News

2013年8月26日(月)

『コール オブ デューティ ゴースト』のさらなる新要素が明らかに! シニアディレクターのERIC BIESSMAN氏に聞く!!【gamescom 2013】

文:チョロ松

前へ 1 2

 ここからは、Raven Softwareでシニアクリエイティブディレクターを務めるERIC BIESSMAN氏に伺った話を紹介する。

『コール オブ デューティ ゴースト』

■SQUADSをはじめとするマルチプレイの新要素に注目!

――ERICさんは『コール オブ デューティ ゴースト』の開発において、何を担当されているのでしょうか?

 マルチプレイに関するクリエイティブディレクターを務め、メインの開発スタジオであるInfinity Wardをサポートしました。

――本作の最大のセールスポイントは何でしょうか?

 新しい世界観、新しい場所、新しい物語など、すべてが新しいということです。

――すべての要素を一新した理由について、教えてください。

 新しいゲーム機が登場し、新たなマーケットがこれから広がっていくという意味で、これまでとは違ったコンセプトが必要だと考えました。

『コール オブ デューティ ゴースト』 『コール オブ デューティ ゴースト』

――これまでのシリーズのファンと、これから始めるファンのそれぞれに、どのように『コール オブ デューティ ゴースト』を受け止めてもらいたいですか?

 すでに『コール オブ デューティ』シリーズというベーシックなゲームスタイルが確立されていますので、それを踏まえたうえで、新作としての追加要素を楽しんでほしいと思います。

――軍用犬のライリーが話題を呼んでいますが、これほど人気が出ることは予想していましたか?

 いいえ(笑)。非常に驚いています。ライリーはチームメイトであり、プレイヤーをサポートしてくれる相棒ですが、こんなに人気が出るとは思いませんでした。

――ライリーを登場させるということで、開発面における特別な苦労はありましたか?

 モーションキャプチャスタジオに実際の軍用犬をつれてきて、その動きをトレースして記録しました。作業は大変でしたが、とても賢い犬だったので、スムーズにいきましたよ。犬は身近な動物ですが、誰もが納得するリアルな動きになっていると思います。

『コール オブ デューティ ゴースト』

――今作のマルチプレイではさまざまな新要素が追加されていますね。

 今回はマルチプレイにおける多様性という点を重視しました。キャラクターのカスタマイズも非常に自由ですし、女性キャラも作成できます。また、どのようにゲームを楽しむかという点についても、各自がどのように行動するかを選ぶことができます。アグレッシブに敵を攻撃してもいいし、ゆっくりと周囲を確認しながら静かに行動してもいいのです。さらにエリアの広さの違いなど、どのような場所で戦うかも選べます。プレイしながら、そこがどんな特徴を持ったマップなのかを学んでほしいですね。

『コール オブ デューティ ゴースト』 『コール オブ デューティ ゴースト』

――ストライクパッケージについて教えてください。

 ストライクパッケージは、どんなスタイルでプレイすると有利になるのかという要素です。“アサルト”を選んだ場合、敵を倒すごとにポイントが得られます。そしてポイントがたまると、ガードドッグのサポートといった能力がアンロックされていきます。ただし、倒されてしまった時にはポイントがリセットされ、獲得した能力もいったんなくなります。

 “サポート”は、チームメイトを補助する役目です。敵を倒した時にポイントが得られるのは同じですが、自分がやられてもリセットはされません。ポイントを獲得いていくと、背後にシールドが出現したりします。

 “スペシャリスト”はアサルトに似ていますが、ポイントを獲得していくとさまざまなパークスが得られます。

『コール オブ デューティ ゴースト』

――SQUADSについて教えてほしいのですが、専用の各ゲームモードについて説明をお願いします。

 あなたが作成したキャラクターは、すべてSQUADSのメンバーとなります。自分以外のキャラクターはチームメイトとなり、AIによって行動します。作成できるのは最大10名で、自分を含む6人を1つの部隊として編成できます。望むなら、メンバーを入れ替えることも可能です。

 また、このSQUADSを敵に回して戦うことも可能となっています。友だちと一緒にプレイする場合に、SQUADS同士を戦わせるといったこともできますし(SQUAD vs SQUAD)、友だち4人でチームを組んで、次々と襲ってくるSQUADSとの戦いに生き残る“SAFEGUARD”というモードもあります。

 “WARGAME”は、友だちとともにSQUADSと戦うモード、“SQUAD ASSAULT”は友だちやSQUADSを含む6人の部隊で、別のプレイヤーが作成したSQUADSと戦うモードとなっています。自分が作成したSQUADSを敵に設定して、ほかのプレイヤーが自由に戦うこともできます。

『コール オブ デューティ ゴースト』

――3つの新しいマルチプレイヤーモードについて教えてください。

 “Search and Rescue”は、前作の“サーチアンドデストロイ”に似たモードです。2つのチームが戦い、1つのチームが攻撃側、もう1つが防御側を交互に担当します。自分が倒れた場合でも、再出撃までに時間の猶予が与えられ、仲間に救助されたらその場で復活することができます。

 “Cranked”は、非常に展開の早いモードで、常に敵を倒し続けていることが求められます。プレイヤーには持ち時間が与えられ、プレイ中はこれがどんどん減っていきます。しかし敵を倒すごとに時間が追加されるので、倒し続けている間はゲームが続行となります。持ち時間がゼロになると、プレイヤーは爆発してしまいます(笑)。

 “Blitz”は、いわゆる“キャプチャー・ザ・フラッグ”に似ていますが、フラッグを奪うのではなく、フラッグのある陣地を奪い合うというものです。チーム全体の戦略と行動が、勝利のカギとなるでしょう。アメリカンフットボールにおける“ブリッツ”(ラインメン以外のディフェンス選手が、攻撃側バックフィールドに突進するディフェンス戦術)を想像してもらえればと思います。

――Crankedは、敵を倒し続けなければならないという意味で、上級者向けのモードというイメージですが、実際はどうなのでしょう?

 Crankedでは、自分の行動するスピードを選択することができます。素早く行動できる分、爆発までのタイムリミットも短くなってしまいますが、自分の技量に合わせて設定すれば有利になりますよ。

――『コール オブ デューティ』は日本でも非常に人気のあるシリーズですが、発売を待ち望んでいる日本のファンに向けて、メッセージをお願いします。

 世界中で『コール オブ デューティ』シリーズが愛されているということを、とてもうれしく思います。日本の皆さんも、ぜひ『コール オブ デューティ ゴースト』を楽しんでください。

――ありがとうございました。

『コール オブ デューティ ゴースト』

(C) 2013 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION, CALL OF DUTY, and CALL OF DUTY GHOSTS are trademarks of Activision Publishing, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.

データ

▼『コール オブ デューティ ゴースト』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PC
■ジャンル:ACT
■発売日:字幕版 11月14日/吹き替え版 2013年予定
■希望小売価格:オープンプライス

関連サイト

前へ 1 2