2013年6月14日(金)
現地時間6月10日、E3 2013の開催に先駆けて詳細情報が発表されたPS4&Xbox Oneの次世代機。両ハードメーカーのカンファレンスでは多数の対応タイトルが発表されたが、ベセスダ・ソフトワークス傘下のTango Gameworksが開発を手掛ける『サイコブレイク』も、すでにPS3/Xbox 360/PCの他、次世代機への対応を発表していた。
本作のプロデューサーを務める木村雅人氏と、サバイバルホラーの生みの親とも言えるディレクターの三上真司氏は、カンファレンスを見てどのような印象を持ったのか。E3開催地であるアメリカ・ロサンゼルスで、PS4&Xbox Oneについて聞いた。
――Xbox OneとPS4のカンファレンスをご覧になって、率直なご感想を教えてください。
両ハードとも、いい進化をしてくれたなという印象です。はたしてどれくらいユーザーに食い込んでいけるのか、今から期待しています。エンターテイメントにおいては、TVをはじめとしたライバルが多い中、ゲームそのものの楽しみを大事にしながらも、動画やソーシャルといったさまざまな楽しみ方を統合しているハードになっていますよね。その部分がどうユーザーに浸透していくのかという点が、両ハードの未来がかかっているように思います。
作り手側からすれば、伝えたいことはどのようなハードであっても伝えられますから、その部分で何かスタンスが変わるということはありません。2つのハードには、ユーザーのためのハードであってほしいと思っています。スペックなどの数値がどうこうというよりも、ハードはユーザーにとって共通のルールですから、ユーザーが第一であることが重要だと思います。
――Xbox OneとPS4のカンファレンスをご覧になって、率直なご感想を教えてください。
クリエイター目線で見ると、どんどん緻密なものが作れるようになっていくので、作りがいがありそうだなというのが第一印象ですね。
――各カンファレンスで紹介された内容の中で、気になったタイトルやサービスについて教えてください。
気になったタイトルは、『メタルギア ソリッドV ファントムペイン』と『TITANFALL』です。どちらも演出面も含めて、グラフィックのクオリティがものすごい。クリエイターがいい仕事しているなと感じました。『TITANFALL』は、ロボットが無機質ではないところもいいですね。
――現在制作中の『サイコブレイク』は、どのようなゲームを目指して作っているのですか?
プレイしている時に感じる“ヤバイ”“怖い”といった部分を突き詰めて作っています。五感を奪われる恐怖、逃げられない恐怖、対抗手段がない恐怖など、人間が恐ろしいと感じる根幹的な部分ですね。とは言っても、“怖い”ばかりではなくて、物をバンバン破壊したりする“快楽”も用意しています。心霊的な恐怖もスパイスとして入れながら、怖いところと、そうではないところの緩急は大胆につけているので、ご期待ください。
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