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2013年9月2日(月)

【ほぼ毎日特集 ♯41】セガに『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』碇ゲンドウフィギュアを、今出す理由を聞いてきた! ホビーメーカー訪問記(まり蔵)

文:まり蔵

――セガプライズの最近の動きについて教えていただけますか?

太田:弊社は『新世紀エヴァンゲリオン』や『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』のアイテムをずっと出させていただいています。ここのところ新しい試みとして碇シンジや渚カヲル、碇ゲンドウのフィギュアを制作したのですが、これが各所から好評をいただいていまして! 特にゲンドウなどはなかなかフィギュア化されていないこともあり、ありがたいことに多くの方から「欲しい」と言っていただいています。

 弊社の傾向として美少女モノのフィギュアがこれまで多かったのですが、最近は女性のお客様も増えてきまして、少しずつ男性キャラクターを立体化する流れになってきていますね。

【ほぼ毎日特集】
▲9月発売予定の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版 プレミアムフィギュア“碇ゲンドウ”』。渋いですなあ。

笹谷:あとディズニーのプライズもずっと出していまして、これまではぬいぐるみなどかわいらしいアイテムを作っていたんですが、最近はミッキーマウスや『トイ・ストーリー』『モンスターズ・ユニバーシティ』のキャラクターフィギュアを出しています。その評判もかなりいいですよ。

 これらのアイテムはファミリー向けなんですが、そういう層のお客さんも最近増えてきています。特に『トイ・ストーリー』のバズ・ライトイヤーのフィギュアの人気が相当高かったようで、店舗からは「なくなったので早く欲しい」という声が多かったですね。これまではプライズと言えば男性のお客さんが多いというイメージでしたが、最近は女性や家族層を開拓するための取り組みを進めています。

――個人的には、セガさんのプライズと言えば初音ミクのフィギュアが印象的です。クオリティがとにかく高くて……。

笹谷:初音ミクは、最初に出したアイテムから高い評価をいただきました。おそらくこの時期からクオリティを上げて、大きめのサイズのフィギュアに力を入れ始めたんですよね。プライズは普通には販売されていないものなので、ぜひUFOキャッチャーをプレイしていただいて取っていただきたいですね。

――今後出されるプライズで、オススメのものや気になっているものはありますか?

太田:『進撃の巨人』のアイテムですね。この間のワンフェスで展示した胸像フィギュアの他にミカサ・アッカーマンをフィギュア化しようと思っていますので、注目していただきたいです!

 あと、“エターナルキャラクターシリーズ”というものを展開しているのですが、これは昔の有名アニメタイトルを今あえて立体化するというシリーズでして、現在『機動戦艦ナデシコ』や『ふしぎの海のナディア』、『トップをねらえ!』の3タイトルを扱っています。

 まだ立体化やフィギュア化が主流ではなかった時代に人気の高かった作品のキャラクターを、今のセガの技術で立体化したらこうなりますよという試みですね。このシリーズはしばらく続けていきたいと思っています。

笹谷:僕は『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。(以下、俺の妹。)』のフィギュアですね。セガプライズの宣伝隊長を桐乃と黒猫にやってもらっているんですが、それにあわせて黒猫のちょっと大きめのフィギュアをだしたりしています。『俺の妹。』は結構長く続けているシリーズで、いろいろとアイテムも出していますのでぜひ注目していただきたいですね。

【ほぼ毎日特集】
▲『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 プレミアムフィギュア nexusVer. SP』。桐乃、黒猫ともに『nexus』のCDジャケットに描かれた衣装を着ています。
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▲9月登場予定の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 プレミアムフィギュア“白猫 with a smile”』。

――今後発売される“セガ ラッキーくじ”でオススメのものはありますか?

笹谷:10月に販売開始予定の『セガ ラッキーくじ 北斗の拳』です。原作の『北斗の拳』自体が30周年アニバーサリーということで、それにあわせた形でリリースします。フィギュアをはじめ、ちょっとユニークなアイテムなどもご用意させていただきました。

太田:『北斗の拳』のくじはおもしろいアイテムが多数ありますが、すべての等級でフィギュアというくじもあるんですよ。去年発売した『俺の妹。』のくじなどはそれに当たりますね。

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▲『セガ ラッキーくじ 北斗の拳』はA賞がケンシロウで、B賞がラオウ。個人的にはE賞の『ライガとフウガのトレイ』がとんでもなく気になります……。
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▲原作の“飲み物に関するエピソード”が描かれたマグカップ。懐かしいシーンばかりで、原作を読み返したくなりました(笑)。

→次のページでは、おふたりが印象深かったアイテムについて伺いました。
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Illustration by KEI

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