News

2013年8月16日(金)

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』最速レビュー! 能力がシステムと見事に調和して「ゥンまああーいっ!」と叫びたくなるデキっス

文:えまぬえる

 バンダイナムコゲームスから、8月29日に発売されるPS3用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』の先行レビューを、ライターのえまぬえるがお届けします。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』

 身近の出来事をなんでも『ジョジョ』に例えてしまい、周囲から(いい意味で)キモチ悪がられている、ライターのえまぬえるです。対戦格闘アクションゲームがスキで、学生の時は「第4部の格闘ゲームがあったら……」と妄想し、授業中にキャラクターの技表をノートにしたためたほど。ただし、対戦格闘アクションゲームの腕前自体は普通の人間並ですが。ちなみに、好きな部は、第4部“ダイヤモンドは砕けない”で、好きなキャラクターは虹村億泰ですッ!

 今回、発売前の『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』を体験できる機会を設けていただきました。新たに発表された新キャラクターを中心に、ゲームシステムや技の原作再現度などについてレポートしていきたいと思いますッ!

 まず最初にプレイしたのは、先日参戦が発表されたばかりのエンリコ・プッチ神父! 自身が優勢のときは説教臭くなるくせに、ピンチになると素数を数えだす第6部きっての好敵手です。そんな神父は、ホワイトスネイク、C-MOON、メイド・イン・ヘブンと3つもスタンド能力を持つ特殊な人物。安易に3人に分けず、1人のキャラクターにまとめたのはモノスゲーと思いますが、スタンドの進化をゲームシステムに落とし込むのは難しいんじゃないんですかね?

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
▲対戦開始時のスタンドはホワイトスネイク。原作と同様に一部のコマンド技やハートヒートアタックを当てると、相手の能力をDISCにして奪い取ることができる。

 しかし、そんな不安を『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』はすぐにぶっ飛ばしてくれました。それは、“緑色の赤ちゃんゲージ”! プッチは原作同様“14の言葉”を唱える必要があり、詠唱がすべて完了するとC-MOONへと進化します。そしてスタンドがC-MOON時にグレートヒートアタックを使用するとメイド・イン・ヘブンに進化することができるわけです。

 普通の格闘ゲームであれば、“コマンド技ゲージを1つ消費することで進化”とするところを、わざわざ“緑色の赤ちゃんゲージ”という固有システムを作ってしまう本作! ゲームシステムがキャラクターを! キャラクターがゲームシステムをひきたてています!

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
▲特殊技である“14の言葉”を使うと、「らせん階段」「カブト虫」「廃墟の街」……と唱えはじめ、完了するとC-MOONへ進化。ホワイトスネイク時とは能力やコマンド技などが大きく変わる。
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
▲メイド・イン・ヘブンに進化すると“時は加速”する! 自分の動きは加速し、周囲の時間の流れが遅くなるので一方的に相手を圧倒することができるッ!

次のページでディオをレポート!

(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
(C)2013 NBGI

1 2

データ

関連サイト