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2013年10月11日(金)

『World of Tanks』の戦場における立ち回りの基本をレクチャー! 【めざせ! 戦車道免許皆伝!! 第2回 戦闘の基礎編】

文:田中尚道

■移動中の射撃はまず当たらない!

 戦車の移動中は、地面の起伏やエンジンの振動で、砲撃がぶれます。運がよければ当たることもありますが、そんなものを信じて撃つのは弾の無駄。【移動】→【停止】→【射撃】の繰り返しが、攻撃のシークエンスです。

 画面のレティクル(照準)には緑の破線サークルが表示されていますが、停車するとこのサークルが小さく収束していきます。サークルが最小になった時、照準器の△と砲塔の△が重なったポイントに敵の姿を収めれば、まず外れません。ただし、停止してサークルが収束している最中は、自分も攻撃されやすくなってしまうというデメリットがありますので、ご注意を。

『World of Tanks』

 また、敵との距離が近ければ、部位破壊を狙えます。敵の砲塔に攻撃が命中すれば、砲塔の旋回装置を、足回りを撃てば履帯(キャタピラ)を、車体の中央(車両によって異なる)を撃てばエンジンを、それぞれ破壊できる可能性があります。

 旋回装置を破壊すれば、修理完了まで砲塔の旋回が不可能になりますし、履帯やエンジンなら移動に支障をきたします。また、エンジンを破壊すれば、火災を発生させる可能性もあります。消火が間に合わなければ、そのまま車両の撃破へつながるので、自分の運のよさに感謝しましょう!

『World of Tanks』 『World of Tanks』
▲自分の履帯(キャタピラ)が切られてしまったら、ただの的! お祈りの時間もなく、あの世行きだ。

■わからなかったら誰かについていこう!

 初めてのマップなど、慣れないうちは、どこに移動していいのかもわからない状態になることがあると思います。そんな時は、たくさんの仲間が移動する方向についていくと心強いものです。もちろん、そんな精神論で語れるメリットだけではありませんよ?

 たくさんの仲間がいるということは、敵から見た攻撃目標が分散する、仲間の攻撃が敵に集中するという、2つのメリットが享受できます。デメリットは、自分が何もできない可能性があることぐらいでしょうか。それでも、とりあえず生き残れる可能性が増えます。

 仲間と敵戦車が戦闘を始めたら、状況に応じて敵の裏を取りに動きましょう。ゲームの中では、各戦車の砲塔は1門しかありませんし、射撃するとリロードに時間が掛かることがほとんです。さらに、砲塔を旋回させるにも時間が掛かります。敵戦車の後ろに回れば、隙を突いて安全に攻撃できますし、味方との挟撃で一気にせん滅できることもあります。ただし、敵戦車をカバーする戦車が、さらにその後ろにいる可能性もあるので、そこら辺は要注意!

■敵が焦れるのを待て!

 ここまで紹介してきた内容は、『World of Tanks』の基本も基本。そのため、敵も同様の行動原理で動きます。ですから、敵も建物の陰に隠れているのが当たり前。敵の射界に入れば、こちらが攻撃態勢を整える前に撃たれてしまいます。向こうは止まっているわけですから、射撃サークルは収束中。こりゃあ分が悪い。

 では、どうするか。誰でも撃たれれば、撃たれたほうの反対側へ反射的に動きます。危険を感じて一歩前に出られる奴なんて、オットー・スコルツェニー(ドイツ軍人で、“ヨーロッパで最も危険な男”と呼ばれた)ぐらいなもんです。ですから、後ろに下がって障害物から出てくるのを、十字路の手前で待つ。あるいは、壁の後ろでただ待ってるのはつらいと、焦れて攻撃に打って出たところを撃つのがセオリー。この場合、先に動いたほうが負けなのです。

『World of Tanks』 『World of Tanks』
▲ガマンはツライもの。でも戦場では、臆病なぐらいでちょうどいいのサ。

 さらに、少しだけ見えている部分なども狙い目の1つ。向こうは、自分の車体がはみ出していることに気づかないことも多いので、自分はゆっくり動いて、このはみ出している部分を探します。うまく当てられれば、リスクゼロで超おいしい展開に。まぁ、これは反対に、自分に対する戒めにもなるんですが。

『World of Tanks』 『World of Tanks』
▲オシリがはみ出した敵戦車を発見。神様、ありがとう!
『World of Tanks』 『World of Tanks』
▲窓の向こうにわずかにのぞく敵戦車。こんなところから狙われるなんて、思わないよね。敵ながらご愁傷様……

→高低差にも要注意! 激戦後の1人語りも(3ページ目へ)

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データ

▼『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』
■メーカー:ウォーゲーミングジャパン
■対応機種:PC
■ジャンル:ACT
■配信日:2013年9月5日
■価格:無料(アイテム課金)

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