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2013年11月14日(木)

続『ドラッグ オン ドラグーン3』キャラクター考察(微ネタバレあり)。ワンと『DOD1』マナの類似はヨコオタロウのトラップか?【電撃DOD3】

文:タダツグ

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―ワン[One](声優:田中理恵)―

『ドラッグ オン ドラグーン3』

「ゼロ、さっそくだがお別れだ」

◆人物設定:ウタウタイの姉妹の次女。真面目で理知的な性格で、正義感も強い。その高い知性ゆえに“絶大な力を持つウタウタイが何故生まれたのか?”という疑念を抱いている。各地の領主が敷く圧政によって、人々が苦しんでいる事に耐えかね、領主を討伐して新しい世界を作り上げた。ウタウタイの頂点に立つ存在。

 瞳の色は真紅。なお、ウタウタイの姉妹の中で唯一、このワンだけはサイドストーリーが公開されていない。

『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲真紅の瞳に憎しみの炎を宿し、ゼロと敵対するワン。ファンの間では、『DOD1』や『DOD2』に登場したマナに似ているとの声もあがっているが?

◆『ウタヒメファイブ』から読み取れる事実:第0話から登場。実質的な主人公的存在。幼いながら強いリーダーシップを発揮しており、他のウタウタイ姉妹たちからの信頼も厚い。砂の国の領主との戦いでは、姉妹に指示を出して戦闘指揮を採っていたことから、頭脳明晰な戦略家としての顔も垣間見える。

 戦闘中に使用するのは剣で、藤坂公彦氏が描き下ろしたゲーム用のキャライラストで見られる戦輪は所持していない。高い運動能力を誇る他、遠くにいる人間の心音をも聞きつけるなど、五感が非常に発達している。

 ウタのチカラで身体能力を高めることで、爆発的な攻撃力を発揮可能。ただし、その力を制御できず、暴走(?)しかけたことも。また、現在は竜の“ガブリエラ”と行動を共にしている。ガブリエラとミハイル、同じ4大熾天使の名前を関する竜に、なんらかの因果関係があるのかも興味深い。

 第0話で公開された得意技は“ハートレッド・ソード”。イメージカラーはカーマインレッドである。

◆PVから予想されること:ゼロを激しく罵るシーンや、互いに殺し合うしかないことを口にするシーンから、ワンとゼロ(&その他のウタウタイたち)が敵対することは明らか。『DOD3』の物語は、この“ウタウタイ同士の戦い”が主軸となりそうだ。

『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲救世主として、民衆からの支持を集めるワン。彼女が領主たちを駆逐した後、どのような世界を作り上げたのか、とても興味深い。

 セカンドPV中には、魔法の障壁らしきもので攻撃(ミハイルによるもの?)を弾くシーンが存在。その時、背後にはウタウタイの姉妹たちの他、巨大な魔物らしき姿も見える。この魔物、どうやら『ウタヒメファイブ』に登場するガブリエラとは容姿が異なるようだが……いったい何者なのだろうか。

 もっとも気になる部分は、赤い目や全体的な雰囲気が『DOD1』や『DOD2』のマナと酷似していること。シリーズファン的には、ワンとマナの間には何か関係があるとしか思えないが、そこはいい意味でファンの期待を裏切るヨコオタロウ氏のこと。まったくのミスリードで、実はマナと関係があったのは別の姉妹(たとえばフォウとか)でした、なんてトラップもありうるから業が深い……。

『ドラッグ オン ドラグーン3』

 その一方で、仮にワンとマナになんらかの関係性がある前提で考えると、マナが双子であったことや、『DOD1』でマナに憑依(?)した神のような存在などが、ワンにも当てはまる可能性がある。また、『DOD3』が『DOD1』よりも昔の時間軸にあたることを考えると、ワンが“天使の教会”を創設すると推測するのが妥当な気がするが、はたして妥当な予想がそのまま当たるかというと、あまり自信は持てないところ(苦笑)。

『ドラッグ オン ドラグーン3』
『ドラッグ オン ドラグーン3』 『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲『DOD1』、『DOD2』ともに重要な役割を担った少女マナ。ワンとのあからさまな類似はミスリードなのか。それとも……?

 ということで、現在公開されている11キャラクターについて、現段階で判明している情報を整理しながら紹介・考察してみた。これらのキャラクターが織りなす物語に触れられるまで、あと約1カ月ほど。いったいどんなストーリーが楽しめるのか、期待は高まるばかりだ。

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Character Design : Kimihiko Fujisaka.

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