2013年9月25日(水)
――今回、ヒロイン役として稲垣さんを選んだ経緯を教えてください。
テレビ番組やブログを見ていて、サブカル系に強そうな方だと思って注目していました。インタビューとかを読んでも、すごく熱意を感じる人でしたし。それでいて、意外にもアニメやゲーム系のお仕事はされていないなあという印象を持っていました。
一方、今回の『魔都紅色幽撃隊』のヒロインである深舟さゆりの声優を考えた時、気が強い声を出せる人じゃないといけないなと思いました。そんな時、ちょうど稲垣早希さんの声を聞いてインスピレーションを受けました。
だからもう、吉本興業さんと直接交渉をして、キャスティングを進めたんです。
――今井監督が直接ですか!?
ええ、自分が直接(笑)。東京の事務所にも大阪の事務所にも行って、お話をさせてもらいました。
――今井監督の作品で芸能人が声優を担当するというのは、ちょっと意外な気がしましたが?
芸能人が参加と聞くと、なんとなく話題性や広告的な意味合いで起用したと思われがちですが、僕自身もそういう理由で芸能人を使うことは嫌いです。
これまでの作品のキャスティングでもそうでしたが、僕としては、芸能人か声優かを問わず、ちゃんとサブカル系が好きな人と言いますか、演じる際のモチベーションをしっかりと持っている人にお願いしたいと思っています。
実際に収録を終えて、稲垣さんの演技はとても素晴らしかったです。このゲームを通じて、ゲームファンの方が稲垣さんのよさを知ってもらえれば、そして、これをきっかけに稲垣さんのゲーム・アニメ関係の仕事が開けるようなことがあれば、とてもうれしく思いますね。
――稲垣さんのツンデレの演技はよかったですか?
僕の作品でもメインヒロインがツンデレというのは珍しいケースなので、新鮮に感じると思いますよ。過去作品だと、才色兼備の優等生や元気系、逆にちょっと秘密を抱えた陰のある女性なんかが多かったんですけど、今回は初のツンデレ系ですから。新しいヒロイン像を見せられるかなと思います。
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