2013年11月5日(火)
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――では、ちょっとゲームに即したことをお聞きします。ずばり、鬼束さんが曲のモチーフにもされたというこのゼロは、右目に花が生えているんですが……。
鬼束:そうそう。これ何ですか?(柴さんを見ながら)
柴:うーん……ねぇ。これ何ですか?(岡部さんを見ながら)
岡部:え!? 僕に聞くの!? ビックリした!!
柴:まぁ、すべてですよ。物語的に、めちゃくちゃ重大な意味がある花ですよ。
――なるほど。ネタバレだから教えてくれないんですね?
柴:その通り。
鬼束:で、これは何ですか? ヒヤシンス?
柴:あっ、そっち!? キャラ設定的な疑問じゃありませんでしたか(笑)。でもまぁ、それも秘密ですねぇ。
――意味深ですね……。では、質問の続き。ゼロの目に花が咲いていることにかこつけてお聞きしたいんですが、もし鬼束さんご自身に花が咲くとしたら、なんの花が咲くと思いますか?
鬼束:バラ。赤いバラです。
――即答ですね……。でも、わかる気がします。華やかさの中にトゲがあるというか、持つとチクッとするというか。
鬼束:チクッどころじゃないですねぇ。
――それどころじゃないとなると……グサッ、くらいでしょうか?
鬼束:うん(笑)。
――なるほど。ちょっと見てみたいです。目にバラを咲かせた鬼束さん。
柴:見られるんじゃない?
――え? どういう意味ですか?
柴:実は、この『This Silence Is Mine』のCDジャケットって、キャラデザインの藤坂公彦さんにお願いしたんですよ。そのイラストには、目に花を咲かせた鬼束さんが描かれています。
――な、なんと! ものすごいコラボじゃないですか!!
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▲こちらが、藤坂公彦氏がイラストを描き下ろした『This Silence Is Mine』のジャケット。鬼束さんの目には真紅のバラが生えており、全体的に不思議な世界観に仕上がっている。 |
柴:やっぱり、せっかくコラボするんですから、そこはこだわりたかった部分なので。僕から鬼束さんと藤坂さんにお願いして実現した企画です。
――それは素晴らしいこだわりですね。では、岡部さんはどうでしょう? ご自分に花が咲くとしたら……。
岡部:僕ですか? 僕は……。
鬼束:岡部さんはひまわりでしょ。
柴:ああ、わかる! ひまわりっぽい!
鬼束:野に咲くひまわりって感じじゃないですか。
――たしかに、ひまわりに通じる朗らかなイメージはありますね、岡部さんって。
岡部:本当ですか?
柴:朗らかねぇ。この人、実は怒らせるとめっちゃ怖いですよ(ニヤニヤ)。
岡部:いやいや、全然そんなことないでしょう!? でもまぁ、僕はひまわりってことで、自分でも納得です。
鬼束:(柴さんを見ながら)ちなみにこの人は、さつまいものツル。
――もはや花ですらないですけど(笑)。
柴:さつまいもかー。
鬼束:しかも食用。
柴:なるほど、食用ね。むしろ、食用じゃないとね。僕的には納得ですよ。食べ物だったらいいなと思っていたんで。自分的にはマツタケだと考えてたけど。
鬼束:そんな高いもんじゃないでしょ(笑)。
柴:いや、シーズン的に。でもまぁ、僕はプロデューサーってことですよね。お金の勘定をする人ってことを言われたんだと解釈していますよ。
鬼束:うん、その通り。
柴:お花ではお腹はふくらみませんからね。
――深いなぁ……。鬼束さんと柴さんもある意味対極だと思うんですが、阿吽の呼吸ではあるんですよね。
柴:光栄です。
――では、ここでもう1つ。ここにウタウタイたちのイラストがあるんですけど。それぞれがまったく異なるファッション感覚だと思いますが、鬼束さんから見て、この服だったら着てみてもいいなって思えるものを教えてもらえますか?
柴:いや、それはもうゼロでしょう。
――ゼロですか。でも、結構露出は高いですよ、この服。
鬼束:うん。気にしない。
柴:鬼束さんがゼロの衣装を着たところ、ちょっと見てみたい気もしますね。
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▲ちなみに鬼束さんは、『This Silence Is Mine』のレコーディングの際、ゼロの衣装をイメージさせる白い服を身に着けていったそうだ。 |
――では最後に、『DOD3』を楽しみにしているファンに向けて、何かメッセージをいただけますか?
鬼束:俺はいつでも草履だぜ!
柴:いや、僕の話はいいじゃないですか!?
――たしかに、柴さんはいつでも草履かサンダルを履いているイメージですが……。もうちょっと鬼束さんご自身のメッセージをお願いできれば。
鬼束:じゃあ、胸が重い!(自分の胸を持ち上げながら)
柴:いただきました! その写真、いただきました!!
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▲こちらが問題(?)の写真。男性陣は微妙に視線をそらしております(笑)。 |
――うおぉ……でも、これも使って大丈夫なんですか?
鬼束:全然大丈夫。ゼロと私の共通点です。
――な、なるほど。ゼロに胸は負けていないとのアピールってことでよろしいでしょうか?
鬼束:うん! 大丈夫!
――わかりました! じゃあ岡部さん。最後に何かいいことを言って、まとめてもらっていいですか?
岡部:えっ、僕がシメるんですか!? えっと……『This Silence Is Mine』ですが、やはりフルバージョンをぜひ聴いてほしいと思います。通して聴いてもらえると、鬼束さんが持つ世界観やストーリー性が感じてもらえる曲だと思うので。セカンドPVで流れている部分だけを聴くのとは異なるよさを感じてもらえますので、ぜひ!
――さすが磁石のS極とN極。2人で1つみたいなナイスコメントですね。皆さん、本日はありがとうございました。
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▲なごやかな雰囲気で進んだインタビュー後の記念写真から。鬼束さんと岡部さんが親しげにハグするのを、うらやましそうに見つめる柴さんの1枚。 |
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Character Design : Kimihiko Fujisaka.
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