2013年5月30日(木)

“ゲーム屋さんがえらんだ良作!”5月は『トゥームレイダー』!

文:電撃オンライン

 全国のゲーム屋さんが毎月1本、実際に遊んでみて「これはおもしろい」というゲームを選ぶ「ゲーム屋さんが選んだ良作!」。5月の良作に選ばれたのは、新たな映像&コンセプトによって再構築されたアクションゲームシリーズの新境地『トゥームレイダー』でした。今回も本作について、ライター・田下広夢氏が語ります。

ゲーム屋さん5月 ゲーム屋さん5月

●邪馬台国の謎を追って
 大冒険のアクションアドベンチャー

『トゥームレイダー』と言えば、昔からあるアクションゲームの傑作ですが、意外と遊んだことがないという人も多いのではないかと思います。あるいは、昔遊んだことがあるけれど、最近は……という人も多いかもしれません。今回の良作は、これまでのシリーズから新しく生まれ変わったという最新作の『トゥームレイダー』をご紹介します。
 ララ・クロフトという女性が様々な大冒険に挑むのがこのシリーズおなじみの展開ですが、今回の舞台はなんと邪馬台国。正確には、邪馬台国だったのではとされる謎の島。ララはこの謎を解き明かそうとする考古学チームの一員として島を目指しますが、チームを乗せた船が遭難。なんとか島に漂着するも、現地にいる謎の集団に体を拘束されてしまいます。さあ、どうする、という絶体絶命の大ピンチからゲームはスタートします。
 いきなりピンチの中、武器もない状態で洞窟をさまよい、怪しげな人影に怯え、次々崩れる岩石を危機一髪でよけながら、泥まみれ、血まみれになりながらの脱出。怒涛の展開に、プレイヤーは思わずコントローラを強く握りしめていることでしょう。そしてもちろん、このピンチは始まりにすぎません。

●生き残るために、
 強靭になっていくララ

 絶望的なピンチを次々と克服していくことも本作の魅力ですが、それだけではありません。主人公のララは、最初は武器も道具も何もない状態で、プレイしながら、武器や道具を見つけます。最初は弓です。この弓がまず非常におもしろい。遠くの敵でも狙えて、音もないので潜伏しながら攻撃できます。あるいはロープをくくりつけた矢を飛ばす、なんてことも。松明も重要です。最初は火のある場所で炎を灯すのですが、そのうち着火装置を見つけた時の喜びは格別です。いつでも明かりをつけられるというのは、このサバイバルなゲームでは実に心強いものなのです。もちろん銃もあります。ショットガンは敵を倒せるだけでなく、木材でできた障害物なら吹き飛ばすこともできます。
 武器やアイテムだけではなく、ララ自身も強靭になっていきます。敵を倒したり、動物を狩ったりすることで経験値をためると、さまざまなスキルが身につきます。敵の攻撃をかわしながら反撃ができるようになったり、回りにあるアイテムの場所が分かるようになったり。

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●探索をしてララを育て
 ピンチの嵐をくぐり抜ける

 ゲームは、物語に沿って指定される目的地へ行くことで進んでいきます。謎を解き、敵から隠れ、あるいは倒し、ピンチをくぐり抜けて進んでいきます。基本的には一本道ですが、一度行ったエリアは自由に戻ることができ、探索をすることができます。
 各エリアには、邪馬台国の秘密に関わる「ドキュメント」と呼ばれる文書や、「レリック」と呼ばれる遺物などがあり、それらを収集することでも経験値がもらえます。収集物は簡単なものから、地図で場所を確認した後も、どうやってそこにたどり着くか頭を捻らないといけないものまであり、ただの作業に陥らず、宝探しの楽しみが味わえます。また、忘れてはいけないのがトゥーム、お墓です。そう、これは『トゥームレイダー』なのですから。隠された古いお墓や遺跡を探し、その謎を解くことでさらにたくさんの経験値やアイテムを手に入れることができます。
 探索をすることでララを成長させ、武器をパワーアップしていくのが楽しく、強くなったララで本編での大ピンチをくぐり抜けるのがさらに快感な本作。元々のファンの方にはもちろん、『トゥームレイダー』シリーズを遊んだことがないという人にもオススメです。

実際の販売店での“良作ゲーム”コーナー例

販売店での展開の一例。各お店の写真は4月の良作『朧村正』の店頭展開のもの。

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