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2013年7月24日(水)

『魔女と百騎兵』発売直前レビュー!! 魔女様のやたらに過激な言動と、期待以上の骨太アクションに脱帽です!?

文:オヌゥ

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■自分だけのコンボの組み合わせを考えるのが超楽しい!

 最後に、『魔女と百騎兵』ならではの戦闘システムをご紹介したいと思います。僕がこのゲームで一番注目したのは、通常攻撃のコンボだったりします。最近のアクションゲームって、冒険フィールドに持っていける武器種が限られていて、それぞれの武器種で攻撃やコンボの回数が決まっているから、どの武器種を選ぶかが重要だったりしますよね。

 これに対して、『魔女と百騎兵』では最大5つの武器を武器種に関係なく装備することができるんです。ちょっと文字解説だけでは難しいので、まずは下の装備画面を見てください。

『魔女と百騎兵』

 1~5までの武器枠に、それぞれ異なる武器が表示されていますよね。これは、コンボを繰り出した時、何撃目をどの武器で攻撃するかを表しているんです。上の画面だと1撃目が刀剣、2撃目が鈍槌、3撃目が刀剣、4撃目が槍鎌、5撃目が鈍槌となります。1撃目は相手をひるませたいから鈍槌にするとか、3撃目はターゲット以外の敵が近づいてきた時のけん制に使いたいから槍鎌にしようとか、自分だけのコンボを自由に組めるんです。ちなみに、『魔女と百騎兵』で使用できる武器種は次のとおりです。

【刀剣】……前方になぎ払い。振りが速く扱いやすい。
【古塔】……前方に突き。攻撃範囲が狭いので当てにくいが、ダメージが大きい。
【鈍槌】……前方に振り下ろし攻撃。振りが遅いがダメージが大きく、相手をひるませやすい。
【槍鎌】……自分を中心に360度に回転攻撃。ダメージは小さい。
【蝕台】……前方になぎ払い。ダメージは小さいが、なぎ払いと同時に魔法を繰り出せる。

 武器種の違いや組み合わせの工夫の他にも、武器ごとに打撃、斬撃、魔撃の3つの属性があったり、各武器に付いている賽の魔紋と呼ばれる紋様が連番になるようにコンボを組むことで、ダメージ倍率を上げたりできるなど、さまざまな要素があるので、組み合わせを考えるのが本当に楽しいです。次に出掛けるフィールドに合った武器の組み合わせを考えてたら、いつの間にか1時間も経ってたなんてことが結構ありましたよ(笑)。

『魔女と百騎兵』

■上級者向けの“魅せるアクション”も存在!

 ゲームの操作は基本的にシンプルなので、初心者でもすぐに楽しめます。が、敵の攻撃をギリギリで避けると、周囲の動きがスローモーションになるミスティカル・ダッジと呼ばれる上級者向けの魅せるアクションも存在します。

 無理に使わなくてもレベルを上げればクリアできると思いますが、このアクションを活用できれば、戦いがかなり有利になります。特にボス戦は、敵が大きな攻撃を繰り出す時に防御力が激減するという設定があるため、ミスティカル・ダッジに成功すれば一気に大ダメージを与えられるんです。戦術としても有用ですが、これを駆使して低レベルクリアなどの縛りプレイに挑戦してみる、なんていうのもいいかもしれませんね。

『魔女と百騎兵』

 最後に個人的な感想ですが、初心者も上級者も楽しく遊べるゲームに仕上がっていると感じました。ただチュートリアルがざっくりなので、すべてのシステムをしっかり把握できない可能性があります。1つ1つの要素が実に奥深く、突き詰めて遊び尽くすのが楽しいゲームだと思うので、プレイ前に取扱説明書にじっくり目を通してから遊ぶといいかもしれません(笑)。予想と期待を超える形で骨太なゲームになっているので、時間がある時にどっぷり腰を据えてプレイしたいです。ちょうど夏休みも始まったことですし!

『魔女と百騎兵』

(C)2013 Nippon Ichi Software, Inc.
※画面は開発中のもの

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