2013年12月4日(水)
日本一ソフトウェアのゲームというと、『魔界戦記ディスガイア』などをプレイした人にとっては、「普通に進めると結構きついけど、レベルをモリモリ上げちゃえばザックリプレイで楽々クリア!」といった印象があるかもしれません。しかし『魔女と百騎兵』では、ギガカロリーを消費するという概念があるので、なかなかそうもいかないのが現実です。
▲ギガカロリーは腹の減り具合を示し、攻撃や移動によって消費してしまう。0になると攻撃力と防御力が激減する他、行動するたびに体力が減っていく。 |
このギガカロリーは減るのがかなり早く、なかなか管理が難しいです。ちなみにギガカロリーは、“特定のアイテムを使う”、“中継地点で敵を倒すともらえるグレードポイントを使う”、“敵を捕食する”の3つの方法で回復可能ですが、アイテムは高価で持てる数に限りがあるので、使いどころが難しいです。また、グレードポイントを利用するには中継地点まで戻らないといけないため、引き際の見極めが困難です。捕食は手軽な回復手段ではありますが、食べるたびに、アイテム保管庫の役割を果たすストックストマックにガーベッジと呼ばれるゴミがたまっていくので、やはり食べすぎには気をつける必要があります。
▲ストックストマックは、冒険の道中で手に入れた武器やアイテムを保管しておくためのもの。ガーベッジで埋まってしまうと、敵が有用な武器などを落としても拾えなくなってしまう。 |
このように、ギガカロリーの消費には常に注意が必要です。もちろん、道中には手強い敵も出現するので、体力もガンガン減っていきます。これらの要素によって、歯ごたえがあるプレイを楽しめるのです。
百騎兵は、刀剣・鈍槌・古塔・槍鎌・蝕台という5種類の武器を装備できます。それぞれの武器には、斬撃・打撃・魔撃の3属性があり、敵の弱点となっている属性の武器を使えば大ダメージを与えられます。逆に、その属性の耐性が高い敵には一切ダメージが通らないことも。ちなみに、それぞれの武器種の使い勝手は、以下の通りです。
【刀剣】 前方になぎ払い。振りが速く扱いやすい。
【鈍槌】 前方に振り下ろし攻撃を繰り出す。振りが遅いがダメージが大きく、相手をひるませやすい。
【古塔】 前方に突き。攻撃範囲が狭いので当てにくいが、ダメージが大きい。
【槍鎌】 自分を中心に360度に回転攻撃。ダメージは小さい。
【蝕台】 前方になぎ払い。ダメージは小さいが、なぎ払いと同時に魔法を繰り出せる。
百騎兵は、上記の武器を5つまで装備することが可能で、装備する順番によって繰り出すアクションが変化します。これは、戦術換装(タクティカルコンバージョン)と呼ばれるシステム。例えば、槍鎌の場合だったら、1段目に装備するとその場で回転して周囲を攻撃し、5段目に持ってくると回転に合わせて自らも周囲を動き回って広範囲を攻撃します。
装備の順番は自在に変えられるので、自分好みの組み合わせを選ぶのが本当に楽しいですよ。冒険そっちのけで、組み合わせ選びに1時間くらい掛けてしまうなんてことも、ザラにありました(笑)。
▲これは、魔撃によるダメージを重視した組み合わせの一例。最後に鈍槌で大ダメージを与えることもできるため、どんな場面でも立ち回りやすくなっている。また、特定の敵を倒すためだけに、1つの武器種と属性にしぼって特化するというのも、意外におもしろい。 |
このゲームは操作がシンプルなので、初心者でもすぐに楽しめます。でもプレイに慣れてきたら、ぜひ“ミスティカル・ダッジ”に挑戦してみてください。ミスティカル・ダッジは、敵の攻撃をギリギリで回避すると、自分以外の周囲の動きが一定時間だけスローモーションになる、上級者向けのアクション。これに成功した時の“無双感”は、キモチイイの一言につきます。
▲敵の攻撃をギリギリで回避するとミスティカル・ダッジが発動! 周囲の動きがスローになり、一定時間だけ一方的に攻撃できる。 |
ボス戦では、敵が大きな攻撃を繰り出す時に防御力が激減するという仕組みになっているので、タイミングよくミスティカル・ダッジを発動させれば、低レベルでのクリアも可能になります。
このように、意外にも(笑)骨太なアクションRPGに仕上がっている『魔女と百騎兵』。年末年始に魔女様の罵声を浴びながら、コタツでまったりプレイなんて、いかがでしょう。魔女様の魅力に気づいたら、やめ時を忘れてプレイしちゃうこと請け合いです。
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