2013年5月5日(日)
ケイブは、東京・秋葉原の秋葉原UDXにて“『怒首領蜂 最大往生』発売記念祭り 完”を本日5月5日に開催した。
“怒首領蜂 最大往生祭り”は、5月30日に発売予定のXbox 360『怒首領蜂 最大往生』を記念して行われたもので、これまでは“ケイブ祭り”として開催されていた。
ここでは開催されたステージイベントのうち、ケイブ 浅田誠プロデューサーと池田恒基取締役が登場したステージのレポートをお届けする。その他のステージとして行われていた“わっしょい360週目『怒首領蜂 最大往生』HDモードで陽蜂落とすの巻”の記事はこちら。
開口一番、登場した浅田さんから本作のマスターアップが当日の朝に完了したという衝撃発言が飛び出した。なんでも、一度提出したマスターアップが通らず、再申請をしていたとのこと。
▲ケイブ 浅田誠プロデューサー(左)と池田恒基取締役(右)。 |
さすがにこれには2人とも「きつかった」とコメント。スケジュールのギリギリさ加減は『デススマイルズIIX』以来だったとして、池田さんは「これ以上マスターアップに落ちたらやばかった」と述べていた。
その池田さんの本作における役割はXbox 360モードの制作。このモードの制作について紆余曲折あったのは、以前掲載したインタビューの通り。
そもそものゲームシステムの模索もさることながら、池田さんを悩ませたのは画面左右の表示エフェクト類だという。ゲーム中の演出エフェクトが次々とカットされる中で、画面の左右で動き続けるCAVEロゴや地球儀のようなオブジェクトについて、「あれは本当に必要なものなのか?」と、幾度となく疑問と文句を投げかけていた。
▲画面右上のロゴや左下の地球儀のようなオブジェクトが問題のもの。 |
浅田さんと一緒になると危ないと評されているプログラマーの市村さん。そんな市村さんのエピソードがいくつか語られた。
本作の特徴の1つにゲーム内のポイントを使ってアイテムを購入できる“ショップ”がある。このショップは10月くらいに仕様ができており、市村さんにもその時に渡されたそうだが、2月くらいに突如ショップの機能が追加されたそうである。仕様とは違う形で。
これについて浅田さんは「頭の中で自分なりに解釈して納得したものを出してくる」とコメント。また3月頃に追加が決まった“Ver1.5”モードについても、池田さんが「やめたほうがいい」と思っている中、市村さんは「大丈夫」と返答し、とりあえず仕様どおりに組み込んだという。しかし、実際にプレイしてみるとボスでハイパーを使うだけでハングアップするというバグが残っていた。
本作のプログラムは『バトルガレッガ』などを手がけた矢川さんも担当しているが、市村さんの暴走を矢川さんが止めるというイメージとのこと。
ちなみにその矢川さんが本作に組み込んだアイテムに“オートパイロット”というものがある。これはプレイヤーが動かさなくても勝手に戦ってくれるチートアイテムで、ラスボスである陽蜂をも倒すほどの性能を持っている。
しかし、そのオートパイロットでも隠しボスの陰蜂は倒せなかったということで、人間には倒すのは無理なんじゃないかという説がいまだに健在である。
エンディング曲『Heading For Tomorrow』を歌うZweiのMeguさんとAyumuさんが登場。
▲Zweiでベースを担当しているMeguさん。 | ▲Zweiでボーカルを担当しているAyumuさん。 |
Meguさんは自身では『怒首領蜂』シリーズをやったことがないものの、ニコニコ動画の“やってみた”動画などで『怒首領蜂』の実況プレイなどを見るのが大好きと告白した。また、ゲーセンなどで後ろからプレイを見ていることもちょくちょくあるという。
→後半はこれまでの歩みを振り返りながらぶっちゃけトークが炸裂(2ページ目へ)
(C)CAVE Interactive CO.,LTD.
データ