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2014年2月7日(金)

『World of Tanks』の次期アップデート8.11をテストサーバーで先行体験! 搭乗員のスキル解説も【めざせ! 戦車道免許皆伝 第18回】

文:田中尚道

■テストサーバーの戦場はベテランの猛者ぞろい!?

 準備が整ったらさっそくプレイ! 普通にプレイしていると、取得まで気の遠くなるくらい時間の掛かる強力な戦車も、ここでは使い放題です。小官はここで、まだプレイしたことのないTier Xの日本戦車【STB-1】を選択。

『World of Tanks』
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▲自分で稼いだわけでもないので、経験値もクレジットも使いたい放題です。ヒャッハー! 普段は装備できない高級な拡張パーツもたっぷりとおごって積み込んじゃいます!▲「よーしパパ、全部金弾にしちゃうぞ!」とばかりに、徹甲弾を硬芯徹甲弾に変更してみました。

 さて、戦闘が始まって周囲を見渡してみれば、味方も敵もTier Xの車両ばかり。当たり前と言えば当たり前ですが。わが【STB-1】は、走行性能も優秀で実に軽快。さすが1969年に開発されただけあって、とても扱いやすい戦車です。砲のダメージも293-488と優秀。ところがどっこい、周りの戦車もすごく強いので、あっという間にやられます。相手の装甲を抜けないということはありませんが、ベースとなる耐久度も高いので、イマイチ自分が強くなったという感覚が味わえません。ならばと、今度はソビエトの重戦車【IS-4】を選択してみました。でもこれが、とても足が遅い。今度は1発も撃つことなくやられてしまいました。なんてこったい!

『World of Tanks』
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▲戦闘開始時の状況です。名前の後ろにRUやEUと記載されていて、どこから参加しているプレイヤーなのかがわかるようになっています。▲ソビエトのTier X重戦車【IS-4】ですが、砲弾の装填には13.01秒掛かります。装填棒を付けてこの数値! 自走砲かよ!!
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▲だてに、腕に自身のある猛者たちが集まるTier Xの戦場じゃありません。相手のプレイヤーは、的確に履帯を切ってきます。

 さて、ひと通り負けたところで、戦いを振り返って反省会。まず第1に、敵に見つかった瞬間に至るところから弾が飛んできます。さらに、次の瞬間には自走砲の弾も飛んできます。でもなぜか隣にいる仲間には飛んでこない。「もしかして、アジアから来た新参者と思われて集中して狙われてる?」などと考えましたが、そんなことはないですね。自意識過剰です。

 とりあえず、小官のような“なんちゃってTier X”と違って、皆さんの戦い方は実にこなれています。まず確実に履帯を切り、動けなくなったところを十字砲火。Tier Xの戦車なんて、どれも装填に10秒以上掛かるはずなのに、ひっきりなしに弾が飛んでくることを考えても、チームの連携が非常にうまくいっているのでしょう。そうでなければチートだよ!

■アップデート 8.11ならではの新要素!

【国家戦】
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【新マップ 暴風】
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 次回のアップデート 8.11で加わる新要素の中での注目は、同じ国の戦車のみでチームが編成される【国家戦】と、新マップ【暴風(Windstorm)】。さらに、既存マップに天候などの状況変化が反映されるようになります。確認したところ、【暴風】以外にも、【炎のルインベルク(Ruinberg on Fire)】および【冬のヒメルズドルフ(Winter Himmelsdorf)】というマップがありました。とりあえず、この2マップでは天候などの状況変化があるようです。

『World of Tanks』 『World of Tanks』 『World of Tanks』
▲暴風。▲炎のルインベルク。▲冬のヒメルズドルフ。
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▲新マップの【暴風】では、中央の街とその東を流れる川が曲者。攻防ポイントの1つになりそうです。▲西側から攻める場合、街全体が丘になっていて、足の遅い戦車は戦線にたどり着くのに一苦労。さらに川岸は崖になってます。小官、不覚にも落ちてしまい、水没してしまいました……。

 国家戦は、通常戦や強襲戦、遭遇戦などと同様に、ランダム戦の中のルールの1つです。プレイヤーが選んだ戦車が国家別にチーム編成され、ソビエトvsドイツ、アメリカvsフランスといった国同士のバトルが展開します。同一系統のデザインの戦車が並ぶ景観からは、戦争映画のような独特な迫力が感じられます。もちろん、1つの運用形態に沿って各車両が役割を与えられているため、通常のバトルとは違った展開が起こり得ます。国家ごとの特徴というものもあるので、プレイヤーの皆さんが国家戦に慣れるにつれて、これまでとは違った戦術も生まれてくるのではないでしょうか?

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▲ゲームのセッティングで“Confrontation”にチェックを入れれば準備完了。ランダム戦で国家戦が発生するようになります。▲国家戦の待機中。ソビエトvsフランスのバトルですが、Tier Xの戦車が並んでなかなか壮観です。
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 ちなみに、天候の変化がどのように戦局に作用するのかまでは、残念ながら確認できませんでした。視認範囲の減少や、冬季迷彩の機能向上などといった変化があるのかもしれません。こちらは、正式に実装されてから確かめたいところです。

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▲見慣れたヒメルズドルフが雪景色に変化した【冬のヒメルズドルフ】。
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▲わかりにくいかもしれませんが、粉雪が舞っています。視界を遮るほどの吹雪…・・・だったりはしません。

→搭乗員のスキルについて、その詳細と育成方法を解説!(3ページ目へ)

(C) Wargaming.net

データ

▼『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』
■メーカー:ウォーゲーミングジャパン
■対応機種:PC
■ジャンル:ACT
■配信日:2013年9月5日
■価格:無料(アイテム課金)

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