオンIII』メディア体験会プレイレポート! アーケードゲームライターが贈る本作の遊び方

文:梅津爆発

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■マナを増やして強力な使い魔を召喚せよ!

 ここからは、実際に私が行った行動に合わせて『LoVIII』のシステムも簡単にですが解説していきましょう。戦いが始まって最初に行ったのは、マナタワー制圧のためのユニットを召喚することです。

 『LoVIII』では“使い魔の召喚”“出現している使い魔の覚醒”“アーツの使用”にマナを使うため、とにかくマナの確保が大事! 使い魔に“マナ吸収”を指示して速くマナをためるためにも、“マナ吸収”が可能なマナタワーは最初に占拠するのがベターなようです。最初からフィールドに出現しているプレイヤーキャラクターと合わせて合計3体で近くにあるマナタワーを制圧し、すぐに“マナ吸収”を指示。こうしておけばマナがガンガンたまっていきます。

『ロード オブ ヴァーミリオンIII』
▲味方全員が同じマナタワーで“マナ吸収”をしているところ。さすがに4人が一カ所に集まると、ユニットの数が多いですね! HPのバーが青いユニットが私のです!!

 10マナたまった時点ですぐに10コストの使い魔を召喚(制圧したマナタワー上では、ユニットの召喚が可能になるのです)し、その使い魔も“マナ吸収”に参加。もちろんこの間も、画面(主にミニマップ)からは目を離さずに、敵が攻めてこないかをチェックしています。この時間は、じっくりと我慢のときですね。

 マナが70になったところで“SRイージス”を召喚! コスト10の使い魔“ロロ”の能力値がATK5、DEF15なのに対し、コスト70のイージスはATK60、DEF160と圧倒的!! このイージスを召喚するために、今までコツコツとマナをためていたのでした。

 そんなイージスで、まずはこちらのアルカナストーンを破壊していた敵をサクッと倒し、続いて中央のマナタワーに集まった敵の迎撃に向かいます。ATK70、DEF70のカリガリ博士だって、イージス様の相手じゃないぜぇ。さらにマナが70たまるたびにイージス様を覚醒、超覚醒でパワーアップさせていたら、最終的にはATK190、DEF290というバケモノが完成しました~。

 そんなバケモノが止められるわけもなく、そのまま勝利! コスト10使い魔が一瞬で散って行くのは爽快でしたね。総合順位は……上位でした! たしか(覚えてないのかよ)!

■コスト90のヨルムンガンドは……普通に強かった!

 何度かスタッフオススメデッキを使ったあと、いよいよ自分でデッキを組むことになりました。「低コストをまとめた速攻系がいいかな」とか「種族を統一してアビリティを生かそうかな」などと短い時間ながらもいろいろ考えましたが、「やっぱりコスト90のヨルムンガンドで暴れたい!」という結論に。とにかくヨルムンガンドを早く召喚するため、マナ吸収用の低コスト使い魔をたくさん入れた結果、以下のようなデッキが完成しました。

『ロード オブ ヴァーミリオンIII』 『ロード オブ ヴァーミリオンIII』
▲ものの見事に低コストばかり! コスト20のジェヴォーダンはマナ吸収速度が上がる“マナヘイスト”のアビリティを持っていたので採用。▲このデッキの主役のSRヨルムンガンド。ATK140、DEF120で、さらに周囲に味方が1体もいないときに攻撃力と防御力が上がるアビリティを持っていて、コスト90に見合った強さがあります。

 実際に使用した結果は……ヨルムンガンドさん大人気でした! コスト90の使い魔を参加者8人中5人も入れてましたぜ! 覚醒するとATKもDEFも200以上になるから恐ろしい!! しかも周囲に味方がいないと能力値が上がるし、手がつけられない! そんな、ヨルムンガンドさん以外生き残れない修羅の国になりましたとさ。

『ロード オブ ヴァーミリオンIII』
▲ヨルムンガンドvsヨルムンガンドという光景が戦場のあちこちで見られました。相手のヨルムンガンドが覚醒しているので、さらに恐ろしい存在に。

 恐らくベテランプレイヤーになれば、マナ吸収している使い魔たちを蹴散らしてヨルムンガンド召喚用のマナをためさせないこともできるんでしょうね。そういう速攻系の戦法もおもしろそうだなぁ。よし、コスト30でATK70、DEF70のカリガリ博士、キミに決めた! 正式稼働したら試すぞー。

■アクション要素は下がったものの、戦略性は大幅アップ!!

 今回、何度か遊んで感じたのは“自分のやりたいことをやりつつ、相手のやりたいことを妨害するのが大事”ということ。どのようなゲームでも大事なことですが、8人のプレイヤーがひしめく『LoVIII』ではさらに大事だと思いました。“他プレイヤーの狙いを素早く見極め、自分の敵になりそうな相手には先手を打って妨害する”……そんな状況判断と決断力、想定していた作戦が崩されたときの臨機応変な対応などが上位プレイヤーになるためのカギになりそうです。

 また、前作は主にレバー操作と、スマッシュのためのカード操作が忙しかったのですが、今回はすべてのユニットに個別の指示が出せるようになったため、全ユニットの行動を把握し、指示を出すのが忙しかったですね。そのぶん戦略性がアップしているので、自分の作戦どおりに事が運んだら相当気持ちいいでしょう。

『ロード オブ ヴァーミリオンIII』
▲たくさんいる敵の中から、どの敵を狙うべきか瞬時に決める判断力が重要! 一度目標を指定してしまえば、あとはオートで攻撃してくれるので操作自体はあまり難しくないですね。

 ただ、カードを動かして放つスマッシュの要素も残っているため、本当の上級者になったら前作並みに忙しいカード捌きを見せてくれるのかもしれません。

『ロード オブ ヴァーミリオンIII』
▲カードを動かすことによって放てる攻撃も。アタッカー、マジシャン、ディフェンダーそれぞれで効果が異なります。

 タッチモニターの感度のよさにも驚きました。タッチはもちろん、ドラッグで画面をスクロールさせたり、2本指でユニットを範囲選択したりといろいろ試しましたがすべて思いどおりに快適に動いていました。ミニマップ上をタッチしてその場所に視点を移動させる操作に関しては、タッチした場所から少しずれた位置が表示されることもありましたが、それは私の指が太いから仕方ないですかね? あと、力を入れてドラッグしすぎると指が痛くなるのでご注意を!

『ロード オブ ヴァーミリオンIII』
▲基本的に操作はタッチパネルで行います。ボタンとタッチ操作を併用して、ユニットをまとめて指定したりもできます。

 前作から大幅に変化した『LoVIII』ですが、実際にプレイしてみるとやはりワクワクしました。今からデッキや作戦を考えて、正式稼働に備えますかね! “おいおい、俺の知りたかったことが書いてないじゃねぇか!”なんて方や“やっぱり実際に自分で触ってみないとよくわからないなぁ”なんて方は、実際にロケテストへ行って、生まれ変わった『LoV』を自分の目で確かめてみてください。

『ロード オブ ヴァーミリオンIII』
▲スコアと順位が1位から8位まで発表されてしまうのが少々怖いですが、上位に入れたらそのぶん嬉しいわけで、モチベーションにもつながりそうです。

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データ

▼『ロード オブ ヴァーミリオンIII』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:AC
■ジャンル:ETC
■稼働日:2013年夏予定

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