2014年2月21日(金)

PS4発売目前クリエイターアンケート! 特集記事ラストとなる第5回は、スクウェア・エニックスとSCEのクリエイター10名の回答を公開!!

文:電撃オンライン

PS4発売目前クリエイターアンケート

 いよいよ明日2月22日に発売されるPS4。国内発売を目前に控え、ゲームの制作に携わるクリエイターの皆様に、PS4に関するアンケートにお答えいただく電撃オンラインの特集企画“PS4発売目前クリエイターアンケート”

 このアンケートでは、クリエイターの方々が個人的に注目しているPS4ならではの部分や、クリエイターとしてPS4で挑戦してみたいこと、気になってるPS4タイトルなどについて質問しています。

 特集の締めとなる本記事では、スクウェア・エニックスとソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)より、10名のクリエイターの方々からお寄せいただいたアンケートの回答を公開します。なお、回答は各回ごとにメーカー名50音順で掲載しており、各回答の番号は以下の共通設問に対応しています。

■クリエイターアンケート設問内容

【1】性能や機能といったPS4本体に関する感想、個人的に注目しているPS4ならではの部分についてお答えください。

【2】既存のハードとPS4とで、もっとも大きく異なる部分と、それによってユーザーが得られるメリットはなんだと思いますか?

【3】PS4で開発を行うことによって得られる、メーカーとしてのメリットはなんだと思いますか?

【4】設問1でお答えいただいた、“個人的に注目しているPS4ならではの部分”を利用して、挑戦してみたいことなどがありましたらお答えください。

【5】PS4で発売が予定されているゲームの中で、気になるタイトルを最大3つまであげてください。また、お答えいただいたタイトルについて、抱いている印象や注目しているポイントなどを教えてください。

【EX】現在、ご自身が手がけているタイトルについて、読者の皆さんに向けてのメッセージをお願いします。


PS4発売目前クリエイターアンケート

スクウェア・エニックス
ゲームクリエイター
伊藤裕之氏

【1】セカンドスクリーンに注目。

【2】部屋の雰囲気を損ねない本体デザイン。「ゲーヲタやん」と思われなくて済みそう(結果バレるけど)。

【3】まずユーザーがメリットを得られたかが重要で、そのことがメーカー側のメリットでもあるはず。

【4】対戦相手などに知られたくない情報やメソッドをセカンドスクリーンであるPS Vita側が担えば、ファーストスクリーンとなる大画面をスタジアム化することができる。スタジアム化というのは第三者である観客がいるということ。サッカーに例えるなら監督やコーチはPS VitaでありPS4はPS Vitaから指令を受け取った選手達とピッチ、そして第三者はそれを観戦するサポーター達となる。実際の競技場ではなく劇場等で開催できるコンパクトさもあるし、これはもうプロスポーツとして成立するのではないだろうか。

【EX】スマホ用ゲーム『デッドマンズ・クルス』(2月14日配信)。前作『ガーディアン・クルス』同様に勝ち抜きバトルというちょっと変わったバトルシステムを採用しています、機会があれば遊んでみてください、面白いよ。

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『デッドマンズ・クルス』

PS4発売目前クリエイターアンケート

スクウェア・エニックス
ゲームプロデューサー/ディレクター
河津秋敏氏

【1】DirectXに対応してくれた所ですね、作る側としては。

【2】PS3が特殊過ぎたので、PS4はユーザーにとっても利用しやすいゲーム機になるかと思います。

【3】機種間の差を意識せずに作れるようになるのは、いいことだと思います。ハードではなくユーザーを見て作れますから。

【4】DirectXでないと出来ないことがあるわけではないんですが、作りやすくなるのは間違いないので。リメイクしたりとかも、やりやすくなりますよね。でも、何か具体的に計画しているかというと現段階では何も言えることはありません。

【5】
・『METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN』(KONAMI)
・『ファイナルファンタジーXV』(スクウェア・エニックス)

『METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN』:小島さんの作品なので、当然注目ですね。そこまでやるか! みたいな所に注目しています。
『ファイナルファンタジーXV』:新しいゲームデザインのFFに期待しています。

【EX】今年はサガシリーズが25年を迎えます。色んなことをやって盛り上げて行きたいと思っています。現在展開中の『エンペラーズ サガ』や、ゲームアーカイブス上の過去タイトルも楽しんでいただけたらと思います。また、新しいことにもチャレンジしたいと思いますので、ご期待ください。

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『エンペラーズ サガ』

PS4発売目前クリエイターアンケート

スクウェア・エニックス
プロデューサー
北瀬佳範氏

【1】本体性能はもとより、今回は周辺サービスも含めて注目しています。PS Vitaのリモートプレイのような連携や、クラウドサービスなど、PS4をホームサーバーのような位置づけで、プレーヤーの居場所を縛らない遊びの提供に期待です。

【2】上記のサービスに加えてシェアボタンでのゲームプレイ動画の共有など、今まで以上に“繋がり”の部分が強化された事がメリットと感じます。

【3】スマフォも含め、いろいろなゲームデバイスの登場によりプレイ環境が分散したため、メーカーとしてはどこをターゲットにしてコンテンツ製作を集中させるか難しい面がありました。PS4がクラウドを強化し、家庭の中でホームサーバー的な位置づけを持てば、デバイスが異なっても、その向こうにあるコンテンツは1つという世界が戻るかもしれません。そうすればメーカーとしてはメリットが出てくるでしょう。

【4】今現実の家庭を見ても、例えばゴールデンタイムに皆が同じ番組を見て、次の日学校や職場で話題にするという事が少なくなってきました。リビングの大型TVのチャンネル争いで喧嘩をするという光景はめっきりなくなり、各々がスマフォやタブレット、携帯ゲーム機のデバイスを持ち、それぞれのディスプレイにはYouTubeやニコ動、ゲームやHuluなど、別々のコンテンツが写し出されているのが現実です。そんなパーソナルディスプレイ時代において、PS4のクラウド機能を活用して、再び1つのコンテンツに皆が熱狂する作品を世に送り出したいですね。

【5】
・『KILLZONE SHADOW FALL』(SCE)
・『METAL GEAR SOLID V GROUND ZEROES』(KONAMI)
・『ウォッチドッグス』(ユービーアイソフト)

『KILLZONE SHADOW FALL』:やはりSCEさん制作なので、PS4のフラッグシップ的な役割になると思うので。PS4の性能100%発揮!?
『METAL GEAR SOLID V GROUND ZEROES』:やはり世界に打って出る日本の代表作として期待します。オープンワールドのメタルギアがどのように進化するのか期待!
『ウォッチドッグス』:シリーズ物では無い新規タイトルの期待作。PS4の表現力で世界観がどのように表現されているか興味あります。

【EX】『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』『ファイナルファンタジーX/X-2 HDリマスター』の2タイトル、絶賛発売中です! 『LRFFXIII』に関しては、スクエニメンバーズサイトでボスバトルランキングイベントなども随時開催していますので、まだ遊んでいない方も是非手にとって参加してみてください!

PS4発売目前クリエイターアンケート PS4発売目前クリエイターアンケート PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』 ▲『ファイナルファンタジーX HDリマスター』 ▲『ファイナルファンタジーX-2 HDリマスター』

PS4発売目前クリエイターアンケート

スクウェア・エニックス
プロデューサー
柴貴正氏

【1】新規ハードらしいハイスペックとタッチパッド搭載のDUALSHOCK 4。何よりも注目したいのは、現在の市場において「ゲーム機としてどう立ち振る舞うのか」。ゲームユーザーに向けてどうしていくのかを期待したいですね。

【2】PS4はよりゲーム機に特化した仕様になっているようですし、現在までのプロモーションもゲームユーザーに向けたものになっているように思われます。つまりゲームユーザーにとって、前ハードよりも格段に楽しい体験ができるメリットがあると思います。

【3】色々なことができて楽しい。

【4】現状のゲームユーザーがより楽しめるものを創り出す。

【EX】『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』『ドラッグ オン ドラグーン3』をよろしく―――! あとは、アーケードで絶賛稼働中の『LoV3』、春稼働予定の『パズドラ バトルトーナメント』もよろしくです!

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▲『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』 ▲『ドラッグ オン ドラグーン3』
PS4発売目前クリエイターアンケート PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『ロード オブ ヴァーミリオン III』 ▲『パズドラ バトルトーナメント -ラズール王国とマドロミドラゴン-』

PS4発売目前クリエイターアンケート

スクウェア・エニックス
ゲームプロデューサー
時田貴司氏

【1】驚異的なグラフィック能力はもちろんですが、リモートプレイやPlayStation Plusでのフリープレイ、ディスカウントなど、新しいプレイスタイルとそれを生かした新たなゲームの可能性に期待しています。

【2】設問1とほぼ同じになりますが、HDグラフィックやリアルなサウンド体験はもとより、自由なプレイスタイル、特にRPGなど長時間プレイするものも、リモートプレイで多様なプレイサイクルを利用できると思います。

【3】重厚なパッケージタイトルからカジュアルなダウンロードタイトル、長く楽しむMMOからフリープレイなど、触れ幅のあるゲームが提供できる場となったことですね。

【4】リアルでクローズドな限定空間、たとえば宇宙の移民船などを舞台に多くのプレイヤーと環境を共存しつつ長く楽しんでいくスタイルのゲームを作って、みなさんと一緒に楽しみながら開発運営してみたいですね。

【5】
・『PsychoBreak(サイコブレイク)』(ベセスダ・ソフトワークス)
・『ストライダー飛竜』(カプコン)
・『ファイナルファンタジーXV』(スクウェア・エニックス)

 『PsychoBreak』は、日本初の新規タイトルでぜひグローバルにインパクトを与えてほしいですね! 『ストライダー飛竜』は、往年の個性的なタイトルがPS4でどう生まれ変わるか楽しみです。『ファイナルファンタジーXV』は、自社タイトルですが、やはりフラッグシップの最新作なので発破をかける意味も込めて(笑)。

【EX】『ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-』が3DとなってiOS/Androidで好評配信中です! 大人になった懐かしいキャラクターたちとの新たな冒険を、60時間近いヴォリュームでお楽しみいただけます。未体験の方は是非! 今年はゲーム制作を始めて30年、初めてディレクションした『LIVE A LIVE』から20周年で、おまけに年男という、なにやら目出度い年です。年内に、さらに2タイトルリリース目指して頑張っています! 続報をお待ちください!!

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▲『ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-』

●『ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-』

 iOS/Android用RPG『ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-』は、『ファイナルファンタジーIV』の十数年後の世界を舞台とした正統続編。セシルとローザの息子、セオドアを主人公とした“セオドア編”から始まり、再び集まったかつての仲間たちとともに、新たに現れた敵と“もうひとつの月”の謎へと迫る物語が展開する。
 ゲームシステムは『FFIV』を踏襲しつつ、月齢システムやバンド技など『FFIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-』固有のシステムを追加。さらに、スマートフォンに向けた操作の最適化やスピード感あふれるAUTOバトル、アチーブメント(実績)機能なども搭載され、より遊びやすさが増している。


PS4発売目前クリエイターアンケート

スクウェア・エニックス
ディレクター
鳥山求氏

【1】ヴィジュアル、サウンド、ネットワークなど、家庭用のデジタルエンタテイメントプラットホームとして、リビングもしくはパーソナルスペースの中心となり、情報発信のコアとなることを期待しています。

【2】ネットワークを介したゲームの共有で、個人的なプレイが中心だった家庭用ゲームの体験を他人と共有しやすくなること。

【3】PS4がワールドワイドで多くのユーザーに支持されることで、『FF』のような大作ソフトも制作しやすくなるでしょう。SHAREボタンでの共有により、より多くのユーザーの皆さんに『FF』の体験を届けることができるかもしれません。

【4】新しい『FF』の世界の中で、自分のキャラクターが、他の人のスマホ等で観る映像配信サイトでヒーローになって応援されるような、そんな舞台となる世界を作るゲーム制作。

【5】
・『METAL GEAR SOLID V GROUND ZEROES』(KONAMI)
・『The Order: 1886』(SCE)
・『KILLZONE SHADOW FALL』(SCE)

 まずは、ヴィジュアルおよびサウンド面での、PS4ならではのゲーム体験に期待しています。

【EX】PS4向けの新作は、まだずいぶん先になってしまうと思います。昨年発売された『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』では、アウトワールドというネットワーク機能を使って、他のユーザーさんとのゲーム体験の共有ができるようになっています。PS3最後のソフトとして、PS4の発売前に是非体験してみてください。

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』

PS4発売目前クリエイターアンケート

スクウェア・エニックス
ディレクター/プロデューサー
吉田直樹氏

【1】「高性能」と一口で言ってしまうことは簡単ですが、僕たち開発者にとっては「開発しやすい」というのが、なによりも大きいです。ハードは進化して高性能になっていくのですが、当然ながら求められるクオリティの水準も上がるため、 テクスチャ解像度や使うポリゴン数、演算処理負荷なども増えてしまいます。そこで結局はハード性能やメモリサイズの配分で毎回、四苦八苦することになるのですが、PS4はとにかく開発しやすいので、その点が本当に注目ですし、嬉しい点ですね。

【2】ゲーム体験の違い、受けられるエンターテイメントジャンルの拡大が最大のメリットかと思います。例えばPS Vitaを用いた、非常に高品質なリモートプレイは、PS4ならではの体験だと思いますし、TVから離れてこのクオリティを移動させられるのは、インパクトの強いメリットだと思います。シェアもそうですし、無料コンテンツも、映像作品も、音楽も、広がるエンターテイメントの幅も、メリットだと思います。

【3】先ほども言いましたが「作りやすい!」これに尽きます(笑)。

【4】まだもう少し先になると思いますが、“クラウド”というキーワードを、現在イメージされている使い方とは、ちょっと異なる使い方でゲームを作ってみたい気持ちはあります。ですが、今はこのハードで「いかに『FFXIV』を進化させ続けるか」に挑んでいますので、やはり当分先になりそうです(笑)。

【5】
・『ウォッチドッグス』(ユービーアイソフト)
・『deep down』(カプコン)
・『The Order: 1886』(SCE)

 いずれも野心的だったり、自分の趣味に合いそうなタイトルですので、どういう受け入れられ方をするのか、そして自分がプレイした時にどう感じるのか、今から楽しみなタイトルになっています。どれも楽しみなので甲乙つけがたいです!

【EX】PS4本体発売を心待ちにしている日本のゲーマーの皆さん、もうすぐ圧倒的なゲーム体験へのゲートが開きます。そのゲートが開く2月22日より『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』もまた、皆さんにこれまでより数段上のゲーム体験をお届けすべく、βテスト実施に向けてまい進中です。βテストはPS4本体をお持ちでしたら、どなたでもご参加いただけますので、ローンチタイトルの合間に、ぜひご体験ください!!

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』

PS4発売目前クリエイターアンケート

SCE
ソニー・コンピュータエンタテインメント JAPANスタジオ
ローカライズプロデューサー
石立大介氏

【1】コンパクトでクール、かつパワフルなこと。そして開発がしやすい、と開発チームからは聞いています。海外の開発会社が熱狂的に支持しているので、これまで以上にすごいゲームが出てくるはず。特にSCEのファーストパーティで、まだPS4での作品を発表していない有力スタジオが残っていますよね。彼らからどんなタイトルが出てくるのか今はまだお伝えできないんですが、開発初期の段階でも驚かされるようなものがあるんですよ。本当に楽しみです!

【2】プレイ動画や画面写真が簡単にシェアできるようになることで、ゲームの情報は圧倒的に見つけやすくなると思います。買おうか迷っているゲームをチェックしたり、ゲームの趣味が近いフレンドを見つけたりしやすくなるんじゃないでしょうか? PS4を使って1回実況をやってみたんですが、PS4本体とPlayStation Cameraや本体付属ヘッドセットだけで高画質の実況が行えたのは本当に驚きでした。これまでグレーだったものが公式でOKになりましたし、「ゲームの楽しさ」が「プレイする楽しさ」だけではなくて、「それを見たり、それについて話したりする楽しさ」まで広がるんじゃないかとワクワクしてます!

 あとは、PS Vitaも持っている方ならリモートプレイ対応が基本になったというのも相当大きいんじゃないかと思います。寝っころがりながらPS4ゲームをプレイするという贅沢……。

【3】ひとつ前の答えとかぶりますが、最低限の機材で実況できるというのは、特に規模の大きくないメーカーにとっては使い甲斐があるかと。メーカー側が公式実況などで情報を出せば、これまでは宣伝費の関係で情報を多くの人に知ってもらいづらかったソフトであっても、ユーザーの方々に情報を伝えやすくなるんじゃないかと思います。一時流行した「続きはwebで」のように、「続きは公式実況で」という雑誌記事やTVCMが出てきたりして。

 ローカライズ担当としては、これまではPCやモバイルで活躍されていたデベロッパーさんがPS4用にソフトを開発してくれるのが楽しみです。我々はファーストパーティなので、基本的には自社のタイトルだけしかローカライズしないのですが、うまくローカライズすれば日本のユーザーの方々にも喜んでもらえそうなゲームもありますしね。『Octodad: Dadliest Catch』とか。

 それから、開発しやすくなることで生まれた開発側の余力をローカライズに振り分けられるかも、という期待もあります。たとえば、古いコードを流用しているとかメモリ不足とかで字幕と音声の両方を入れられてなかったゲームが、両方入れられるようになるかもしれません。もっとも、日本市場で全然売れなければそういう事にもならないと思いますので、良いゲームをもっとちゃんとユーザーの方々へ伝えていきたいですね。

【4】自分で挑戦というよりは、開発会社が行う挑戦をできるかぎりサポートしてユーザーの方々へお届けしたいと思います。

【5】
・『Octodad: Dadliest Catch』(Young Horses)
・『Outlast』(Red Barrels)
・『METAL GEAR SOLID V GROUND ZEROES』(KONAMI)

『Octodad: Dadliest Catch』:キャラを動かすだけで笑いが生まれる稀有なゲーム。TGSで触らせてもらいましたが、操作性の悪さが楽しかった! 日本でブームを起こしてほしいです。
『Outlast』:「恐怖」に特化したゲーム。主人公はひたすら逃げるだけ。見ちゃいけないのに見ちゃいたくなる感じ。あと局部露出をどう修正してくるのかも気になります。海外ゲームをローカライズしていると日本版のための修正をしなきゃいけないことが多いので。
『METAL GEAR SOLID V GROUND ZEROES』:素晴らしく美しい。ゲーム内容やビジネス面など色々なことが気になります。
 あとはユービーアイソフトさんの『THE DIVISION』も。E3で見た、あの素晴らしい映像がどこまで実現されているのか!!

【EX】2月22日、PS4と同時発売の『KILLZONE SHADOW FALL』では、大変おトクな日本版早期購入特典をご用意しております。なかでも日本版独自の施策として、『GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動』の斎藤俊介さん、『SIREN』シリーズの高橋美貴さんが手がけられたスキンや、池田秀一さん・大塚芳忠さん・甲斐田裕子さん・杉田智和さん・立木文彦さん・田中敦子さん・堀内賢雄さん・若本規夫さん(五十音順)のマルチプレイ用音声は定評ある『KILLZONE』マルチプレイの楽しみを倍増させてくれます。数に限りがありますので、「ぜひ手に入れたい」という方は店頭で早期購入特典の有無をご確認の上でご予約をお忘れなく!

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▲『KILLZONE SHADOW FALL』

 また2月14日には『The Last of Us』の追加エピソード「Left Behind -残されたもの-」が配信されます。多くのユーザーから熱烈な讃辞を頂戴した本編のストーリーに負けない、胸に迫るストーリーが展開します。感染者とハンターを交えた三つ巴の戦いなど、新機能や既存機能の調整も行われております。色んな要素がギュッと詰まった濃密な追加エピソードを、ぜひ体験してください!

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▲『The Last of Us』追加エピソード「Left Behind -残されたもの-」

PS4発売目前クリエイターアンケート

SCE
ソニー・コンピュータエンタテインメント JAPANスタジオ
プロデューサー
ドゥセ・ニコラ氏

【1】PS4は、Sonyの絶対的なクオリティーが提供されているだけでなく、私達に驚きをもたらしてくれる素晴らしいシステムだと思います。例えば、新しいコントローラーは、改善されただけでなく、従来のインタラクションを楽しく魅力溢れるものにする新しい機能(タッチパッド、スピーカー、モーションセンサーなど内蔵)を実装しています。一番注目する機能は「シェア」機能だと思います。これは、新しいスタイルのゲームの楽しみ方で、つながったこの世界に適合するように作られました。個人的にゲームは好きですが、夜にゲームをする時間がいつもあるわけではありません。『Life with PlayStation』では、場所を問わず常にゲームがしたくてたまらない気持を満たすことができます。この機能でゲームへの情熱を簡単に共有することができると感じています。画期的な次世代機能だと思います。

【2】PS4では、大手デベロッパが提供する多種多様なコンテンツ、より改善され壮大な体験だけでなく、互角の楽しさを味わえる無数の中小デベロッパからのゲームが提供されます。今回初めて、全てが1つに集結されていると感じるでしょう。コンソールは、それを視野に入れ形成されました。発売初日から 『KILLZONE SHADOW FALL』、『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』だけでなく、『RESOGUN』という素晴らしいインディーズタイトルも体験することができます。

【3】1つのメリットは、何度も言われていることですがPS4向けに開発することが簡単なことです。 ビッグタイトルであれインディーズであれ、ゲームを作ることは複雑で難しいです。しかし、確かにPS4向けの開発はよりさくさく進みます。そして開発方法が一段広がったことによって、作業がもっと楽で面白くなりました。コントローラー、またはスマートデバイスやPS Vitaの取り入れを考えれば、選択肢が沢山ありゲームを目新しく、そして楽しいものにすることができ、それがチームのモチベーションになりました。

【4】挑戦したいことですか? 「シェア」機能に戻りますが、自らの想像力やスキルや、ゲーム世界、ゲームの外の世界への興味を共有するための、楽しく、そしてクリエーティブなツールを提供することで、この機能をどこまで発展させることができるのかということに注目しています。この先数カ月、数年経って、この機能がどこまで進化していくのか非常に楽しみです。

【5】
・『METAL GEAR SOLID V GROUND ZEROES』(KONAMI)
・『ウォッチドッグス』(ユービーアイソフト)
・『The Order: 1886』(SCE)

 『METAL GEAR SOLID V』は、PS1からやり続けているシリーズもので、特に好きなストーリーは、歴史上の興味深い時代設定(冷戦)で描かれ、人間の二面性が浮き彫りとなっている『ビッグ・ボス』にまつわる話です。複雑に絡み合い、プレイした後に考えさせられるストーリーです。加えて、非常によく仕上がっていて、新しい技術とプレイヤーの心をうまく活用する小島プロダクションの戦略が気に入っています。このゲームに驚かされ、そして感動させられると思います。

 『ウォッチドッグス』は、ユービーアイソフトがイノベーティブなゲームプレイと魅力ある世界や美しい仕上がりを提供することができるということは旧世代機を通じて証明されているので、楽しみにしているゲームです。 『ウォッチドッグス』が『アサシン クリード』のように内容の濃いタイトルであることを期待しています。

 3番目の『The Order: 1886』は、Ready at Dawn(SCE WWSスタジオ)というデベロッパーが開発しているので楽しみしています。Ready at Dawnは、PSPで素晴らしい成果を上げ、自ら新しいIPを作り上げるまでに成長しました。その成長を見て感動しました。才能に溢れ努力を惜しまないチームなので、彼らが制作するゲームを楽しみにしています!

【EX】『プレイルーム』は、すべてのPS4のシステムにプリインストールされているので、もしDUALSHOCK 4コントローラー、PlayStation Camera、スマートデバイスを組み合わせて何か面白いアイデアを見てみたいといった、あまりゲーム機に興味のない人達にこの新しいPS4を見せてみた時、きっと彼らの反応に驚かされると思います。制作中は本当に楽しむことができ頑張りました。日本で開発されましたが、様々な文化が交わったことによって素晴らしいものが出来上がりました。おかげで日本への想いは日々膨らんでいます! 『プレイルーム』は、このような楽しさやポジティブな感覚が満載ですので是非遊んでみてください!

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『プレイルーム』

PS4発売目前クリエイターアンケート

SCE
ソニー・コンピュータエンタテインメント JAPANスタジオ
シニアプロデューサー
渡辺祐介氏

【1】シェア機能は、これまでのゲームプレイを一新する可能性を秘めています。この機能によって、ゲームはプレイヤーだけのものではなく、視聴者も加わる新しいエンターテインメントに進化すると思います。

【2】高い処理性能により進化したグラフィックによる没入間あふれるゲームを、スマートフォン感覚で手間をかけずすぐに体験できるのは嬉しいですね。

【3】スクラッチ&ビルドを簡単に繰り返し行えるので、限られた開発期間でもクリエーターの思い描く理想を実現することが可能になるかと思います。

【4】シェア動画の視聴者がなんらかしらの形でゲームに参加できて、そしてその結果に応じて展開が変化すると楽しいかなと。フェイスブックの「いいね!」ボタンを押すかのように気軽に参加できるといいですね。

【5】
・『deep down』(カプコン)
・『KILLZONE SHADOW FALL』(SCE)
・『inFAMOUS: Second Son』(SCE)

 どの作品もPS4専用タイトルということで、PS4のパフォーマンスを肌で感じることができるかと思います。PS4の高い処理能力を駆使した新しい表現がプレイフィールにどう作用するか楽しみです!

【EX】『KNACK』は操作方法がシンプルですので、ゲーム初心者の方もプレイしやすいですし、難易度を調整できるのでアクションゲーム好きの方にも、骨太なプレイ体験をしていただくことが可能です。そして、PS4が生み出した変幻自在のニューヒーロー“ナック”のダイナミックなアクションを堪能していただきたいです。

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『KNACK』

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