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2013年6月13日(木)

ゾンビたちが周囲をうごめくシアタールームで『デッドライジング3』のデモプレイを見てきた【E3 2013】

文:megane

 現地時間6月11日よりアメリカ・ロサンゼルスで開催されている“Electronic Entertainment Expo 2013(E3 2013)”。6月10日に行われたマイクロソフトカンファレンスで発表されたXbox One用ソフト『デッドライジング3』のデモプレイのレポートをお届けする。

『デッドライジング3』 『デッドライジング3』
▲写真中のWRENCH ORAMAはゲーム内にも存在するカーショップの名前。もちろん周囲はゾンビだらけ。

 デモプレイが行われたのは、サウスホールに入ってすぐの場所に位置するカプコンブース内のシアタールーム。『デッドライジング』と言えばゾンビ、ということで、シアタールームのすぐ脇の空き地にてゾンビがワラワラとうごめいていた。お疲れ様です。

『デッドライジング3』 『デッドライジング3』
▲金網ごしに威嚇しまくっているゾンビたち。2日目は1日目よりもゾンビの数が増えていた。

 シアタールーム内は撮影が禁止されていたので、テキスト中心のレポートとなる。また、デモの説明はすべて英語だったので、細かいニュアンスの違いについてはご容赦いただきたい。

 “Exclusive Xbox One Game”として紹介された『デッドライジング3』は、その言葉通りXbox One専用タイトルとして本体と同日に発売される。タブレットやスマートフォンなどと連携する“SmartGlass”機能にも対応しており、Xbox Oneとのかかわりは深い。

■前作と同様にガムテープ巻きで武器をカスタマイズ

 本作の主人公は、『1』のフランクでも『2』のチャックでもなく、若者のニック。外がゾンビだらけの中、ニックはあるレストランを訪れる。ハンマーを手に取り、ゾンビたちと戦っていく中で、彼は1つの武器を手にする。それは円形の歯がついた電動ノコギリ。さらに手にするハンマーと電動ノコギリを組み合わせることで、ゾンビを縦に真っ二つにできるファンキーな武器“Sledge Saw”ができあがった。

『デッドライジング3』
▲彼がニック。手に持っている武器はハンマーと電動ノコギリから作られたSledge Saw。

 この2つの異なる武器を組み合わせて、新たな武器を作るというのは『デッドライジング2』で採用されたシステムだが、『3』でもそれは健在だ。本作では各地に落ちている武器の設計図(BluePrint)を見つけることで新たな武器が作れるようになる。

 そうこうしているうちにニックは、1台の車を見つけて乗り込む。ゾンビと車は切っても切れない縁だ。ゾンビもののパニック映画では、こういう時にエンジンがかからないものだが、『デッドライジング』での車はゾンビと遊ぶための道具であるため、エンジンがかからなくてハラハラするなんてことはない。

『デッドライジング3』

 ただ、今作のゾンビはなかなか遊び甲斐があるようで、跳ね飛ばそうとしても車にしがみついてくる。そのままサイドウィンドウをぶち破って襲いかかってくるので、Xボタンでぶん殴って振り落とす必要がある。

■武器や衣装はロッカーやクローゼットから取り出し可能

 次の場面では車から降りて室内へ。ここには今回の新要素の1つ、“Weapons Locker”が設置されている。このロッカーには今までに入手した武器が保管されており、すぐにその武器を取り出すことができる。しかし、設計図から作りあげた武器も取り出せるかどうかは、今回のデモではわからなかった。

 Boom CanonやMaulerといった形を見る限り楽しそうな設計図を拾いつつ、酸素マスクのついた防護服などに着替えるニック。街中にはさまざまな衣装が落ちていて、一度着た服は“CLOTHING CLOSET”に入っており、Weapons Lockerと同様に自由に取り出すことができる。クローゼットには女性物のドレスやシャークの着ぐるみなどを見ることができた。

 と、そこにニックへ電話がかかってきて、生存者が近くにいることがわかった。この電話が誰からのものかはわからなかったが、ニックは1人で行動しているわけではないということだろう。マチェットと日本刀で作った、薙刀のような武器“Mauler”を拳法着姿で振り回しながら指定の場所にたどり着くと、そこにはTaylorという生存者の姿があった。

 無事にTaylorを助けだした後は、車に乗り込んで次の場所へ。途中、車が横転したためにドアが開けっ放しの電車に乗り込むと、車両の先は高台へと続いており、大量のゾンビを見下す位置へと出た。

 次に見せたデモはSmartGlassを使った連携機能。スマートフォンから操作し、空中からの支援攻撃で辺り一面のゾンビを吹き飛ばしていく。そしてマイクロソフトカンファレンスで見た最後の瞬間へと続き、デモは終了した。

『デッドライジング3』

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 『デッドライジング』シリーズにおけるゾンビは恐怖の対象ではなく、世界を形取るかけがえのない要素の1つであると私は思う。行動パターンや1画面に出てくる数は増えたものの、これまでと変わらない感覚でゾンビと付き合えるような感じがした。

 実際にプレイできたわけではないので、あくまで見た目でしかないが、オブジェクトの1つ1つに『デッドライジング』らしさが表れている他、そのオブジェクトを示すアイコンも“らしさ”でいっぱいだった(例えば、カラーコーンには被らせる意味でのトロンのアイコンがついていたり)。

 怖いのはゾンビではなくて人間。本シリーズを通じて引き継がれているこのコンセプトが、新ハードになってどのような形で表れてくるのか楽しみだ。日本でも本体とともに早い登場を願いたい。

『デッドライジング3』

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