2013年9月22日(日)
――日本戦車の開発ツリーの実装が発表されましたね。日本のファンを代表してお礼を述べたいと思います。日本の戦車には、どんな特徴があるのでしょうか?
日本の戦車は、ほかの国の戦車とはちょっと違って、エキゾチックな雰囲気を持っています。日本戦車の開発ツリーを実装するに当たって、まずはその詳細をきちんと研究することが必要ですが、これが非常に難しいです。
手始めに、軽戦車と中戦車のツリーを発表させていただきましたが、それ以外にも重戦車や駆逐戦車、自走砲なども実装する予定です。他の国と同じように、プロトタイプの戦車や計画戦車なども入れていきたいですね。おそらく、そういった戦車が他の国よりも多くなるでしょう。
――Victorさんは、日本の戦車の長所および欠点について、どのようにお考えですか?
フランスの戦車に近いイメージを持っています。ただ、まだまだ研究が必要なので、その質問にお答えするには、もう少し時間をください(笑)。
日本の場合、ゼロ戦をはじめとする飛行機や、大和などの戦艦が有名です。これらに関しては、非常にたくさんの資料が存在しているので、研究もスムーズです。例えば、ゼロ戦は旋回性能が非常に高く、相手の背後に回り込むことが得意です。私自身も、ベータテスト中の『World of Warplanes(ワールド オブ エアプレーンズ)』で、日本の戦闘機を使って敵の後ろに回って攻撃するのが得意です。
でも、日本の戦車については非常に謎が多く、ミステリアスです。どういう特徴を与えるか、非常に難しいですね。これまでにも、ドイツやソビエトのほとんど知られていない戦車も、しっかりと研究してきた経験があるので、同じように頑張ります。
――ズバリ、実装のタイミングはどのくらいの時期になりそうですか?
なるべく年内に。でも、年明けになってしまうかもしれません。
――日本では今、手軽に遊べるスマートフォン向けのソーシャルアプリがとても人気があるのですが、そういったモバイル方面の展開は考えていらっしゃいますか?
モバイル向けに、2つのタイトルを開発しています。まず、『World of Tanks BLITZ(ワールド オブ タンクス ブリッツ』というソーシャルゲームをテスト中です。これは、『World of Tanks』と同じようなゲーム体験を楽しんでいただくタイトルです。このために新たに3Dグラフィックエンジンを開発しました。スマートフォンやタブレットで、最大7人対7人の対戦を楽しむことが可能です。来年には、もう少し詳しい情報をお伝えできるでしょう。
もう1つ、『World of Tanks Generals(ワールド オブ ジェネラルズ)』というトレーディングカードゲームが開発中です。PCのブラウザまたはモバイルで遊べるタイトルで、主役は戦車ですが、さまざまな支援カードを使って相手プレイヤーと対戦します。
また、Xbox 360版も近々登場します。テストは順調で、TGSの会場でも日本語版を試遊していただけます。実は、砲弾発射のエフェクトが、PC版『World of Tanks』よりもリッチな表現になっていますので、ぜひ注目してみてください。
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