2013年6月12日(水)
現地時間6月11日よりアメリカ・ロサンゼルスで開催されている“Electoronic Entertainment Expo 2013(E3 2013)”。E3 2013のマイクロソフトブースに展示されているXbox One用ソフト『Forza Motorsport 5(以下、Forza 5)』のファーストプレイレビューをお届けする。
『Forza Motorsport 5』は、ナンバリングタイトルとしては2年ぶりとなる最新作。とはいえ、『Forza』シリーズはこれまできっちりと2年単位で最新作が出ていたため、発売は順当とも言える。
はるか昔からレースゲームは、その時々の最高技術が結集して作られるゲームと言われている。『Forza 5』もそのトレンドにふさわしく、Xbox One発売当時の最高技術を集めたタイトルと言えるだろう。
さて、レースゲームのグラフィックはもう進化しきってしまったと言われて久しい昨今。しかし『Forza 5』のグラフィックは、その進化をさらに超えるものになっていた。「グラフィックが綺麗なのは当たり前」、確かに他のレースゲームを見るとどれも遜色ない美麗さを保っている。しかし『Forza 5』はなんか違う。綺麗かつ滑らかなのである。
▲写真では伝えられる自信がまったくないが、ゲームプレイ画面は非常にヌルヌル動いていた。 |
従来より『Forza』シリーズは秒間60フレームの描画をうたってきてはいたが、本作の描画は明らかに余裕がある。マシンパワーをフルに活用して描画を頑張っている感がない。これにより、今までのレースゲームに慣れている人は違和感すら覚えるかもしれない。しかし、これがまさしく次の世代のレースゲームなのだろう。
▲選べる車種は4つ。Pagani Huayra、McLaren P1、Lamborghini Aventador LP700-4、Ferarri F12 berlinetta。 |
続いて感じたのが、Xbox Oneのコントローラとの親和性だ。すでに明らかになっている通り、Xbox Oneのコントローラはインパルストリガーと呼ばれる振動機能搭載のトリガーを採用している。これによりロードインフォメーションが倍増しているという印象だ。
▲車内視点ももちろん用意。おそらく他の視点と変わらず60fpsで描画されているものと思われる。 |
▲Xbox Oneのコントローラ。トリガーだけでなく、持ち手の部分もよりフィットするように設計されている。マット仕上げの感触もいい。 |
具体的にはコーナーの最中のタイヤへのトラクションのかかり具合、ABSをオフにした際のタイヤロックの限界点を、従来作よりも捉えやすいように感じた。トラクションなどでコントローラが振動するのは従来作でも採用していたが、今作ではそれが細分化することで、よりわかりやすくなっている。
残念ながら会場でプレイできるバージョンは1コースを1周しか走れないため、これ以上深くドライブ感を検証することはできなかった。また、『Forza』シリーズの醍醐味は車を走らせることだけではない。コミュニティ機能やペイント機能、ショップオークション機能など、今後の情報に期待したいところだ。
▲ハンドルコントローラが用意された筐体も。ハンドルコントローラは試作品で、これが販売される予定というわけではないようだ。 |
▲ブースの奥には、カンファレンスで見たMcLaren P1の姿が。しつこいようだが、1台9660万円だ。 |
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