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2013年9月22日(日)

PS4版『真・三國無双7 with 猛将伝』はPS4のパワーを生かした戦場の奥にまでひしめく敵兵士の群れが特徴!【TGS2013】

文:電撃オンライン

 PS4、PS3、PS Vitaのマルチで展開する一騎当千の爽快アクション『真・三國無双7 with 猛将伝』。東京ゲームショウ2013でプレイアブル出展されていたPS4版の感触を、電撃PlayStaitionの『無双』シリーズ担当・まさんがお届けします。

『真・三國無双7 with 猛将伝』

 シリーズ最多の77名という武将が登場した『真・三國無双7』。そこに新要素や追加武将を加え、やり込み要素を強化したのが『猛将伝』です。今回紹介するPS4版では、この『猛将伝』と『真・三國無双7』の両方がセットになっており、新要素も含めてガッツリ遊べるようになっています。

 そんなわけで、さっそくTGSに出展されているバージョンを紹介していきましょう。TGS版では、趙雲を使用して董卓の撃破を目指す“虎牢関の戦い”の後半からゲームがスタートします。襲い来る呂布の猛攻をかわして洛陽の街を抜け、奥にいる董卓と出会えばクリアです。

 ゲームを始めて、まずPS3版との違いに気がつくのが敵兵士の数。もともと、敵兵士がワラワラと出現して、それをなぎ倒していくのがこのシリーズの魅力ではありますが、PS3版よりも明らかに敵の数が多く、画面いっぱいに敵が出現しているのにいっさい処理オチしていません。

 むしろ、PS4版では画面いっぱいどころか、視界の端まで敵の姿が見えます。洛陽の門を開けてはるか遠くにいる敵集団もぼんやりと視認できてすごくリアル。従来ではハードの処理能力の限界もあって、何もない場所にいきなり敵の集団が出現するという現象もありましたが、かなり遠くから敵が表示されるので、そうした敵のステルス化もありませんでした。

 また、敵兵士の多さによる処理落ちもまったく起きず、多くの敵を引き付けながら戦ってもなめらかに動作するのがイイですね。『無双乱舞』で一気に敵をなぎ倒しても、処理オチはいっさいありません。ゲーム自体はPS3から続く『真・三國無双7』ベースなので特筆する新要素こそありませんが、逆に既存の作品と比べやすいので、シリーズを遊んだ人ならそのハイスペックさを肌で感じられるのではないでしょうか。

 ゲーム的な部分ばかり触れましたが、グラフィックの部分も明らかに違いがあります。キャラクターの描画もなめらかで、アップになると細かく動いている表情の違いまでハッキリと見てとれるのがわかります。

 背景も当然ながら美しく、壁にかけられた明かりや燃えている洛陽市街の炎の表現といった、細かい部分も緻密かつ迫力たっぷり。それから、“虎牢関の戦い”は夜ステージでかなり暗いのですが、夜のステージでも暗いだけでなく背景や敵の視認性が高く、明らかに従来の作品よりも遊びやすかったのが好印象でした。

 ちなみに、操作は基本的にPS3準拠ですが、コントローラーの中央にあるタッチパネルを触るとポーズがかかり、情報画面を表示できるのが地味に便利。コントローラーのフィット感やスティックの位置も取り回しやすく、PS3版よりも操作しやすかったです。

 PS4版は本体の発売日と同日になるローンチタイトルで、11月28日に出るPS3版とPS Vita版に比べると発売日は遅めですが、それを補って十分待つかいがある仕上がりだと思います。クロスセーブにも対応するとのことなので、先にほかのハード版を遊んで待っているのもいいし、シリーズ初体験にもオススメですね。

 それに、シリーズのなかでも評判がいい最新作の移植ですから、ゲームとしての下地もバッチリ(個人的にも一番おもしろいナンバリング)。PS4でとりあえずボリュームのあるものを遊びたいなら、購入の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

『真・三國無双7 with 猛将伝』 『真・三國無双7 with 猛将伝』

■東京ゲームショウ2013 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2013年9月19日~20日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2013年9月21日~22日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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