2013年6月14日(金)
昨年のElectronic Entertainment Expo(E3)で電撃的に映像が発表後、つねに注目を浴びてきた『Watch_Dogs』。現代を舞台に、街のあらゆるものをハッキングできる主人公・Aidan Pierceの物語が、オープンワールドの中で描かれていくゲームだ。
北米での発売日が11月19日に決定し、いくつかのトレーラーが公開されてはいるものの、ゲームとしての詳細はまだ明らかにはされていない。マルチプレイや、タブレットなどを使ったゲームへの関与の方法など、気になる部分を『Watch_Dogs』でAIなどを担当しているユービーアイソフト開発のEric Billargeon氏に直撃した。
――舞台となるシカゴの街をいかに再現するのかが『Watch_Dogs』というゲームとして重要だと思いますが、リアルな街を構築するためのポイントはなんですか?
街自体の再現については、リアリスティックで、ライブ感があって、そしてリッチな感じを出すことが重要です。とくに、人間が本当に住んでいる感覚が伝わることが大事だと思います。
――一番難しいのはゲームの中で生きているように動く人間だと思いますが、あたかも意思を持っているかのような人間は、どのようにして作っているのですか?
1人1人が街に生きていることによって、その人たちが自分の仕事をしていたり生活を持っていたり、そういうことを全部、設定として吹き込んでいくことで、見えるものとしてのリッチさ、豊かさをクリエイトしています。
――この街にはとても多くの人間が生活をしていますが、モデリングを含めて“同じような人”は存在するのですか?
ゲーム中に、同じ人が2回出てくるのを見ることはかなり難しいことです。なぜならば、人間を作り上げていく過程で、いくつかに分かれた体のパーツをミックスして作っているので、パーツの組み合わせによって違う人物ができてくるために、同じ人を見るのは極めて珍しいことです。
――1つの場所にとどまって、人々を見ていても楽しいですか?
その通りです。とどまっていることで、人々がどういう電話を使って、どんな会話をしているのかを盗聴できます。また、いろいろな情報を得ることによる報酬を手に入れられます。そういう楽しさがあるので、とどまっていたとして、スーパー楽しいですよ!
――物語はシカゴだけで完結するのですか? また、街の大きさはどのくらいの広さですか?
シカゴ内で物語は完結していくのですが、シカゴの中にもいろいろな地区があります。地区に分けているので、同じシカゴの中でも、違った雰囲気の場所がいくつも存在します。
――街の中を移動する手段はどんなものがありますか?
車や電車、ボートなど、すべての手段を使うことができます。
――主人公のAidanが、フリーランニングで、簡単に金網を上ったりしながら敵を追いかけるシーンがありますが、このシステムは独自のものですか? それとも同じUbiソフトの『アサシンクリード』シリーズなどを参考にしているのでしょうか?
それらのシステムはまったく別のシステムですが、『アサシンクリード』と同じスタジオで作っているので、クリエイターが知識を交換しながら作っています。
――ストーリーとフリープレイ、物語の進行と街の中を自由に歩く遊び方があると思いますが、この2つの関係性はどうなっていますか?
ストーリーはミッションを遂行していくことで進行していきます。街の中を自由に動いている時は、ミッションを止めて探索していることになります。銃を買ったり、気分転換に何かをしたりすることができます。街を歩いていると、ミニゲームのような感じで、小さなミッションが発生することもあります。
――マルチプレイについてお聞きします。クローズドのデモプレイを見ましたが、シングルとマルチが自然に行われていました。これはどのように実現しているのでしょうか?
『Watch_Dogs』の開発で、そこがシームレスであることが非常に重要でした。シングルプレイとマルチプレイがシームレスに融合して、アクセスできることが重要になっています。
――マルチプレイでの他のプレイヤーはどういう存在ですか? 敵ですか? 味方ですか?
基本的には敵になりますが、情報をもらえる協力者にもなりえます。その人の行動をブロックするだけでなく、いろいろな情報を得られる可能性もあります。
――同じゲームの世界にたくさんの人が入ることができるのでしょうか?
そうですね。シームレスなので、ローディングもありません。1つの世界に、プレイヤーが気付かなくても人がポンポンと入ってきます。「こんなところにも人が!」とびっくりするようなこともたくさんありますよ。
――実際にタブレットを使って、どのようにしてゲームに介入するのでしょうか?
タブレットを使うと、自宅以外の場所でハッキングパワーを使うことができます。例えば、交差点の信号を変えたり、ブロックしたり、誰かに情報を与えてみたりといった具合です。
――タブレットを使うことや、コミュニケーションのためのネットワークを作るなど、ゲームの世界を広げるためにいろいろなことを考えていると思うのですが、具体的にはどんなことを用意しているのですか?
そうです、そういったものをまさに開発しています。コンソール用、Android/iOS用です。Android/iOS用は、カナダのケベック州にいる開発チームが作っていて、すでに実際に接続できている状態になっています。
――Disrupt(ディスラプト)というエンジンは、本作専用で作られているものなのでしょうか?
本作用に特別に独自に開発されたものです。これによって、シカゴの街を本物のように作り上げることができる。そのために作りました。
――ありがとうございました。
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