2013年7月3日(水)
担当編集さんから「今回のアプリはキモいですよ~、うふふふふ~」などと爽やかな笑顔で説明を受けていたものの、よもやこれほどとは……。“カワイイおやじを愛でたい”という需要があるかどうかはわかりませんが、卵からおやじが羽化した瞬間、「なにも全裸にブリーフ一丁で、ハゲ散らかしたメガネおやじにしなくても」と頭を抱えたことは言うまでもありません。しかも、そのバリエーションたるや、バニーにブルセラ、イチゴ、メロンなどと片っ端から不気味にデザインされていて、画像を並べるだけでも「キモイ画像を貼るな!」と喜びの声が寄せられそうです。というワケで、早速ペタペタと貼ってみましょう。
▲「毎回警告ページを挟むと思うなよ?」というわけで、素晴らしき“おやじ”の生態をご堪能ください! |
▲これらのおやじはごく一部で、まだまだ知られざる希少種が用意されているとか。未入手の種類はシルエットで伏せられていますが、正体を知ると後悔しそうな気がしてなりません。 |
基本的に年上を敬う筆者としては、“おやじを飼育する”というシュールかつエキセントリックな行為に戸惑いつつも、昔懐かしい学習教材風味に仕上げるセンスなどは嫌いではありません。しかも、BGMには穏やかでノスタルジックなサティの独奏曲『ジムノペディ』(←音楽配信サイトなどで検索&試聴すれば、8~9割くらいの方は「聴いたことある!」と言うであろう名曲)が流れて、思わず癒されてしまうのが悔しい(?)ところ。
キモさと心地よさの狭間で惚(ほう)けていても仕方がないので、仕事の合間に飼育しつつ、“おやじマスター”を目指してみることにしました。ところが、仕事に没頭して目を離していたところ、思わぬ悲劇が……。
▲ケージの中で蠢いていたおやじたちが姿を消し、辺り一面には謎の白い花々が!? |
アレです、夏休みに旅行に出かけて、帰ってきたら水槽がぷ~んと臭っていた的な飼育ミス。仮にも育成ゲームであることを忘れて長時間放置していたため、おやじたちは見事なまでに天に召され、あとには花が咲いているという切ない演出。でもよくよく画面を見ると“回収”コマンドが点滅しているわけですよ。博士からは「栄養不足になったおやじの成れの果てで、このままでは飼育スペースがムダになるから摘んでしまえ」という非情のアドバイス。しかも、同時に発生したクエストが“開店!お花屋さん”とか、どれだけブラックなんですかー!
(C)liica
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