2013年6月26日（水）

サスペンダー教官のモチーフになったのはあのキャラ!? 1年ぶりに配信される『ぎゃる☆がん』DLCについて開発スタッフにインタビュー

文：kbj

■さまざまな人に愛される『ぎゃる☆がん』――世界平和のために活用!?

――DLCのこだわりは？

中川：これまで同様に、中身はインティ・クリエイツさんにこだわって作っていただきました。私が言えるのは価格です。オール400円（税込）。エロくて安くしています。

伊東：すばらしい！

中川：今回はお祭り。感謝の意味を込めて、この値段にしています。エロくて安いお祭りでいいんじゃないでしょうか!?

――改めてになりますが、本作の魅力を教えてもらえますか？

伊東：たくさんの女の子にモテたいという、男の欲望を気軽に叶えてくれることです。あとはおバカなところですね。細かく言い出すといろいろあるんですが、わかりやすくあげるとその2つ。これだけのモテモテ体験をできるのは本作だけっ！

田村：アンケートの中でも、シューティングとしてもいいとのご意見をいただきました。コスチュームが増えることで、変態度が増して、ゲームが楽しくなっています。アンケートでは、パンツというキーワードが並んでいましたが、奇しくも今回増えた衣装は、あまりパンツは見えません。子悪魔の服は専用のハイレグTバックに統一されています！　パンツではないゲーム自体の楽しみがあるので、そこを見出していただければ幸いです。

――見える見えないではなく、このサスペンダー教官は、はいてませんよね？

田村：フロントが開いているため、“はいてない”感はすごいです！

伊東：モニターに穴が開くほど、上からのぞいてください！


▲きわどいシチュエーションを楽しめる新衣装。入手した際には、楽しんでみては？

――“はいてない”とか“のぞいてください”とか、会話の内容がアブノーマルですね。中川さんの考える魅力は？

中川：動画投稿サイトには、海外のファンがプレイしているものも上がっているのですが、テンションの高さが尋常ではないんですよ。それを引き出せるタイトルはそうそうないので、そこだと思います。本作を広めて世界平和に貢献したいです！　Love＆PANTS!!

――（平和はどこへ？）開発を振り返っていかがですか？

伊東：とにかくおもしろい開発ラインでした。他のラインだと、企画やミーティングを重ねてアイデアが出てくるんですが、『ぎゃる☆がん』は「こういうシステムを勝手に作ったので見てください！」っていうのが多かった。例えば、パンツのテクスチャーが増えたこととか、“妄想モード”での“ゆらしてみる”とか、それらは一切指示を出していないんです（笑）。

――現場で作り上げていったというのは、いい流れですね。

伊東：まあ、勝手に作っておいて、入っていないのもありましたが（笑）。ただ、そういう遊び心を受け入れられるソフトだったので、ソフトとしてよくなっていったのだと思います。

田村：最後までかかわれなかったんですが、東京ゲームショウなどで一緒にいろいろなことをやらせていただき、このタイトルだから実現できたようなことを体験させていただきました。あまりないことなので、今度また何かできればいいと思います。

――他に何か印象的だったことはありますか？

田村：開発しているのは男性が多いので、女の子のモーションを作る時に「こうじゃない？」「いや、こうでしょ」とか言いながら、クネクネしていました（笑）。

伊東：実際に自分でやりながらなんですよ。最初は恥ずかしがってやらないんですが、最後のほうには人が変わったようにクネクネしている人もいました。こんなマジメな人だったのになあって。

田村：モーションを作ってチェックに出した際に「こうじゃない！」ってなると、ダメ出しした人が実演することになる。「こうじゃない」って言った人が、「もっとこうだろ！」ってクネクネして教える様子を見られました。


▲東京ゲームショウ2010のアルケミストブースの様子。ドキドキ体験会ではコンパニオンが水鉄砲で撃たれて濡れるというアトラクションも!!

中川：ワハハハハハ。すごいですね。どんどん新しいものが入ってきたのは、本当に印象的でした。特に一般のお客さんの目に触れたゲームショウ後で、劇的に変わったのはすごかったです。

――あれはすごかったですね。

中川：はい。本作はメディアの人たちだけでなく、販売店や開発者など、業界の中にファンが多いんですよ。こういう愛されるタイトルは少ないので、すごいこと。かかわれてよかったと思います。

――濃い『ぎゃる☆がん』好きはいると思うのですが、続編の予定は？

中川：確かに愛されていますからね……やっぱり『2』を作るしかないですかね!?（笑）

――ぜひお願いします！　先ほどまでとかぶってしまうかもしれないんですが、最後に読者へのメッセージをお願いします。

伊東：エロい要素もありますが、シューティングとしてもとにかく考えられている。そこを感じてもらえればと！

――さっきと言っていることが全然違うじゃないですか！

（一同笑）

伊東：いや、やっぱりエロい要素も大事ですが、それだけではゲームとして長続きしないんですよ。というわけで、全体を楽しんでください！

田村：Xbox 360版から数えて丸2年が経つんですが、似たようなゲームが出ていない。ベスト版と新規DLCにあわせて購入していただいても、見劣りするようなタイトルではないと思います。オンリーワンな内容を楽しめるので、ふれてもらいたいですね。いつ買うの？　今でしょ！

中川：今回は値段を落としたことで、1人でも多くの人に「これはバカだけどおもしろい！」ということが伝わればいいと思います。シューティングゲームとして、純粋に楽しんでください。これが売れれば、次がある……かも!?


▲熱い魂で、『ぎゃる☆がん』のDLCを作り上げた3人。彼らの魂がこもった衣装を、堪能してみては？

データ

▼『ぎゃる☆がん BEST』ダウンロード版: ■メーカー：アルケミスト; ■対応機種：PS3; ■ジャンル：STG; ■発売日：2013年6月6日; ■価格：2,800円（税込）