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2013年11月28日(木)

『ドラッグ オン ドラグーン3』プレイレポート。遊んでわかった爽快感バツグンなアクションの魅力を解説(ネタバレなし)【電撃DOD3】

文:タダツグ

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◆──<上空戦>──◆

 “上空戦”ではミハイルに騎乗して空を飛び、炎のブレスで敵を撃破していくことになる。この“上空戦”、本作ではゲーム性が従来シリーズから大きく変化しているのが特徴。従来シリーズの“上空戦”は、マップ内を自由に移動しつつ、敵を攻撃してミッションクリア条件の達成を目指していた。だが今回は、さながらスクロール型のシューティングゲームのように、画面奥(または手前)に進みながら、途中に出現する敵を撃ち落としていくことになる。

『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲今回、最も大きく変化したのがこの“上空戦”。さながらシューティングゲームのようなプレイ感覚。

 “上空戦”におけるミハイルの攻撃パターンは、まっすぐに飛んでいくブレス攻撃(□ボタン)と、マルチロックオン攻撃(□ボタン長押し)の2種類。ブレス攻撃は炎の速度が速く、連射も効くので、敵の弱点を狙い撃ちしたい時に活用できる。マルチロックオン攻撃は、すばやく動き回る敵や、一度に大量の敵を相手取る際に有効だ。行く手をふさぐ敵を、マルチロックオンで一気にせん滅する気持ちよさは格別!

『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲こちらがブレス攻撃。炎が飛んでいく速度、および連射速度に優れるので、巨大な敵の弱点を狙い撃ちしたい際などに使うとよさそうだ。
『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲こちらはマルチロックオン攻撃。□ボタンの長押しで出現するカーソルを敵に合わせ、ボタンを離すことで、誘導弾で敵を攻撃する!

 あくまで僕個人の印象だが、フライトシミュレータ的な側面もあった従来の上空戦より、シューティング色が強くなった本作の上空戦のほうが、爽快感が高く感じた。ある意味“覚えゲー”的な側面もあり、やり込み心をくすぐられるプレイヤーも多そうだ。

『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲“上空戦”でも“ウタウタイモード”を発動できる。もちろん使い勝手はバツグンなので、ここぞという時に温存しておきたい。

【総評】
大きな進化・変化を遂げた『DOD3』は、アクション派プレイヤーにもオススメ!

 正直、実際に遊ぶまでは、本作のアクション部分がどのようなクオリティになるのか、不安に感じていた部分もあった。しかし今回、ゲームを実際に遊ぶことで、本作がアクションRPGとしても高水準であることが判明し、イチファンとして喜んでいるところだ。

 ファンから“もっさりアクション”と揶揄(やゆ)されることもあった『DOD1』に比べると、とにかくスピード感が増しているのが大きい。ステップとロックオンを駆使して戦う“地上戦”は、従来シリーズや『ニーア』とも一線を画す、独自のプレイ感覚が楽しめる。ある意味、世界観やストーリーに重きを置くことが多い僕が、アクション部分にここまでガッツリはまっていることは、正直自分でも驚いているくらいだ。

 “地上決戦”や“上空戦”にいたっては、これまでの低空戦や上空戦から、大幅な変化をとげており、スタッフの冒険心やこだわり、心意気が感じられた。これら2つのモードも、プレイしての爽快感はかなりのものなので、アクションゲーム好きも安心だろう。

 最後に、ファンが気になっていると思われる物語についてだが、これはもう、触ってからのお楽しみとしか書けない(……本当は書きたいけど)。何しろ冒頭から(むしろオープニングムービーから)して、サプライズ&ネタバレのオンパレードである。個人的には、公式サイトで読める各キャラのサイドストーリーや、『ビッグガンガン』で連載中の漫画『ウタヒメファイブ』を読んでおくと、ゲームを遊んだ際により各キャラに感情移入できるのでオススメだ。

『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲ここで多くを語ることはできないが、ストーリーにも要注目。最初から「こう来たか……」のオンパレードで、さすがはヨコオさん。さすがはヨコオさん! ちなみに、僕はデカートとオクタが好きです(笑)。レッツジョイ!!

 ということで今回は、実際にプレイして感じた『DOD3』のアクション部分の魅力を解説してみたが、いかがだっただろうか。この“電撃DOD3”特集ページでは、これから発売に向けて、ますます企画記事を充実させていく予定。紅き瞳のファンの皆さん、どうぞお楽しみに!

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Character Design : Kimihiko Fujisaka.

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