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2013年4月26日(金)

『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』ベータテストレビュー。『新生FFXIV』の大地をいち早く踏みしめた【春のレビュー祭り】

文:ほっちゃん♂

■剣術士と槍術士、2つの視点で新バトルシステムを体験

 ここからは僕が重点的にプレイしたバトルについて触れたいと思います(と言うかほぼこれしかやっていない)。ある程度本作の情報を追っている人には耳にタコかもしれませんが、今回からウェポンスキルを使用するためのTPが自然回復するので、最大までたまった状態から戦闘を始められます。『旧FFXIV』では“敵を殴ってTPをためてからウェポンスキルを撃つ”という手順が必要だったため、雑魚モンスターの殲滅では、MPさえあればいきなり強力な魔法を詠唱できる黒魔道士の影に隠れ気味だった前衛クラスも開幕から全力で攻撃できるというわけです。

 ウェポンスキルや魔法の再使用時間は2.5秒ほどのグローバルクールダウンになったため、TPやMPといったリソースが尽きるまでガンガン連発できます。モーションも素早く行われるのでバトルはかなりスピーディになりました。と、ここまでは随分と前から出ている情報なので、ここからは僕がβテストで体験した2つのクラス“剣術士”と“槍術士”についていろいろ語っていこうと思います。

『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』フェーズ1~2画像 『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』フェーズ1~2画像
▲『旧FFXIV』にあったウェポンスキルのコンボも健在。今回からは方向指定のあるものが減って使いやすくなりました。▲攻撃や回復の対象になった時はターゲットラインが伸びるようになり、視認性がグッとアップ。

●剣術士:より堅く、かつ攻撃的に立ち回れるように

 『旧FFXIV』では盾役をメインにやっていただけに、『新生FFXIV』からこのポジションの動きがどうなるのか気になっていたので、真っ先にレベルキャップまで上げました。

 印象としては“以前よりアグレッシブに動けるようになった”という感じ。自身の物理攻撃力を20%上昇させる専用アクション“ファイト・オア・フライト”が低レベルから使えるうえに強力! それに加え、追加効果に敵視(ヘイト)上昇のある“サベッジブレード”を“ファストブレード”からのコンボで叩き込めば敵のターゲットをガッチリと固定できます。さらにそこからレベル30で覚える“レイジ・オブ・ハルオーネ”をつなげれば、他のアタッカークラスまでとは言わずとも、なかなかの火力を発揮! また、範囲内にいる敵の敵視を一気に稼ぐ魔法“フラッシュ”を頻繁に使うので、コンボ成立時にMPを回復させる“ライオットソード”も便利です。

『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』フェーズ1~2画像 『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』フェーズ1~2画像
▲レイジ・オブ・ハルオーネとライオットソード、どちらもモーションとエフェクトがカッコいいのでついつい連発したくなります。

 他にも盾を投げつけ敵視を増加させる“シールドロブ”や敵をスタンさせる“シールドバッシュ”、相手を一定時間ウェポンスキル使用不可にする“シールドスワイプ”などの盾を使ったアクションも充実し、より剣術士らしく立ち回れるように。もちろん防御系アクションも豊富に用意されていて、被ダメージを15%カットする“ランパート”や、自身への回復量を20%増加させる“コンバレセンス”、被クリティカル率を10%抑える“アウェアネス”など「こんなに高性能でいいのか!?」と突っ込みたくなるアクションばかりでした。

『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』フェーズ1~2画像
▲レベルが上がるにつれステータスアップやアクション性能が上がる“クラス特性”。これによってランパートの被ダメージカット率が30%に! と、とんでもねぇ……。

 剣術士でインスタンスダンジョンに行く際は、道中にいるモンスターの倒す順番をマーカーで指定しつつ、シールドロブで敵を釣り(対象を自分側へ引っ張ること)、フラッシュを撒いてターゲットの維持に努めました。ボス戦ではシールドロブ後、フラッシュを2回使ってファストブレード→サベッジブレード(→レイジ・オブ・ハルオーネ)の連発でターゲットを固定。ボスが使用する技には範囲外に逃げることで回避できるものがあるので、意識的に避けられるようになればパーティメンバーから「かっこいい!」なんて言われちゃうかも。

『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』フェーズ1~2画像 『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』フェーズ1~2画像
▲どの敵から倒すかを決めるのは盾役の重要な役割。画像中で僕のクラスが槍術士になっているのは気になさらず……。▲敵が魔法を唱えた際、詠唱完了ギリギリで相手の背後に回ると詠唱を中断させられます。しかし狙ってやるのはなかなかシビア。

●槍術士:敵にダメージを与える快感を突き詰める!

 こちらは時間の都合でレベル31までしか上げられなかったものの、ガンガン攻めて敵のHPを削りまくるという強みを存分に体感できました。

 序盤から使える“トゥルースラスト”→“ボーパルスラスト”の2コンボだけでも十分強いですが、レベル30で習得する“フルスラスト”を覚えてからが真骨頂。トゥルースラストからフルスラストまでの3コンボを放つだけで同レベル付近の敵は文字通り溶けていきます。次の攻撃を必ずクリティカルにさせ、与えたダメージの20%をHPに還元する効果を持つ“ライフサージ”をフルスラストに合わせれば、とんでもないダメージを拝むことも。また、敵の背後から“インパルスドライヴ”を当て、“ヘヴィスラスト”につなぐと対象の突耐性が10%低下するので、ボス戦では開幕にこのコンボを叩き込みとグッド。

『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』フェーズ1~2画像 『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』フェーズ1~2画像
▲ライフサージからの~フルスラスト! 高ダメージを出せた時は思わずニヤニヤしちゃいます。だからといって暴れすぎて盾役からターゲットを奪うと危険です。

 その他、対象をスタンにさせる“足払い”や継続ダメージを与え続ける“二段突き”、自身のTPを回復させる“気合”などの便利なアクションが充実。クラス特性で近接武器の攻撃力にかかわるSTRも上がるので、ひすたら敵を攻撃して気持ちよくなりたい人にはピッタリのクラスです。

『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』フェーズ1~2画像 『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』フェーズ1~2画像
▲敵を足払いでスタンさせ、背後に回ってインパルスドライヴを決める、といったテクニカルな動きができるのも槍術士の魅力です。▲TPを一定量回復させる気合は、ボス戦などここぞというとき大活躍!

→3つのインスタンスダンジョンをちょっとだけお披露目!

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