Wii U『ピクミン3』運ぶ、戦う、増える、食べられる……自然の厳しさに立ち向かえ！【電撃オンラインアワード2013】

文：MAC佐藤

　こんにちは！　主に任天堂ハード担当のライター、Mac佐藤です。電撃オンラインで開催中の“電撃オンラインアワード2013”ですが、編集部から「Wii Uでオススメのゲームはない？」とのリクエストがあったので、『ピクミン3』を紹介させていただきます。

　『ピクミン』シリーズは、不思議な生き物“ピクミン”の群れを率いて、物を運ばせたり、仕掛けを解いたり、敵と戦わせたりするAIアクション。『3』は、ゲームキューブで発売された前作から、約9年ぶりとなる新作です。主人公は、食糧不足に苦しむコッパイ星から食料資源を求めて旅立った調査隊のメンバー3人。彼らの目的は、惑星特産の果実を集めて、その種をコッパイ星に持ち帰ること。ただし果実は巨大で主人公たちには運べないため、ピクミンたちの力を借りて果実を運んでもらうことになります。

▲隊長のチャーリー、若いエンジニアのアルフ、紅一点の植物学者ブリトニーの3人。ブリトニーに好意を寄せるチャーリー、微妙に空気が読めないアルフ、食い意地が張っているブリトニーと、それぞれの性格もユニークです。イベントで繰り広げられる、彼らのやり取りや人間関係も見どころですね。

▲主人公の3人は、別行動を取ることも可能。慣れるまでは少し難しいですが、手分けして作業することで、効率よく探索を進められます。なお今作では、ピクミンだけでなく調査隊の仲間も投げられるようになりました。川の向こう岸に仲間を投げるなど、3人で協力することで進める場所も多いです。

▲果実を宇宙船に持ち帰ると、主人公たちの活動に必要な食料（ジュース）となります。果実によって何日分の食料になるかが決まっており、大きいものだと数日分の食料になることも。食料が尽きると探索を続行できなくなるので、なるべくたくさん集めておきたいところです。遊び心あふれるネーミングセンスや解説文にも注目。

■ピクミンたちと力を合わせて未知の惑星を探索！

　ピクミンは植物とも動物ともつかない姿をした生き物で、自分を引き抜いた者やその仲間をリーダーとして認識し、指示に従うという習性があります。ピクミンを隊列に加えると、リーダーの後を追いかけるように移動します。ピクミンを投げると、その先にある物に対して、運んだり、戦ったり、壊したりと、何をすればいいのか自分で判断して行動します。

▲ピクミンは最大100匹まで隊列に加えられます。100匹のピクミンたちが主人公たちの後をぞろぞろとついてくるのは、かなり壮観ですね。また、今作ではロックオンした対象に向かって全ピクミンを“突撃”させることも可能に。これも気持ちいいです。

▲物を運ぶ場合は、下に運ぶために必要なピクミンの数が表示され、上に現在運んでいる（運ぼうとしている）ピクミンの数が表示されます。必要な数が足りないと運ぶことすらできませんが、人数が多くなるほどより速く運ぶことができます。

▲さまざまな原生生物が、主人公たちの前に立ちふさがります。ピクミンを原生生物に向かって投げることで、ピクミンが自動的に戦ってくれます。なるべくピクミンがやられないよう、大勢で一気に倒すのが基本です。

▲オニヨンと呼ばれるピクミンの巣に、原生生物の死骸やピクミンの好物であるペレットを持ち帰れば、ピクミンを増やせます。いかに多く増やせるかが、探索を進めるカギとなります。

　ピクミンはさまざまな色の個体が存在し、それぞれ異なる能力を持っています。岩ピクミンと羽ピクミンは『3』で初登場となるピクミンです。それぞれの特徴を簡単に説明しましょう。

▲赤ピクミン：攻撃力が高く、火に耐性がある。		▲青ピクミン：水に入っても溺れず、水中で物を運べる。		▲黄ピクミン：投げると高く飛び、電気に耐性がある。

▲岩ピクミン：体が硬く、投げると頑丈な物を壊せる。		▲羽ピクミン：空中を移動したり物を運んだりできる。

　なお、ピクミンは最初から全種類がそろっているわけではなく、物語を進めていくことで徐々に新しい種類のピクミンを仲間にできます。新たなピクミンを仲間にすることで、これまでは行けない場所にあった物を運べるようになったり、仕掛けを解いて先へ進めるようになったりと、行動範囲が大きく広がります。探索する場所や出現する原生生物など、状況に応じてどのピクミンを連れていくのがいいのかを考えながら進めていくのが楽しいですね。ピクミンを連れていけるのは最大で100匹なので、種類が増えてくると、どのピクミンを何匹連れていけばいいのか、悩むことも多くなりますけど（笑）。

▲個人的に『ピクミン』シリーズで一番熱いと思っているのはボス戦です。次々と強力な攻撃を繰り出してくる巨大なボスを相手に、いかにピクミンの犠牲を最小限におさえて倒せるか。ボスの攻撃パターンを覚えて効率よくダメージを与える方法を、試行錯誤を重ねながら考えるのが楽しいですね。

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(C)2013 Nintendo

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データ

関連サイト

• “電撃オンラインアワード2013”（電撃オンライン）
• 『ピクミン3』公式サイト