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2014年2月9日(日)

PS3版『龍が如く 維新!』体験版は2月13日に配信! プレミアムトークショーにて横山プロデューサーがユーザーの熱い質問に回答

文:kbj

 東京の銀座・ソニービルにて、本日2月9日に『龍が如く 維新!』プレミアムトークショーが開催された。

『龍が如く 維新!』
『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』
▲会場には、登場キャラのパネルが設置され、多くの人が撮影していた。

 本イベントは、セガが2月22日に発売するPS4/PS3『龍が如く 維新!』のクリエイター陣が登場する、プレコミュログインユーザーを対象にした招待制イベント。

 『龍が如く 維新!』の横山昌義プロデューサー、阪本寛之ディレクターが登場し、PS4版を使ったデモプレイに続いて、開発秘話、参加者との質疑応答が行われた。

『龍が如く 維新!』
▲横山プロデューサー(左)と、阪本ディレクター(右)。

 まずは多くの人でにぎわう市場の通りを紹介。街に暮らす人々や看板までしっかり描かれて、活気を感じられる。そこに、荷物を持った万屋(よろずや)が通りかかる。本作では、万屋からもアイテムを購入できる。なお、イベント時に話しかけた赤い籠を持った万屋はレアな素材を売っているということで、プレイ時には見逃さないように!

『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』
▲無数の人でにぎわう京での生活を楽しめる。レアな万屋は、阪本ディレクターが公開をためらっていたので、ぜひ声をかけておこう。

 続いて、バトルについて紹介された。本作では、刀のみで戦う“一刀の型”、リボルバー式の短銃を使って敵を翻ろうできる“短銃の型”、己の拳のみで敵を叩きのめす“格闘の型”、右手に刀を、左手に銃を持ち大暴れする“乱舞の型”が存在。4種類使えることによって、かなり爽快なアクションになっていると、2人は語った。短銃を使った新しいバトルへの挑戦というテーマも、開発としては入れているようだ。

『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』
『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』
▲型以外にも、置いてあるアイテムや武器を使っての攻撃も可能。置いてある大筒からは、大砲のような弾が発射されていた。

 シリーズでも初となるのが、PS Vita用アプリ『龍が如く 維新! 無料アプリ for PlayStation Vita』との連動。アプリでは、『龍が如く 維新!』本編の中から“バトルダンジョン”と“アナザーライフ”、シリーズでおなじみの“賭場ミニゲーム”が収録され、それぞれPS Vita向けにアレンジされたバージョンをプレイできる。今回、PS Vitaのアプリを開発したことで、スペックのよさを再確認できたという。インターフェイスやフォントは変更させているが、「とにかくよく動くハードです」と、2人は口々に感想を述べた。

 またアプリ内のセーブデータを、PS3/PS4版の本編にフィードバックすれば、資金稼ぎや素材集めに役立てられる。この機能がとにかく便利で、テストプレイをしていた阪本ディレクターは200時間近くプレイしたことを告白。「チェックを兼ねていたんですが、これだけ遊べたことからも、かなり自信があります」と笑いながら語っていた。

『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』
▲“バトルダンジョン”は、アイテムを集めるためのやり込み要素で、かなり長く楽しめるようだ。前半はそこまでではないが、後半はかなり歯ごたえがあるとのこと。
『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』
▲アプリで得た経験値やアイテム、お金などは、クロスセーブ経由で『龍が如く 維新!』に反映させられる。移動中や外出での空き時間にもたっぷりやりこめそうだ。

 ここから、ハードやソフトについてさまざまな質問が2人に寄せられたので、掲載していく。なお、以下は敬称略。

――PS4についてどう感じましたか?

横山:PS2を見た時にドキドキしたんです。PS4もすごくカッコよくて、PS2を見た時の気持ちを思い出しました。

阪本:正直、PS4で開発すると聞いて、不安もありました。ただ、開発していく中で、何度も盛り上がるシーンがあったんです。PS3ではここまでしかできなかったけど、PS4ならできるということで、開発者も「PS4をさわりたい、やりたい」と感じたんです。作りながらストレスのなさを感じました。

横山:これまでは制約があるからできなかったという言い訳が、できなくなってくると思いました。なので、おもしろいものを作れるかが勝負。僕らも進化できるチャンスですね。

――アプリを含めて3つのハードで展開することは、どうでしたか?

横山:大変だったけど、気が付いたらできていました。「こういうのをやりたい」と言うと阪本は「できます!」って安請け合いするので、今回もそれかと思ったんですが、PS Vitaの要素が1つも欠けることなくできたので、すごかったですね。

阪本:最初に「こういう風にやれば、なんとなる」と思い描けていたので。『龍が如く』チームはチームワークがすごいので、なんとかできましたね。日に日に仕様が1つずつこなされていきました。

――坂本龍馬について、開発内部ではどういう反応がありましたか?

阪本:もともとやりたかったので、すごくテンションが上がりました。

横山:以前に『龍が如く 見参!』というスピンオフで宮本武蔵を題材にした作品を作っているのですが、それがすごく楽しかったんです。その印象があったので、開発的にもやりたかった。ユーザーと開発がやりたいことがマッチングしたんだと思いますね。

――実在した坂本龍馬には決まった物語がありますが、『龍が如く』になることで別の要素は入ってくるのですか?

横山:相当、忠実ではないです(笑)。歴史的に大きくかかわったことは起こるようにしていますが、すぐに斎藤一という偽名で行動してしまうので。ただ、龍馬を知っている人ならばより楽しんでもらえると思います。

――これまでのシリーズキャラが多数登場しますが、その中でお気に入りは?

『龍が如く 維新!』
▲『3』では、島袋力也という名前で登場。声は藤原竜也さんが担当した。

阪本:過去のキャラには、バトルダンジョンの隊士として出てくるのもいます。『龍が如く3』に登場した力也はとにかく強いんです。スタッフもかなり使っているくらいなので、オススメです。このように本編以外でもニヤリとするのを楽しめるかと思います。

横山:僕は、岡田以蔵です。『龍が如く』に登場した錦山彰で、死んでいるのでその後のシリーズには出せなかった。今回はそういうキャラも出すチャンスでした。個人的にオススメです。

――本編以外のやり込みはどれくらいあるのですか? オススメを教えてください。

阪本:個人的にはおもしろい話がたくさんあるサブストーリーをあげます。わかりやすくなっていますし、お店で仲よくなると起こるというように、いろいろないろいろなところで発生するのも新鮮です。

横山:サブストーリー以外だとアナザーライフです。本編では戦ってばかりなんですが、ほのぼのとした要素が多数ある。「家って大事なんだな」と確認しました(笑)。メインはハードボイルドだけど、サイドははっちゃけている。『龍が如く』はそうだと思います。

阪本:アナザーライフは、シミュレーションゲームで終わりがありません。畑で野菜を作り、料理して、それを街で売ることもできます。さらにペットも飼えて、それが素材を持ってくることも。お金や素材以外にも、“徳”をかなり入手できるんです。

横山:この“徳”を使うと、アイテム欄を拡張したりダッシュの加速が長くなったりとにかく便利。最終的には経験値を得られる食べ物まで手に入るので、行き詰ったら「徳を使えばなんとかなる!」くらいです。活用してもらうと遊びやすくなります。

阪本:他には、遥との信頼があがるとイベントが発生します!

 質疑応答が終わると、横山プロデューサーの口から2月13日にPS3版体験版が配信されることが発表された。同日には『龍が如く 維新! 無料アプリ for PlayStation Vita』もPlayStation Storeで配信されるので、あわせて入手してみては?

『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』
▲2月22日の発売に先駆けて配信される体験版。開発した2人も自信を持ってリリースするという、新しい『龍が如く』。興味がある人は、まずは気軽に体験版をプレイしてみよう。
『龍が如く 維新!』
▲最後は、登壇者を囲んで記念撮影。雪で足元が悪いにもかかわらず、欠席した人はほぼいなかったという。

(C)SEGA

データ

▼『龍が如く 維新!』ダウンロード版
■メーカー:セガ
■対応機種:PS4
■ジャンル:A・AVG
■配信日:2014年2月22日
■価格:8,190円(税抜)
※2014年2月22日~6月30日の期間は、PS3版を持っていると1,000円(税込)で購入可能。
▼『龍が如く 維新!』ダウンロード版
■メーカー:セガ
■対応機種:PS3
■ジャンル:A・AVG
■配信日:2014年2月22日
■価格:8,190円(税抜)
▼『龍が如く 維新! 無料アプリ for PlayStation Vita』
■メーカー:セガ
■対応機種:PS Vita(ダウンロード専用)
■ジャンル:ETC
■配信日:2014年2月13日
■価格:無料

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