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2013年6月10日(月)

『コール オブ デューティ ゴースト』生配信で判明した情報を総まとめ! 誘導式の魚雷に軍用犬“ライリー”にロケーション!?

文:イトヤン

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■“負け犬”のゴースト部隊で、軍用犬の“ライリー”が大活躍!

 最初のゲームプレイに続いては、開発スタッフによって、『コール オブ デューティ ゴースト』の概要が説明された。本作のストーリーは過去のシリーズから完全に一新されている。この物語の世界では、アメリカ合衆国が無政府状態になっており、これまでのような巨大な軍事力を有していない。そのため主人公が所属する特殊部隊“ゴースト”も満足な支援を得られず、孤独な“負け犬”の状態で戦わざるを得ないのだという。

 また本作の脚本は、映画『トラフィック』でアカデミー脚本賞を受賞している脚本家/映画監督のスティーヴン・ギャガン氏が担当している。インタビューに登場したギャガン氏は、先日本作が発表された際に大きな話題となった軍用犬も、“隊員”の1人として重要なキャラクターだと語っている。

 本作に登場する軍用犬は、アメリカ海軍の特殊部隊SEALSで実際に活躍したシェパードの動きが、モーションキャプチャーによって忠実に再現されている。今回のライブ配信では、この軍用犬の名前が『CoD モダン・ウォーフェア2』に登場する覆面姿の兵士“ゴースト”ことサイモン・ライリーにちなんで、“ライリー”と名付けられたと発表された。

『コール オブ デューティ ゴースト』 『コール オブ デューティ ゴースト』
『コール オブ デューティ ゴースト』 『コール オブ デューティ ゴースト』
▲実際に軍用犬として活躍していたというシェパードの身体にマークをつけて、その動きを記録したものがゲームに使用されている。

 2つ目のゲームプレイでは、軍用犬ライリーの活躍をたっぷりと見ることができた。“ノー・マンズ・ランド(無人地帯)”と名付けられたこのステージは、アメリカ西海岸の大都市、サンディエゴの北10マイル(約16km)の地域が舞台になっている。この地域は過去に何らかの攻撃を受けたようで、地表に大きくえぐれたような跡があり、その周囲では現在もなお廃屋となった建物が崩れ落ちている。主人公とパートナーの兵士、そしてライリーという2人と1匹のチームは、この危険な地域に潜入することになる。

『コール オブ デューティ ゴースト』 『コール オブ デューティ ゴースト』 『コール オブ デューティ ゴースト』
▲地形を破壊するような形で地面にできた、巨大な穴。今もなお、周辺の建物が崩れ落ちているようだ。
『コール オブ デューティ ゴースト』
▲敵の兵士が防護服らしきオレンジ色のジャケットを着ているのが気になるところ。何らかの汚染を受けた地域なのだろうか?

 ライリーは専用のジャケットを身につけている。その背中にはカメラが設置されており、ライリーの視線の先にある光景を遠隔操作で見ることができる。また、ライリーの首輪にはバイブレーター式の発信器が取り付けられており、ライリーが敵のそばにいても気づかれることなく、指示を与えることがでできるという。

 今回のゲームプレイでは、敵が警戒している地域にライリーを潜入させる作戦が行われた。ライリーの背中のカメラで敵の位置を確認して狙撃したり、ライリーが吠えることで敵をおびき寄せて狙撃するといった、コンビネーションプレイが可能だ。もちろん、ライリーが敵の喉に噛みついて、直接敵を倒すこともできる。さらにゲームプレイのラストでは、敵が立て籠もっている建物の窓からライリーが室内に飛び込んで、敵をドアの外に追い出したところを攻撃するといった、大胆な攻撃法も紹介されている。このように、人間と軍用犬の連携プレーが、本作での重要な戦術となりそうだ。

『コール オブ デューティ ゴースト』 『コール オブ デューティ ゴースト』
▲ライリーが吠える声を聞きつけて、敵兵士が近づいてきた。そこを狙って、仲間のスナイパーライフルが直撃! 

■E3会場に全長40mの巨大スクリーンが登場! 本作の主要な舞台も明らかに!?

 ライブ配信のラストには、E3会場のActivisionブースに設置されているという、巨大スクリーンが紹介された。横幅120フィート(約40m)、高さ30フィート(約10m)という超巨大なサイズのスクリーンがカーブを描いて設置されており、その前に立って映像を見ることで、まるで『コール オブ デューティ ゴースト』の世界に入り込んだような体験が味わえるという。今回の配信では、さすがにスクリーンサイズまでは体感できないものの、その画面で上映される最新映像が公開された。

 この映像では、さまざなロケーションで戦闘を繰り広げるゴースト部隊の姿が描かれている。映像自体は既出のものも多いが、ここで注目したいのは、各ロケーションが登場する直前に、本作を象徴する覆面に描かれたドクロのマークとアメリカ大陸の地図によって、そのロケーションの位置を指し示していると思われる映像が登場している点だ。

 以下は、その映像から類推した、あくまでもこちらの推測だが、2つのゲームプレイで登場したカリブ海とサンディエゴに加えて、中米ユカタン半島や、チリと南極大陸の間にある凍結した海峡、ベネズエラの首都カラカスのビル街などが、本作のロケーションとして登場するようだ。

『コール オブ デューティ ゴースト』

 今回配信された映像は、『Call of Duty』公式サイトで視聴可能だ。気になる人はぜひチェックしてほしい。

(C)2013 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION, CALL OF DUTY, and CALL OF DUTY GHOSTS are trademarks of Activision Publishing, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.

データ

▼『コール オブ デューティ ゴースト』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PS4/Xbox One
■ジャンル:FPS
■発売日:未定
■希望小売価格:未定
▼『コール オブ デューティ ゴースト』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PS3/Xbox 360/PC
■ジャンル:FPS
■発売日:2013年11月14日(字幕版)/2013年(吹替版)
■希望小売価格:7,980円(税込)/オープンプライス(PC版のみ)

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