2013年6月16日(日)
先日、小学生の甥っ子とゲームで遊ぶ機会があったのですが、その時、彼が俺にこう言いました。「おじちゃんって、なんで女の子ばっかり使ってるの? 男なら男の主人公っしょ!」と。それを聞いて、「あぁ~確かに。子供のころは、男主人公ばかり使ってたなぁ」と懐かしい思い出がよみがえったライターのDeepです。こんにちは。
先日のライターMのレビューに続いて、ガストから6月27日に発売されるPS3用ソフト『エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~』の記事を書くということで、自分がプレイしているロジーについての話をしつつ、前作のゲームシステムを踏まえての話などをしていこうと思います。
本作で15作目となる『アトリエ』シリーズとは、自分で集めてきた複数の異なるアイテムを組み合わせて新しいアイテムを生み出す“錬金術”をゲームの軸に据えた、珍しいと言いますか、このシリーズが積み上げてきた独自のシステムと世界観を持ったRPG作品です。登場するかわいい(カッコイイ)キャラクターたちによる数多のイベントに“萌える”のもよし、限られた期間の間で試行錯誤して強力なアイテムを生み出すことに“燃える2のもよしと、多彩な遊び方で多くのファンを魅了してきた作品になります。
また、シリーズ作品とはいっても、作品ごとにストーリーはちゃんと完結していて、新規の方もウェルカムな仕様になっていますのでご安心を。ちなみに今作は、昨年発売された『アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~』の4年後を舞台とした、『黄昏』シリーズ第2弾という位置付けになります。なので、新規の方でも十分に楽しめますが、前作をプレイしていれば“ニヤリ”となる部分もあり、より楽しめますよと言うことで!
▲さまざまな場所で展開するたくさんのイベントによって、キャラクターたちのつながりが網の目のように張り巡らされています。ここから生み出される温かみのある雰囲気や人々の生活感が、物語や世界観に深みを生み出すんですね~。 |
さて、『アトリエ』シリーズには“キャラの萌え”と“アイテムの燃え”があると書きましたが、やり込み派の自分としては、まず“アイテムの燃え”を推していきたいところです。“シンプルさ”と“やり込み”を奇跡的なバランスで両立した錬金術(調合&錬成)のシステムがすばらしいのです!!
▲やっぱり、『アトリエ』といえば錬金術! 本作の錬金術のシステムはかなりスマート。 |
ぶっちゃけてしまうと、ストーリーを楽しみながらゲームを進めるだけならば、錬金術の過程にこだわらずともボタンを適当にポチポチして“それなりに強いアイテム”を作っていくだけでも十分だったりします。しかし、だがしかし! 調合スキルを活用して属性値や潜力(完成品に材料から引き継げる効果ボーナス)を操れるようになると、錬金術の楽しさが数段……いや数十段ハネ上がります。
また前作と異なり、調合スキルの習得がかなりハイペース(1年目の中盤で、すでに10個以上習得)なので、ぜひともこだわった錬金術を遊んでみてほしいです。調合スキルを活用して作りだした“超強いアイテム”は、それこそ、そこらへんのザコ敵なんて一瞬で吹き飛ばすほどの威力を発揮。その爽快感ったら、もう鳥肌が立ちまくりです!!
さらに今作では、採取地で採取や戦闘を行うことでコンスタントに強敵と戦う機会を得ることができるようなりました。そのため、これまでのシリーズでは往々にあった“せっかく調合した強いアイテムを試す敵が少ない”というジレンマを完全解消しています。ちなみに、強敵は3つのランクから選ぶことができるのですが、最高ランクのものは目ン玉飛び出るぐらい強いので注意です(笑)。
▲採取地で採取や戦闘を行うと、画面左にあるゲージが上昇。これを一定値消費することで、さまざまな“フィールドイベント”を起こすことができます。強敵との戦闘以外にも、希少材料の入手やレシピ発見などのイベントも起こせます。 |
まだまだ続くぜイイトコロ! せっかく時間をかけて作ったアイテムをポイポイ消費するのは、チョット抵抗がありますよね? そんな貴方に朗報! 本作では、作り出したアイテムは“探索装備”として事前にロジー&エスカの両名にセットしておくことで、街の外でも使用することが可能です(これと採取物を入れるカゴとは別扱い)。
そして街の外で使用したアイテムは、街に戻ることで自動的に補充されるのです。つまり、探索装備として使用した場合は、何度でも使うことが可能!! このおかげで、希少素材を使ったアイテムでも気軽に使っていけます。ポイポイと爆弾を投げまくれる……これぞ錬金術士!
探索装備はメニュー画面で登録可能で、ロジーとエスカはそれぞれが5ブロックのコスト枠を持っています(初期値。課題をこなすことで、最大25ブロックまで増設)。登録できるアイテムごとに必要コストが決まっており、コスト枠に空きがある限りいくらでもアイテムを装備できます。このコスト枠は、ストーリーを進めるごとに少しずつ増加。また強力なアイテムほど必要コストが大きいですが、調合でこだわることでコストを減らすことも! 逆に、探索装備以外は街の外で使えないので“何を持っていくか”も重要だったりします。
▲アイテムは使用回数が決められていて、消費した使用回数は街に戻ると回復するようになっています。 |
→初めての人にはわかりにくかったゲーム進行が改善!(2ページ目)
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