2013年11月2日(土)
対戦バランスは、前回のロケテストから大幅に調整が加えられている。ここでは、プレイ時に確認できたポイントや、第2回ロケテストで新たに追加されたシステム“ブリッツシールド”についても紹介する。
今回のロケテストでの大きな変更点は、飛び道具や攻撃技が相手にヒットしていない状態で“ロマンキャンセル”を入力する、“黄色ロマンキャンセル”を使用した時のテンションゲージ消費量が、25%に下がっていたことだ。
前回のロケテストでも、いつでも好きなタイミングで“ロマンキャンセル”ができることがウリとなっていたが、今回から消費するゲージの量が大幅に減少したため、飛び道具を“ロマンキャンセル”して自分も一緒に追撃するといった攻め手から、大振りな攻撃が当たらなかった時に“ロマンキャンセル”して、息をもつかせぬまま次の展開を仕掛けるなど、一段と自由度の高い多彩な戦術を展開することが可能になっている。
発動すると、一定のあいだ時間の流れが緩やかになるのが『ギルティギア イグザード サイン』における“ロマンキャンセル”の特徴だが、第2回ロケテストの“黄色ロマンキャンセル”は、相手に攻撃がヒットした場合に“ロマンキャンセル”する“赤ロマンキャンセル”に比べて、時間の流れが遅くなる幅が短かく、展開がスピーディに感じられた。
▲確認できたロマンキャンセルの色は3種類。テンションゲージの消費量や、使用した後にテンションゲージがたまりにくくなる時間の長さなど、それぞれに違いがありそうだ。 |
新システムである“ブリッツシールド”は、【D】以外のボタン2つを同時に押し、テンションゲージを25%消費することでキャラクターが青い光を帯び、それを攻撃した相手が弾かれるという、いわゆる当て身に似たシステムだ。
相手の“ブリッツシールド”に弾かれて、のけぞってしまった状態では、硬直したまま攻撃をガードすることができなくなってしまうのだが、ここから自分も“ブリッツシールド”を出し返すことが可能。追撃を狙ってきた相手に対して、逆にこちらの“ブリッツシールド”を当て返すことができるのだ。
これまでは攻める側が強く、相手の攻撃を防御するのが難しかった『ギルティギア』シリーズだが、ここにきて搭載された新システムによって、対戦の駆け引きに新しい風が舞い起こりそうだ。
なお“ブリッツシールド”には、立ち、しゃがみ、空中の3種類があるようだが、詳しい性能の違いまでは時間の限界で調べることができなかった。
▲“ブリッツシールド”で弾かれた後ののけぞり状態から、自分も“ブリッツシールド”を出し返せる。使用時にはテンションゲージを消費してしまうため、互いのプレイヤーによる熱い読み合いが繰り広げられそうだ。 |
新キャラ以外で確認できた限りでは、カイの新技“スプリットシエル”の移動距離が変わっていたり、通過させることで飛び道具の“スタンエッジ”をパワーアップさせる“グラインダー”が、かなり長く画面上に残るようになっていたりした。前回のロケテストで遊ぶことができた他のキャラクターたちにも、大きな変化がありそうだ。
詳しい条件までは調べることはできなかったのだが、覚醒必殺技を使った時に“HELL FIRE”という表示が出ることを確認できた。このように、まだまだ多種多様な要素が隠されていると言えそうだ。自由度が増してさらに奥深くなった『ギルティギア』の最新作。まだまだロケテストの段階なので、発表されていないキャラクターの参戦も含め、今後もさらに進化していくことだろう。次なるに発表に期待したい。もちろん、第2回ロケテストは11月4日まで続くので、興味がある人は最寄の会場に足を運んでみよう。
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