2013年6月14日(金)
“E3 2013”のSCEブースで、PS4用ソフト『The Witness』のプレゼンテーションが実施された。その中で確認できた、本作の概要について紹介する。
『The Witness』は、その多くが謎に包まれている。公式サイトではジャンルすら“未定”となっているが、“パズルアドベンチャー”と表現するのが適しているだろう。バックストーリーも一切提示されず、“謎に満ちた孤島をパズルを解きながら冒険していく”というシチュエーションのみが明かされている。言うなれば、“何もわからないということだけがわかる”状態だ。
プレイヤーの視点はファーストパーソン。オープンワールドの島にはところどころにパズルが置かれていて、それを解いていくことによって新たな道が開けていくようだ。パズルは一種の迷路で、スタートからゴールまでを1本のラインでつなげばクリアとなる。なお、ラインは同じ道を通ったり交差したりできず、一筆書きとなる必要がある。
▲通路が膨らんだスタート地点から、袋小路のゴールまで(実際はマーカーが点灯している)まで線を引く。これが基本。 |
▲パズルは徐々に難しくなっていく。クリアに成功すると、パズルにつながっているケーブルが発光して次のパズルを指し示す。パズルはエリアごとに種類が異なり、エリアAのパズルで詰まったから気分転換にエリアBのパズルへ挑戦……というような行為も可能だ。 |
▲チュートリアルパズルの一例。黒い点を通過しなければならない。 |
▲こちらでは、黒丸のブロックと白丸のブロックの間を通過していく。 |
▲上記2つが複合されたパズル。チュートリアル用パズルの経験を生かして突破しよう。 |
▲ゴールがいっぱい? しかし背景にヒントが。 | ▲線対称に動くライン。両方がそれぞれのゴールへたどり着ける道を探そう。 |
▲正しいルートがわからない……でも建物の窓から覗くと? |
▲意味ありげなオブジェクト。これは一体? |
この島は何なのか。そして何が起こっているのか……そのすべては不明だが、1つだけ確実に言えるのは、PS4の表現力で描かれる島の美しさだ。個人的な感想としては、3Dゲームが出始めのころに散見されたバーチャル世界の探索ゲームを久しぶりに見たようで、懐かしい感覚を覚えた。
ハードコアなアクションゲームやパーティゲームはもちろんおもしろいが、異世界への没入感をじっくり楽しめる本作は、現時点において希少な1本だろう。
▲奥深いパズル&アクション『Braid』で世界的な評価を得た、開発者のジョナサン・ブロウさん。 |
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