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2013年9月21日(土)

1人プレイでも世界中の誰かと自動マッチング! 『DRIVECLUB』はPS4の特性を生かした新タイプのレースゲーム【TGS2013】

文:ゴロー

 9月19日~22日にかけて千葉・幕張メッセで開催される“東京ゲームショウ2013”。そのSCEブース・プレミアムラウンジでプレイしたレースゲーム 『DRIVECLUB』の魅力・感想をお届けする。

『東京ゲームショウ2013』

 席に座ってゲームを始めようとボタンを押すと、いきなりとんでもないブ男が画面に出てビックリ! 言うまでもなく、そのブ男とはオレ自身だ。数秒後にモニターの上にあるカメラからパシャリとされ、プレイヤーデータの一部として写真が組み込まれた。

 スタッフによると、TGSでは本作体験者のプレイデータは会場内でシェアされており、他の人が試遊した際にゴーストカーとして登場するという。製品版では自分の実力(スコア)に近い人と自動的にマッチングされるそうで、それがPS4の特性を生かした本作の代表的な要素になるとのこと。1人でプレイしていても、常に世界中の誰かとアツイ勝負ができるわけだ。

『東京ゲームショウ2013』 『東京ゲームショウ2013』

 ラウンジには液晶テレビを挟み込むように2台のPS4と『DRIVECLUB』が設置されており、それぞれ所属するチームと車種が異なる。今回は入り口手前の試遊台のチームが“LIKE A BOSS”で、MASERATI GRANTURISMO MC STANDALEとMercedes-Benz SLS AMG BLACK SERIESに乗ることができる。一方の試遊台では、チーム“LUCKY 7 LEGENDS”でASTON MARTIN VANQUISHとRUF RT12 Rに乗ることができる。初めは軽く流すつもりで、その場にある操作マニュアルを見つつプレイしてみた。視点変更を試してみると、バンパー、ボンネット、運転席側ワイパー、車内、客観など視点が5種類も用意されていて、好みの視点で運転することができる。

『東京ゲームショウ2013』 『東京ゲームショウ2013』
▲いずれの車も400馬力あり、アクセルを踏み込むと一気に加速する。ブレーキを踏まなければカーブを曲がりきれずに激突してばかりになってしまうが、欧米の高級車をキズだらけにしても問題ない、というある意味爽快感も(笑)。

 臨場感を求めるなら車内視点が一番。車内の作りはとにかくリアルで、ハンドルさばきやサイドミラーに映る景色などは、操作や背景と見事に一致している。走行速度も画面上の数字ではなくスピードメーターから確認することになり、実際に運転しているような気分になることだろう。

 今回の試遊台で走れたコースは“OLIVERS LANDING CANADA”というコースで、道幅がやや狭く急なコーナーが多いコース。走行を開始すると、まずは平均速度の計測が開始。コースとしては直線部分なのだが、障害物がコース上に設置されており、ステアリングとアクセルをコントロールしないと、まともにスピードは出せない。224km/hほどでその時のトップクラスのスピードになっていた。

 続いて、コーナリングを競うゾーンに突入。特定のルートをなぞるとスコアが加算され、すばやくコーナーを曲がることができれば高得点となる。側壁などにぶつかってしまうと、しばらく得点が加算されないようなシステムになっていたようだ。

 最後に待ち受けるのはドリフトゾーン。ブレーキングによる荷重移動とサイドブレーキによるきっかけ作りをうまく演出し、スピードに乗って角度のついたドリフトを行うことで、急激にスコアが上昇していく。いくつものコーナーが用意されていたが、コーナー1つでドリフトをうまく決めると1000点以上にもなるため、最初から最後まで繋げて走行できたら、おそらくその日のトップは取れるのではないだろうか。

『東京ゲームショウ2013』

 試遊台では2周行うと終了となる。終了時にそのコースでのスコアを合計した順位付けがされる他、チームとしての勝敗についても判定が行われるように見える。チームに所属し、1人でもチームのために走れる『DRIVECLUB』。まだそのシステムの全貌は明かされていないが、新たなレースゲームのシリーズとなることを期待したい。

■東京ゲームショウ2013 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2013年9月19日~20日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2013年9月21日~22日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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