2013年8月23日(金)
▲モデルのイヲナさん(左)と、撮影を担当するユウさん(右)。 | ▲新作のオマケには、おひげのペーパータトゥーが。おしゃれ! |
“本気で遊ぶ”をコンセプトに、お菓子の擬人化の他、ペガサスやユニコーンといった幻想的なモチーフによる写真集を制作されているサークル。世界擬人化大賞内オリジナル擬人化部門で順グランプリに輝いた実力派サークルでもあります。
作品はイヲナさんがモデルと衣装のデザインを、ユウさんが撮影とパッケージングのデザインを担当しているとのこと。今回の新作では、男装モデルの方との上品かつ耽美な絡みにより、独特の世界観を演出されていました。
▲ユウさんの撮影により、いろいろな表情を見せるイヲナさん。 |
▲既刊の鳥籠をモチーフにしたもの(左)と、ユニコーン(中央)、ペガサス(右)。 |
▲サークル主催者のウズラさん(左)と、モデルのハツルさん(右)。 | ▲発行物の中にも使用されたモチーフの展示がかわいい! |
“眠り”をテーマにした写真集を発行していたウズラさんのサークル。少女が眠りに落ちるところから始まり、その夢の中を追う物語が写真によって語られます。売り子をしていたハツルさんをはじめとし、参加モデルの方は皆日本人離れしたきれいな顔立ちで、北欧のようなイメージが写真の中に広がっています。
作品作りは、企画から撮影の他、衣装の用意やメイクまでうずらさんが手掛けているとのこと。撮影は、カメラマン兼AD、モデル兼ADのように協力し合って少人数で行っているそうです。1冊の写真集を作るにあたって統一感を大切にしているため、安定した世界観が魅力の1つです。
▲童話から登場人物たちがそのまま出てきたようなビジュアルやデザインがステキ! 本の中に描かれているイラストは、絵描きの方がウズラさんのイメージをもとに描き下ろしてくださったとか。 |
▲写真集の中でもモデルを務める摩耶さん(左)と乃絵さん(右)。 | ▲実際に撮影で使用した、オレンジ色の金魚鉢も展示されていました。 |
水中撮影への関心が高まる今、さまざまな水中撮影の写真が制作・公開されています。サークル主催者のKENPIさんも水中撮影の写真を見て感動し、自らも撮影するに至った1人。水中撮影に興味があってもなかなか踏み出せないカメラマンが多い中、そんな方々の助けになる水中撮影に関するQ&Aを写真集の中で公開していました。
撮影に関するデザインやアイデアは、主にモデルの方からいただいているそうです。フラッシュを金魚鉢の中に入れて発光させたり、サイリウムを使って光を演出したり、さまざまな発想が生き生きと写真の中に収められていました。
▲KENPIさんが手掛けた水中撮影写真の数々。さまざまなアイデアで、無限の可能性が広がります。 |
▲サークル主催者のmiyabiさん(左)と、モデルに加えてアシスタントもこなすRaiさん(右)。 |
“たべちゃいたいくらいかわいい”をコンセプトに写真集を制作していたmiyabiさん。ペットボトル飲料の擬人化やお菓子の擬人化を、シンプルかつキャッチーにデザインしていました。「ペットボトルが人間に見えない?」から始まった擬人化企画。ご自身を使ってのサンプル作品の提示まで行ったとのこと。作品は、撮影やレタッチ、編集などをmiyabiさんが手掛けているそうです。
イメージに合った方に出会ったら、初対面でもどんどん声を掛けていくというmiyabiさんの行動力には驚きです。参加したモデルの方々も、ダンサーやパティシエ、フォトグラファーなどクリエイティブに活躍されている方が多く見受けられました。
▲ペットボトル飲料の擬人化では、モデルの方が各々好きなペットボトル飲料を持ち寄り、それに合った衣装をモデル自らがコーディネートして撮影したとのこと。 | ▲お菓子擬人化の中には、紅茶のTパックをモチーフにしたものも。 |
▲小さくなってしまった女の子たちがかわいい! |
▲パーティイベントで踊りながらケーキを制作するショーを披露することで有名な、パティシエのイチカワミズホさんも参加。モデルに加え、写真集の中で使用されているお菓子(パイ)の制作も行ったそうです。 |
どのサークルの方も、作品創りにかける情熱はもちろん、なによりも「創作が楽しい!」という意気込みを感じました。コミックマーケットの広い会場の中で、未知のジャンルの作品を手に取る機会を作ることはなかなか難しいかもしれませんが、この機会に視野を広げてみるのはいかがでしょう?
3万を超えるサークルのそれぞれが愛情を込めて制作した作品たちが、あなたの手に取られることを待っているかもしれませんよ!