News

2013年4月26日(金)

『カプコン アーケード キャビネット』複数人レビュー第1弾! 難易度に阿鼻叫喚の『魔界村』や『闘いの挽歌』などを掲載

文:YK3ゴロー皐月誠kbj

 カプコンから配信中のPS3/Xbox 360用ダウンロード用ソフト『カプコン アーケード キャビネット -レトロゲームコレクション-』。本作でプレイできるタイトルを、電撃オンライン編集スタッフがプレイしたので、その感想をお届けする。

『カプコン アーケード キャビネット』

 『カプコン アーケード キャビネット』は、1980年代にカプコンより発売されたアーケードタイトルに、さまざまな機能を追加して現代によみがえらせたPS3/Xbox 360用ダウンロードソフト。複数タイトルがセットになったパック販売に加えて、タイトルごとの配信も行われている。配信された15タイトルをすべて購入すると、ボーナスとして『バルガス』と『1943改』がプレイ可能となる。

 全タイトルの配信を記念して、電撃オンラインの編集スタッフが本作をプレイ。当時の思い出に浸りながら、感想をまとめてみた。1回目の今回は、『セクションZ』、『魔界村』『サイドアーム』『闘いの挽歌』の4タイトル。次回は『エグゼドエグゼス』『1942』『ソンソン』を掲載する。なぜこのラインナップなのかは、スタッフの趣味なのでご了承いただきたい。

■他作品とは違う意欲作……でもボスはカブ(!?)な『セクションZ』

 当時ゲーセンで、バリバリ遊んでましたよ~『セクションZ』。SFチックな設定と雰囲気で、『戦場の狼』や『戦いの挽歌』のような汗臭い(失礼!)ゲームとは一線を画していたという印象がありました。

『カプコン アーケード キャビネット』 『カプコン アーケード キャビネット』

 結構お金をつぎ込んだ覚えはあるのですが、一向に上達しなかったように思います。『戦場の狼』や『エグゼドエグゼス』はカンストまで遊び、『SONSON』、『1942』、『サイドアーム』、『魔界村』あたりは1コイン1周クリアくらいはできた私がです。もちろん、これは当時ですよ! 今はもう無理なので……。

 上達しなかった理由はボタンの機能。1つはショットボタンなのですが、もう1つがプレイヤーの方向を前後に変えるという仕様になっています。方向転換ボタンは押すたびに前、後ろ、前、後ろといった感じで向きを変えるのですが、他にはない操作系だったので慣れるまで苦労しました。でも、これがこのゲームの大きな特徴の1つですし、画期的なアイデアだなと当時は感じました。ちなみにショットボタンを押すと、ショットだけではなく同時にボムも投げるところもちょっと新しかったですね。

 ゲームを久々に遊んでみると……そうそう、こんなんだったよ主人公! 赤いスーツに赤いヘルメット、そして特徴的なへっぴり腰(笑)。

『カプコン アーケード キャビネット』 『カプコン アーケード キャビネット』

 最初のステージは強制横スクロールですが、いきなり結構な数の敵が襲ってきます。案の定、方向転換ボタンの操作感を忘れていて、あっという間に死亡。やられた時にクルクル回るところはちょっとコミカルな感じですが、難易度的には比較的高めなのでこのシーンはいやというほどお目にかかることになります。逆に言えば挑戦しがいがあるというもんですよ。

 野菜のカブみたいな最初のボスをなんとか倒すと、今度は縦スクロールのステージへ。横にしか撃てないのに縦スクロールってあんた……と当時も思っていましたが、仕方ないので方向転換ボタンを駆使して敵を倒しまくります。ちょっと慣れてきました。

 とまあ、こんな感じで横スクロールと縦スクロールのステージを交互に進んでいく、歯ごたえバツグンなゲームです。ちなみにBGMは当時のゲームの中ではカッコイイと評判が高かったですね。メカニカルなステージと張り詰めた感じにぴったりでゲームを盛り上げてくれます。ぜひ1度遊んでみてください。(YK3)

次のページで『魔界村』を掲載!

(C)CAPCOM CO., LTD. 2013 ALL RIGHTS RESERVED.

1 2 3 4

関連サイト