2013年8月29日(木)
PS Storeの注目コンテンツを、電撃PSの編集&ライター陣が平日(ほぼ)毎日紹介していく特集企画、“電撃PlayStation×PlayStation Store”。話題のDL販売ゲームをはじめ、ゲームアーカイブス、追加DLC、ベスト版、PV・体験版など、ゲームを深く愛する電撃PSスタッフが、ゲーマー視点でコンテンツをピックアップしていきます。
本日紹介するのは、SCEより2005年7月28日に発売され、2009年9月24日には“UMD(R)Passport”の対応と同時にダウンロード版も配信開始となった『やるドラ』シリーズ第1弾のPSP移植作『やるドラ ポータブル ダブルキャスト』。
“記憶喪失との少女との出会い”という共通のテーマを持つ、春夏秋冬を舞台にしたアドベンチャー『やるドラ』シリーズ。SCEの家庭用ゲーム機の主力が初代PSだった頃、2Dのアドベンチャーと言えば“止め絵”が常識だった中、物語全編が“アニメーション”で展開していく『やるドラ』は、とにかく衝撃でした。そのシリーズ第1弾である『ダブルキャスト』は、当時『機動戦艦ナデシコ』で人気急上昇中だった後藤圭二氏をキャラクターデザインに起用。それに釣られてプレイした私は、夏という“明るいイメージ”とは裏腹な、衝撃的な結末の数々に戦々恐々としたものです(笑)。
ミステリー&サスペンス色が強い作品であるため、詳しくは語れませんが、『やるドラ』の名は伊達ではなく、“謎を解決するヒントを映像や音声から読み解く”ことが重要で、インタラクティブ性は非常に高いです。バッドエンドの1つ1つも丁寧に描かれており、ある意味バッドエンドのほうが見せ場がある……なんてモノも。15年以上経過した今でも十分通用する洗練された作品なので、寝苦しい夜にプレイすると効果的かもしれませんよ? ちなみに、私の記憶が正しければ“初代PS初のパンチラ解禁作品(3D作品は除く)”でもあるので、そのあたりも見ドコロです。(ライター:袋こ~じ)
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