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2013年4月22日(月)

発売直前の『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』レビューを掲載! いろいろな意味で“死ぬほど楽しい”仕上がりに脱帽

文:ヒビキタケル

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■死体が新たな“死”を呼ぶ……新要素の“死体沸き”が発生!

 黒呪島での戦いのコツをようやくつかめてきたかなーってころに、水路のような場所に出た。ココには『ドラゴンズドグマ』でおなじみのサルファリザードマンが出現。普段は体が周囲の風景に溶け込んでいるモンスターなんだけど、暗い水路にいられるとかなりやっかい。そして、スケルトンの時と同様にものすごくデカイリザードマンも登場! しかし、ココでは運よく死なずに撃退に成功してホッとしたのも束の間、画面が暗転して「ゴーーーン」という音が……。

 実は本作ではモンスターの死体の匂いに誘われて、さらに強力なモンスターが現れる“死体沸き”という新要素が追加されている。敵を一掃したからといって油断できないってワケだね。今回はエルダーオーガが出てきたんだけど、とにかくHPが多い。こんな時に一番いい方法をオレはすでに学んでいる。そう、逃げるってことさ!

『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲水路でずぶ濡れになったところを雷の魔法で攻撃! でもHPが多過ぎてあまり減らせなかった。
『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』 『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』 『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲そんなわけで全力ダッシュで逃げる! おっ、あそこから脱出できそうだぞ! と飛び込んだら、そこは崖でした。こんな罠もあるのか……。

 ちなみに“死体沸き”で出現するモンスターは、エルダーオーガの他にカースドラゴンとガルムも確認されている。まあLv.50のオレに言えることは、例え遭遇したとしても速攻で逃げるだけだがね。でも、いつかはコイツらを倒したい! 

『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』 『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲カースドラゴンは肉が削げ落ち、骨がむき出しになったところもある“腐死竜”。本作におけるドラゴンは特別な強さを持っている分、倒した時の見返りも大きい。カースドラゴンも例外ではないだろう。
『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』 『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲鋭い牙と巨大な体を持つオオカミのようなモンスター。群れで襲ってくるため、1匹に気を取られていると背後から襲われる可能性もありそう。

■ついにボスとおぼしき姿をキャッチ! ……ってコイツはどうすりゃいいの!?

 そんなこんなで水路を突破したオレたちがたどりついた部屋には、巨大な目玉のモンスターがいたーーー! と思ったら、目がピカーーーっと光って何も見えなくなった(笑)。わわ、なんだこれ? とステータスを見てみたら、毒と盲目と鈍重(動きが遅くなる)の状態異常を一気に受けてる。

 薬で回復しながらしばらく戦ってみたものの、どうにも対抗策が見つからない……といったところで今回のプレイは時間切れ。もうちょっとで突破口が開けたのになー。このリベンジは製品版で必ずやってみせる!

『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲巨大な目から放たれる光を正面から浴びると複数の状態異常にかかってしまう。回復アイテムがないと苦戦は必至だろう。
『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲あちこちからニョキニョキ触手が生えてきて、その対応に大わらわになっていると、本体からの攻撃を受けてしまったり。どうしたらいいのかなぁ。

 もちろん、本作にはさまざまな新モンスターが登場する。中でもボスとして出てきそうなものをちょこっと紹介しよう。

『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』 『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』 『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲牛のような仮面をかぶったエリミネーターは、見るからにパワーが強くてタフそう。ガードしないと、写真のようにぶっ飛ばされることに!
『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』 『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲巨大な剣と盾を持つリビングアーマー。リーチが長いうえにこちらの攻撃がガードされてしまう。1対1では勝ち目が薄いけど、ポーンと協力すれば戦いやすくなる?
『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』 『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲ゴールデンナイトとシルバーナイトは2人1組で登場するモンスター。ゴールデンナイトは攻撃に長けており、シルバーナイトは魔法や防御を得意とする。それぞれの長所を生かした戦い方をしてくるだけでなく、シルバーナイトはゴールデンナイトを生き返らせられるなんてズルイ!
『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』 『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』 『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
▲パッケージイラストにも入っている、本作の看板モンスターのダイモーン。強靭な肉体を使った攻撃と魔法だけでなく、背中の翼で飛んで空中戦も行える。ドラゴンと何か関係があるようだが……。

■細部の配慮もかなりできていて遊びやすい!

 というわけで、強気で挑んだワリには最終的にチキンになってしまうという、なんとも情けないプレイレポートになってしまったが、それ以外にも気がついた点をいくつか紹介したい。

 まず、目的地がつねにMAPに表示されていること。『ドラゴンズドグマ』のパートでも優先クエストを受けた場合に、次に行くべき場所が○印で表示されて、物語を進めやすい。その分、手ごわいモンスターに出会って瞬殺されることもあったけど(笑)。それも対処法を練れば、突破しやすい。突破できなかった時は、装備やポーンの編成を考えたり、自分のレベルを上げたほうがいいかも。

 あと、目的地以外にもいろいろと寄り道ができるので、うっかりすると迷いやすいね。でも、オートマッピングもあるし、無理をしない範囲で少しずつ行けるところを増やしていく感じが楽しい。

 『ドラゴンズドグマ』は広大な世界を冒険する作品で、行ける場所が横に広がっていくイメージだったけど、『ダークアリズン』は縦にどんどん深く潜っていく形。どちらも知らない場所に足を踏み入れる緊張感があるけど、モンスターに襲われるドキドキ感は『ダークアリズン』のほうが強いね。

 また、システム面もだいぶ親切になっている。ジョブを変更した時に倉庫から武具を選んで装備できる他、アイテムを渡す時に自分や仲間がどれだけそのアイテムを持っているのかもわかるようになった。スクリーンショットを撮る時に、プレイヤーキャラを消すことができて、カメラを回せるようになったのもいいね。

 そうそう、『ドラゴンズドグマ』の舞台であるグランシス半島や黒呪島の入り江から一瞬でワープ移動できるアイテム“刹那の飛石”の値段が安くなって、しかも“戻りの礎”が序盤からいくつか入手できるのもうれしい限り。“戻りの礎”とは持ち運びできるワープポイントで、冒険の途中で回復アイテムが尽きたり、アイテムをたくさん持って動きが重くなったりした時に一度帰還するのに便利。これがあるお陰で、『ドラゴンズドグマ』をプレイしていない人も比較的早く黒呪島に行けるレベルになれる可能性がある。

 『ダークアリズン』で追加された黒呪島は、『ドラゴンズドグマ』をやり込んだ人ほど魅力的なコンテンツだと思う。戦闘アクションが気持ちいいので、戦闘が連続するこの島の探索は、本当に楽しい。引継ぎ特典もあるし、これで4,990円(税込)は破格ですよ! というわけで、ゴールデンウィークは、本作をガッツリ遊ばせてもらいます!

(C)CAPCOM CO., LTD. 2012, 2013 ALL RIGHTS RESERVED.

データ

▼『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』ダウンロード版
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS3
■ジャンル:ACT
■発売日:2013年4月25日
■価格:4,990円(税込)
▼『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン LIMITED EDITION』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:ACT
■発売日:2013年4月25日
■価格:各9,990円(税込)
※イーカプコン専売

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