2013年7月3日(水)
――気になったんだけど、2011年のTGSで発表されてから、なんで発売まで2年ぐらいかかったの?
板ザン:オレらに聞かれてもわかんねーッスよ。多分だけど、USBの差し込み口のデザインとかがβ版から変わっているんで、所々微調整をしたんじゃないんスか。
ふ~ど:初めのころは天板が固くて中々閉まらなかったこともありましたからね。
――試作品の段階でやり取りとかなかった?
板ザン:何回かあったけど、何を言ったかなオレ。ともかく、Razerはこのスティックに限らず、いろいろな人の意見をフィードバックして何度も試行錯誤をする社風があるんスよ。世界中からテスターの募集もしたぐらいッスからね。
ふ~ど:しかも、参加した人はβ版『Razer Atrox』がもらえるんですよ。
――Razerさんってスゲー太っ腹だよな。昨年のTGSの時もグッズをばら撒いていたし、オレなんてステージでふ~どと1回対戦しただけでコントローラーをもらったし。
板ザン:そうなんスよね。海外だともっとヤバイらしいッスけど。
――ちなみに『Razer Atrox』の“Atrox”ってどこからとったの?
板ザン:調べたら“古代のクジラ”らしいッスよ。
――えっ、なんで古代のクジラ?
板ザン:さぁ? クジラの口みたいに天板が開くからかな。
ふ~ど:デカイっていう線もありますよ。
板ザン:それはないだろ(笑)。ちょっと本社に聞いてみますわ。
▲本社(アメリカ)の人とFacebookで会話を始める板ザン。古代のクジラを意味する『Razer Atrox』の真相やいかに! |
板ザン:わかりました!
――お! なんだって?
板ザン:“Atrox”はネコ科の“Panthera Atrox”から来ているそうです。
――おい、古代のクジラはどこにいったんだよ(笑)。
板ザン:……わかんないッス。辞書にはそう書いてありました。
ふ~ど:“Atrox”で調べたらいっぱいあるっぽいですよ。「狙いはアトロックス。あの足のぶっといクモです。」って(笑)。
――クモでもあるのか(笑)。
板ザン:後、Razerのネーミングルールでは、コントローラはネコ科、マウスはヘビ、キーボードはクモ、オーディオは海の生き物に分類しているとのことです。
――なるほど。そういうことなら納得だ。
ふ~ど:さて、腹も減ったことだし、そろそろシーメー(飯)でもいきますか!
板ザン:居酒屋でもいいッスよ。ゴローさんのおごりで。
というわけで、彼らとの対話はこれにて終了。結論を言うと、『Razer Atrox』は“カスタマイズ性に優れたアーケードスティック”ということがわかったが、プロゲーマー2名のセールストークは論外ということで。なお、『Razer Atrox』の詳しい製品概要は5月27日の記事に掲載されているので、興味を持った人はチェックしてみてください。
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