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2013年5月20日(月)

“ポケモンカードゲームバトルカーニバル2013スプリング”千葉会場2日目の模様をレポ! 白熱のトーナメントや楽しいサイドイベントで大盛況

文:カネキング

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■白熱のワールドチャレンジトーナメント

 本イベントの目玉となる、“ポケモンワールドチャンピオンシップス2013”への出場権をかけた“ワールドチャレンジトーナメント”。2002年以降生まれのみが参加できるAリーグ、2001年以前生まれのみが参加できるBリーグの2つのリーグで、多くのプレイヤーがバトルを繰り広げた。

 大会は、午前中に予選にあたるチャレンジステージおよびプレミアステージを実施。前者は4連勝で、後者は4人トーナメントを勝ち抜くと、それぞれ午後のクライマックステージに参加できる仕組みだ。クライマックスステージは、1本先取によるトーナメント形式で行われた。

“ポケモンカードゲームバトルカーニバル2013スプリング” “ポケモンカードゲームバトルカーニバル2013スプリング”
▲いわゆる子どもの部であるAリーグだが、クライマックスステージ勝ち上がってくる選手たちは、デッキもプレイングもトップレベル。非常に見応えのあるバトルが展開した。
“ポケモンカードゲームバトルカーニバル2013スプリング” “ポケモンカードゲームバトルカーニバル2013スプリング”
▲ハイレベルなバトルが行われたBリーグ。余談になるが、Bリーグ参加者のデッキは、SRカード(パラレル仕様の豪華なカード)がたくさん入っているのが印象的だった。

 大会では、最新拡張パック《メガロキャノン》で登場した《ゲノセクトEX[プラズマ団]》&《ビリジオンEX》のデッキを筆頭に、《デオキシスEX》&《ボルトロスEX》を組み込んだプラズマ団デッキ、《カメックス》を使って《基本水エネルギー》を高速展開するデッキなどが見受けられた。《ダークライEX》を主力にする悪デッキなども、《アブソル[プラズマ団]》などを組み込んだ形でまだまだ活躍しており、これまでの『ポケモンカードゲームBW』シリーズのノウハウが詰まった大会になっていたように思える。

 また、流行のプラズマ団デッキへの対抗馬として、『メガロキャノン』で登場した《シンボラー》を使ったデッキも好成績を残していた印象だ。これは、“ポケモンのどうぐ”を4枚までつけられる特性“アイテムボックス”を持つ《シンボラー》に、プラズマ団のポケモンからワザのダメージや効果を受けなくなる《白銀の鏡》などをつけて攻撃するデッキ。おたがいの場のポケモンについている“ポケモンのどうぐ”の合計×20ダメージを与える《ヤブクロン》も組み込まれており、《シンボラー》に頼らずとも高いダメージを叩き出すことが可能だ。

 Aグループの決勝は、本大会の象徴ともいえる、プラズマ団デッキ対シンボラーデッキというマッチに。《カミツレ》から《白銀の鏡》を3枚手札に引き込み、《白銀の鏡》をつけた《ダゲキ》の“ちょっかくげり”で相手のプラズマ団のポケモンを一気に撃破していく。この《ダゲキ》の勢いが止まらず、シンボラーデッキを使った佐藤優吾選手が優勝を勝ち取った。

 Bグループの決勝は、《ゲノセクトEX[プラズマ団]》&《ビリジオンEX》対《ケルディオEX》&《カメックス》のデッキに。こちらは後者の手札が悪かったようで、《ゼニガメ》から《カメックス》に進化する前に、《ビリジオンEX》が場を蹂躙。ベンチに《ゲノセクトEX[プラズマ団]》が準備を終えてしまい、そのまま《ゲノセクトEX[プラズマ団]》&《ビリジオンEX》を使っていた柿木淳一選手が勝利を収めた。

 こうしてイベントは盛況のうちに終了。選手たちの“ポケモンワールドチャンピオンシップス2013”での活躍にも期待したいところだ。

“ポケモンカードゲームバトルカーニバル2013スプリング” “ポケモンカードゲームバトルカーニバル2013スプリング”
▲大会の模様は、会場に設置されたモニターでも中継されており、多くの人が固唾を飲んでバトルに見入っていた。▲大会入賞者に贈られるカード《ビクトリーカップ》。1~3位まで3種の絵柄があり、上位になるにつれてイラストがにぎやかになっていく。ちなみに、効果は《モンスターボール》と同じだ。

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