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2013年12月21日(土)

Wii U『マリオカート8』をレビュー。反重力、グライダー、水中、複数のルート分岐など驚きのギミックがてんこ盛り

文:ゴロー

 千葉県・幕張メッセにて、本日12月21日と明日22日に開催される“ジャンプフェスタ2014”。この記事では、任天堂ブースでプレイしたWii U用ソフト『マリオカート8』のレビューをゴローがお届けします。

『マリオカート8』
『マリオカート8』 『マリオカート8』

 反重力を取り入れた立体的なコースが特徴の『マリオカート8』。試遊台では、そんな新しい体験もできる“サーキット”“リゾート”“オバケ屋敷”の3コース(各2周)をひと通り走れるようになっていました。コントローラは、Wii U GamePadとWii リモコンプラス(Wiiハンドル)が用意されていて、選べるキャラクターは12人。さらに、画面分割による2人対戦も可能とのことです。

■選択できるキャラクターと特徴
【マリオ】加速とトップスピードのバランスがとれていて、使いやすい。
【ルイージ】マリオと同じく安定感バツグン。どんな状況にも対応できる。
【ピーチ】お姫様らしく軽やかな走りで、レース序盤からトップを狙える。
【ヨッシー】スピードよりも加速重視。クラッシュした後に立ち直りやすい。
【クッパ】重量級のキング。苦手な加速はトップクラスのスピードでカバー。
【ドンキーコング】野性味あふれる走りで、ライバルたちを蹴散らしていく。
【キノピオ】当たりは弱いものの加速に優れた機敏な走りができる。
【ノコノコ】加速性能が高い軽量級。コーナーリングで力を発揮する。
【デイジー】おてんばなお姫様。加速を活かして立ち上がりで差をつける。
【ワリオ】スピードにのった時の体当たりは一級品。パワーで勝負。
【キノピコ】キノピオたちのアイドル。キノピオと同じく加速にすぐれた軽量級。
【ワルイージ】ワリオの相棒。長い手足でマシンを巧みに操る。

 私生活では安全運転を心がけていますが、レースゲームではワイルドなドライバーに変わるので、体当たりが得意そうなドンキーコングでエントリーしました。そもそも、妨害してナンボのゲームですし、CPUが相手でも容赦はしませんよ。

 最初のコース“サーキット”は、緩やかなカーブが多くて比較的走りやすいコース。久々の『マリオカート』シリーズでしたが、Wii U GamePadを車のハンドル代わりに、直観的な操作ですぐに馴染めました。レースゲームを初めてやるという人も、このコースで操作の感覚は大体つかめるかと思います。

 “リゾート”や“オバケ屋敷”からは障害物が増え、水中に入ったり、グライダーに乗ったりしてコース上のギミックが豊富に。上下・左右にルートが分岐するところも複数あったので、プレイヤー同士の対戦ではアイテムを使った熱い心理戦が楽しめそうです。ちなみに、グライダーで飛んでいる時は、Wii U GamePadを上下に傾けることで飛行距離が変わります。

 反重力の場所については、壁沿いを走っている時の画面は真横ですが、天井を走行中の画面は水平のままでした。たしかに、画面がいきなり反転したら操作に混乱しますよね。ただそういった場所では、走行中にタイヤが変形し、他の車が天井を走っているのを平地から見た場合は真逆になるなど、演出的な見せ方に工夫がされていておもしろかったです。

 3つのコースを完走して、総合結果は惜しくも2位。トップを走っていると毎度のように“アカこうら”の餌食になっていたので、1位を狙うならレース後半で追い抜くようにするといいかもしれません。また、今回体験できる3コースには隠しルートやショートカットもあるようなので、明日来場する人はいろいろと探してみてはいかがでしょうか。

(C) 2013 Nintendo

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