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2013年10月15日(火)

優勝は“ファミリー餃子五人前♪”――600人超が参加した『バーチャファイター』最大級のイベント“第14回ビートライブカップ”をレポ

文:ゴロー

 10月13日に東京レジャーランド パレットタウン店にて、VFR主催の大会“第14回 ビートライブカップ(BT杯)”が開催された。

『第14回 ビートライブカップ』

 BT杯は、セガの3D対戦格闘ゲーム『バーチャファイター(VF)』シリーズにおいて、その年の最後を締めくくる一大イベント。全国から実に多くの選手が集まり、5on5形式のエリア対抗戦が実施される。近年ではニコニコ動画やUstreamでのLIVE配信、優勝チームへの特別称号の進呈なども行われるようになっている。

『第14回 ビートライブカップ』
▲1年ぶりの再会を懐かしむ場と化す喫煙所。大会フロアと隣接しているため、ここでアルコールを摂取しつつ観戦する人も多い。
『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』
▲フードコートでは、BT杯名物『VFカレー』を販売している。なんのひねりもないネーミングだが、選手の間では「値段以上の味がある」ともっぱらの噂だ。
『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』
▲お台場パレットタウンに会場が変わってからは、レンタルルーム(カラオケルーム)の貸し出しも恒例に。休憩所や荷物置き場など何かと便利。

 この記事では、BT杯の試合内容を中心にレポートしていく。なお、大会レポートとは別に、元鉄人をはじめとしたプレイヤーにフォーカスした内容なども、後日掲載するので楽しみにしていてほしい。

【予備予選~プレイオフ】昨年の覇者“チームイレイザー”が早くも脱落!

 今期も大会の種目タイトルは『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』。決勝トーナメントに出場できるのはわずか16チームで、BT杯ではまずその出場権を賭けて、予備予選→予選リーグ→ワイルドカード→プレイオフの順に行われる。今期は全国から129チーム(645人)がエントリーしていた。

『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』
『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』
▲入場後は、予備予選が開始される9:30までに約30分ほど野試合ができる。そのわずかな時間で最終調整することを目的に、多くの選手が来場していた。

 ここ数年のBT杯は『VF』プレイヤーの同窓会と言うに等しく、一線を退いた人たちがお祭り気分で参加する。そんな古参プレイヤーたちの貴重な戦いが繰り広げられるのが予備予選だ。

『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』
▲ほどなくして、予備予選がスタート。全10ブロックによる1発トーナメントを行ない、勝った10チームが予選リーグへ進出できる。
『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』
▲開始早々に場内はすし詰め状態。別チームにいる仲間の応援に駆けつける人も多く、どの筺体からも異常なテンションのかけ声があがっていた。
『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』
▲元鉄人の池袋サラなどもチーム名“トウキョウヘッド”で出場。チームメイトの新宿ジャッキーは、残念ながら風邪で欠席とのことだった。▲海外から唯一の参戦となるフランスのチーム“Frendship Troopers”は、関西の首領・ZAPの餌食に。

 予選リーグが始まると来場者数はさらに増加。ここからは予備予選を勝ち抜けたチームが、現役のプレイヤーたちで結成された強豪チームのブロックに入り、ハイレベルな戦いがそこかしこで繰り広げられた。

『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』
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▲予選リーグの組み合わせはクジ運がかなり重要。予備予選を抜けたチームにはクセ者も紛れており、優勝候補のチームが足元をすくわれるケースも珍しくはない。
『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』
▲キャサ夫やちび太など豪華メンバーで結成された“ゲームスポットアテナ町田”。『VF2』時代の仲間たちに囲まれ、かつてのアテナ杯を彷彿させるほど異様な盛り上がりを見せていた。
『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』
▲プロゲーマーのふ~ど率いる前大会の覇者“チームイレイザー”が、“屈伸ジェネレーション”のカシン1人に5人抜きされるといった波乱も!

 ワイルドカードは各チームの代表者戦となり、代表者1人が負けたら5人全員が即脱落となる。2つのトーナメントに分けられ、プレイオフへの席は2つしかない。2連覇を狙う“チームイレイザー”はワイルドカードにて再起を狙うも3回戦にして夢破れ、関西の“いやきち”と九州の“Zバランス”がプレイオフ進出の切符を手にした。

『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』
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 続くプレイオフでは、予選リーグ(ノーシードブロック)1位の10チームとワイルドカードを勝ち抜けた2チームを交えて、6組が1戦行い、勝ったチームが決勝トーナメントへ進出できる。優勝予想に含まれている“タイラント”や“オレンジライン”といったチームが順当に勝ち上がり、勝利した6チームが決勝トーナメント出場を果たした。

『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』 『第14回 ビートライブカップ』
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→ステージが両国国技館と化した決勝トーナメント!(2ページ目)

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