2013年5月22日(水)
最後は、実際にカードバトルをやってみておもしろかった部分を紹介して、締めようと思います。とはいえ、最初はルールも何もわからなかったので、もう促されるままにプレイを進めるだけという状態でしたね。
ただ、ルールやおおまかな戦術が見えてくると、デッキ構成を考えるのが楽しくて仕方なくなります。まあ、この感覚はカードゲーム全般に言えることだと思うんですが、自分なりの理論を組み立ててデッキを構築するのに、平気で2~3時間も悩むなんて、初の経験でした。
なんにしろ、自分なりの勝つための理論を導き出すためには、どんな戦術があるのかを知っておかなければなりません。僕が本タイトルのカードバトルで注目した戦術要素は2つ。スキルと特殊効果です。スキルとは、それぞれのカードが持つ(持たないものもいる)能力のこと。一方の特殊効果は、場に出したカードが所属する世界(属性)の組み合わせに応じて発動する、バトルフィールド全体への影響力のことです。
まずは、特殊効果の組み合わせを知り、自分のデッキにどの世界(属性)のカードを多く入れておくかを決めるといいと思います。主な特殊効果の組み合わせは、以下の通りです。
【赤・赤・赤】 敵プレイヤーと敵ゼクスの両方にダメージを与える。
【緑・緑・緑】 SPの回復量が増加(※SPは自分のゼクスを場に出すためのポイント。強いゼクスを場に出したり、複数のゼクスを場に出すには、大量のSPが必要となる)
【白・白・白】 自分のLP(体力に当たるポイント)が回復する。
【青・青・青】 自分のゼクスのパワーとライフがアップする。
【黒・黒・黒】 敵のLPを減らし、自分のLPを回復させる。
ほかにもいくつかの組み合わせが存在しますが、とりあえずわかりやすい効果を挙げてみました。これら効果は同じ世界のカードがそろうことで発動するので、デッキに同種のカードを大量に入れておくだけで、発動の機会を大幅に上げることが可能です。
ちなみに、僕が好きなのは【緑・緑・緑】の特殊効果。SP回復量アップの効果が実感できるまでには少々時間がかかるため、持久戦に陥りやすいですが、その間を耐え切れば強力なカードをガンガン場に出せるようになります。
▲【緑・緑・緑】の組み合わせを発動させやすくするには、緑の世界(属性)のカードをデッキに大量に組み込めばOK。 |
狙う特殊効果の組み合わせを決めたら、次は有用なスキルを持つカードを組み込むことが大事なポイント。ただし、スキルは特殊効果と違って多くの種類があり、レア度が高いカードが必ずしも使える能力を持っているとは限りません。どのスキルを重要視するかは、完全にプレイヤーの好みですね。
▲僕の好きなスキルは“味方ゼクス1体のライフを任意で回復できる”というスキル。ちなみに、このカードのキャラクターは、日本一ソフトウェアから発売中のPS3用ソフト『神様と運命革命のパラドクス』のヒロイン、リリエルだったりする。 |
さて、まだまだぺーぺーの私なので、間違った理論を切々と語ってしまったかもしれません。それでも、自分なりのデッキ構築の仕方をなんとなく覚えると、自慢ついでにうんちくを傾けたくなる……。これも『Z/X 絶界の聖戦』を遊んで発見してしまった自分のクセだったり(笑)。
1つ言えるのは、今までTCGを敬遠してきたものの、やってみたら予想以上に楽しくて、デッキ構築やカードバトルにのめり込んでしまったということ。また、シミュレーションパートでの陣地の奪い合いで活路を見出すことができるため、『Z/X 絶界の聖戦』は純粋なカードゲームよりも初心者が楽しめるってことです。これを機会に、あなたもカードゲームの世界に足を踏み入れてみませんか?
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※画面は開発中のものです。
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